*くみさんの映画レビュー*

観た映画の簡単なあらすじと
私が思ったこと

マザーウォーター

2011-11-03 15:26:27 | 「ま」行の映画
どこにでもあるような小さな街の小さなバー。カウンター席だけのどこにでもあるバーだが、違うのは、メニューにウイスキーしかないこと。店主のセツコは、オーダーが入るたびにグラスに大きな氷を入れ、マドラーで丁寧にかき混ぜてから水を注ぐ。家具職人のヤマノハは、セツコが言う「適当にやっているだけ」が、本当は適当でないことを知り、毎日のように店に来ては、その日に考えたことを話すのだった。(gooより)

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「かもめ食堂」「めがね」と観て、「プール」はまだ観ていないんだけど、この「マザーウォーター」をレンタルしました。見事に何の事件も起こらず(;´∀`)少ないセリフで、ノンビリと展開してます。でも、その何事もない日常を送れることが一番幸せなことなんだよなー、と感じました。

何かを食べたり飲んだりするシーンがとても多いけど、作るところから食べ物を大切に扱っている様子が見られてイイです。箸を持つにしても、コップをテーブルに置くにしても、その動作が丁寧で、観ていて気持ちいいです。ちょっとしたことだけど、大切なことなんじゃないかと。セツコさんのサンドイッチ、美味しそうだったなー。

豆腐屋さんの店先で豆腐を食べる、っていうの、観ているうちに"有りかな"なーんて思ってしまいます(笑)外で食べるって、きっとすごく気持ちいいことなんだろうな。

小林聡美演じるセツコさんのバー、キョンキョン演じるタカコさんのカフェ、市川実日子演じるハツミさんの豆腐屋。それぞれ建物に古さを感じて、壁の色とか置かれているテーブルとか椅子の雰囲気がいいなーと思うのに、もたいまさこ演じるマコトさんの部屋がそれらに比べて妙にモダンで、何とも面白かったです。

我が家の近所にも、歩いて寄れてボーッとできるようなカフェがあったらいいのにな(←昔からの強い憧れ)

京都が舞台だそうだけど、どこだか全然分からず。でも、好きだと思える街並みが続いていて、色々な面から作品を楽しむことができました。


プロモーションサイト(by VAP)

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2010年日本/松本佳奈監督/105分
鑑賞日:2011.11.3(木) DVD

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