栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

相撲協会はなぜ白鵬に弱腰なのか。

2016-03-29 08:28:20 | 視点
 大相撲春場所、結びの一番での白鵬の勝ち方にブーイングが起こった。横綱同士の取り組みにもかかわからず、まるで格下力士の相撲のように左へ跳んで日馬富士を交わして勝ったからだ。

 横綱相撲という言葉があるが、最上位に位置する横綱は堂々と受けて立つぐらいでなければいけない。心技体が備わって初めて横綱と言われるが、そのような横綱がいなくなって久しい。

 大相撲を国技、外国人力士は、と言うつもりはない。最近はモンゴル勢に押されているが、以前はハワイ勢が多かったし、いまは国籍もバラエティーに富んできたが、モンゴル勢で2代続いた横綱のマナーが悪い。

 白鵬は最初のうちは朝青龍とは対照的にマナーがよかったが、この頃はまるで朝青龍を見習うかのように土俵上のマナーが悪い。横綱らしからぬ態度、勝てばいいんだろ、というような態度が目に付く。

 今場所に限らず目立つのは相手が土俵を割った後のダメ押しだ。なかでもひどかったのは嘉風との対戦。寄り切った後に嘉風の足を取り土俵下へ投げつけた。そのあおりを食い井筒審判長が左足を怪我し、救急車で運ばれることに。

 問題はそうした態度を悪びれる風がないことだ。それに対し、本来なら厳しく注意すべき協会が厳重注意をするどころか、どこか弱腰に見えるのはなぜなのか。特に八角理事長の態度は注意するどころか、かばっている風にも見える。
 勝ちさえすればいいわけではない。結果オーライではないだろう。勝ち方が問われる。心技体の「心」の部分をないがしろにしていると相撲人気も廃れるに違いない。
八角親方が新理事長に選ばれたが、目先のことより先を考えた改革を推し進めていく必要があるだろう。そのためには横綱であろうと厳しく注意していかなければならないが、果たして八角理事長にその覚悟があるかどうか。



花粉症の季節に


日本は飽食社会なのか貧困化なのか

2016-03-15 20:52:01 | 視点
 「飽食なのか貧困なのか」と問えば何と答えるだろうか。
質問が抽象的すぎると言うだろうか。
それでは冒頭に「世界は」と付ければどうか。
貧困が多数を占める、と答えるか、それとも先進国は飽食、と答えるだろうか。

 では、日本はどうか。
飽食社会なのか、それとも貧困なのか。
貧困と答える人は恐らくいないだろう。
かと言って飽食社会とも言い難い、というところか。

食品援助量の2倍を廃棄している国

 では、以下の事象について少し考えて欲しい。
まず直近の出来事から。2月3日は節分の日だが、節分の日と聞いて何を思い出すだろうか。
「豆まき」というのが一般的だろうが、最近では「恵方巻」と答える人も多いかもしれない。
 節分に太巻きずしを食べる風習は大阪以外にはなかったはずで、私の故郷は兵庫県との県境で岡山経済圏というよりはむしろ関西経済圏の方に近いが、子供の頃にそんな風習はなかったし、いわんや大阪からはるかに離れた九州ではもちろんなかった。
それがいつの間にかというか、最近どこでも「恵方巻」を見かけるようになった。

 仕掛けたのは小売業、特にセブンイレブンが1998年に「恵方巻」という名称で全国販売し、あっという間に全国に広まった。
いまではコンビニでもスーパーでもどこでも恵方巻を売っている。
まるで正月に雑煮を食べるように、節分に恵方巻が食べるのが日本の古くからの風習のように思わされている。
コンビニ商法、小売り商法に乗せられているだけなのに。

           (中 略)

1日5人が貧困化で死亡

 こうした事実だけを見れば、日本は飽食社会と映るが、本当にそうか。
では次の事実を見て、どう考えるだろうか。
1985年8月、東京足立区で23歳と20歳の姉妹が餓死。
1987年1月、札幌市の市営住宅で女性(39歳)が栄養失調で衰弱死した。
後には3人の子供に宛てた次のような「遺書」が残されていた。

 母さんは負けました
     ・
     ・
 お前たち空腹だろう 許しておくれ 母さんを・・・・


            (以下 略)



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Windows10にアップグレードしていいPC、ダメなPC

2016-03-08 11:19:35 | 視点
 Windows10への無償アップグレード期限は今年7月28日まで。
いままで様子見をしてきた人もそろそろアップグレードを考えている頃ではないだろうか。
だが、ちょっと待て。いま使っているPCは本当にアップグレードした方がいいのか、それともいまのまま使い続けた方がいいのか。
そこをよく考えずに無料だからと飛び付いてアップグレードすると失敗する。

 では、アップグレードできるPCはどれで、リスクがあるのはどのPCなのか--。
実は私自身、Windows10(Win10)へのアップグレードに一度失敗し、Windows8.1に戻したことを「栗野的視点(No.518)」(2015年8月30日配信)で紹介したので、ご記憶の方もいるだろう。
 その後、再度Win10へのアップグレードにチャレンジし、いまは2台のPCがWin10、1台がWin7という構成になっている。
なぜ1台だけWin7のままなのか。
一つにはマイクロソフトからアップグレードの準備ができたという通知が来ないからだが、もう一つの理由はPCが古いからだ。
 OSはWin7だが、買った時はVistaだった。ただWin7への無料アップグレード付きだったため、購入後すぐWin7にアップグレードした。

 三つ目の問題はマザーボード内蔵電池が消耗し、現在時刻が表示されなくなった。
PCの内蔵時計が狂うと様々な不都合が起きる。
私の場合は毎回起動時に2008年6月の日付(恐らく出荷時の日付)になるので、それを手動修正しなければならない。これが手間だ。
 それを怠るとまずセキュリティソフトが正常に機能しなくなり、その他のソフトにも不都合が起きる。
具体的には最新バージョンへのアップを促され、毎回各種ソフトのバージョンアップを行わなければならない。
カレンダーは2008年が表示されるし、メールの送受信日付も2008年になるから、受信メールは雲隠れしたも同然になる。

 まあ、そんなこんな不都合があるからこのPCを特にWin10へアップしようとは積極的には思ってないのだが、古いPCをWin10にアップグレードした場合どうなるのかを確かめてみたいという気もある。PCがスクラップになるのを覚悟の人柱実験だ。

 しかし、私の代わりに人柱になった人がいたので、その例を紹介したいが、それは後述するとして、その前にWin10へのアップグレードする時期について。

10へのアップグレードはいま

           (中 略)

アップグレードに成功する条件

           (中 略)

元に戻すために1万5000円

           (中 略)

アップグレードに失敗しない方法

           (以下 略)





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