*くみさんの映画レビュー*

観た映画の簡単なあらすじと
私が思ったこと

英国王のスピーチ / The King's Speech

2013-05-13 22:33:04 | 「あ」行の映画
吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世と
その治療にあたった植民地出身の平民である言語療法士の友情を
史実を基に描いた作品(ウィキペディアより)

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やっと観られた。
流れる音楽が優しいなー、というのが最初の感想。
たまに出てくるイギリスの風景も興味深かった。

ジョージ6世って第二次世界大戦の頃の王だから
チャーチルとかは習うけど、なかなか世界史の授業には登場しないかもなぁ。
私もあんまり記憶にない...

お兄ちゃんのエピソードはすごく面白いと思った。

観終えて思ったのは、信頼できる友の存在は大きいということ。
ラストの戦争スピーチのシーンは観ていてハラハラしてしまったけど、
スピーチを終えたジョージ6世の表情がそれまでとは違って見えた。

大きく盛り上がることはないけど、良い映画、と思える1本。

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2010年イギリス/トム・フーパー監督/118分
鑑賞日:2013年5月11日(土) DVD

アンストッパブル / Unstoppable

2013-05-06 23:03:16 | 「あ」行の映画
2001年5月にオハイオ州で発生した貨物列車暴走事故をもとに制作された作品だそう。

久しぶりの洋画。
ハラハラドキドキ、最後まで楽しめました。
映画館で観たら迫力あっただろうなー。

列車のスピードを感じるシーンに、ドキドキします。
暴走列車をどう止めるのかな、止められるのかな、と思いつつ、
事故の様子を登場人物たちと一緒に見守るような気持ちに。

列車が走り抜ける場所がすごくいい景色で、
観ながらどこなんだろう、と気になりました。
実際の事故はオハイオ州っていうことだけど、映画で使われたのは?
情報収集してないからなぁ。。

主人公の男たちの活躍だけでなく、
彼らの家族についてのエピソードも興味深く観ることができました。

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2010年アメリカ/トニー・スコット監督/99分
鑑賞日:2013年5月5日 DVD

アフタースクール

2013-05-06 22:49:35 | 「あ」行の映画
母校で働く中学教師・神野は、夏休み中も部活動のために出勤していた。
そんな彼のもとに、同級生だったという探偵が訪ねてくる。
探偵は島崎と名乗るが、神野はほとんど覚えていない。
探偵は、やはり同級生の木村を捜していた。

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最近、大泉洋の出演作を観たい観たいと思っていて。
たまたま手に取った1本に、前から好きな堺雅人も出演しているのを知って、
映画の内容は全く気にせずに、
気になる俳優さんが同時に観られるから♪
っていうだけの理由で借りた作品。

どんな内容かな~...って観ているうちに、
「!!」
って混乱するシーンが出てきて、それからは最後まで一気。
思った以上に面白くて楽しめた作品でした。
今まで見たことなかった佐々木蔵之介の演技が観られたのもラッキーだったな。

この監督の作品、他のも観てみよう。

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2007年日本/内田けんじ監督/102分
鑑賞日:2013年4月28日(日) DVD

エクスペンダブルズ / The Expendables

2010-10-24 15:27:07 | 「あ」行の映画
傭兵軍団“エクスペンダブルズ”を率いるリーダーのバーニーは、ナイフの達人リーや、マーシャルアーツの天才ヤン、大型銃器のスペシャリストシーザーらと数々の危険な任務を遂行してきた。ある日、バーニーは謎の依頼人チャーチに、教会に呼び出される。依頼内容は、南米の島国ヴィレーナで圧政を敷いている独裁者の殺害だった…。(goo映画より)

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出演する俳優さんたちがずいぶん豪華だったので、気になっていた作品。シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ローク、ドルフ・ラングレンなどなど。全員が傭兵軍団として活躍するわけではないので、もっと出番があるかと思ったーって感じる俳優さんもいるけど、その顔ぶれを楽しむのもいいかも、と思います。

ストーリーは特に変わった感じではないけど、最強の傭兵軍団の様子が派手な映像と共に見られます。ずいぶん賑やかな映画だな~と思ってしまいました。。バイクや車のエンジン音はすごい重低音だし、使っている武器はものすごい威力だし。痛いシーンも結構あるな、と感じます。

特に何が、っていうことではなく、豪華なキャスト陣と派手なアクションシーンを観に行くか~、くらいの感じで観たらいいかな。

それにしても映画館、久しぶりだった...

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2010年アメリカ/シルヴェスター・スタローン監督/103分
鑑賞日:2010.10.24(土) 映画館レイトショー

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アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン / I COME WITH THE RAIN

2010-08-25 07:19:11 | 「あ」行の映画
ある男が失踪した。手がかりは、名前と年齢、数枚の写真だけ。彼の名はシタオ。他人の痛みを身代わりとなって引き受けるという不思議な力を持つ。彼の父の依頼により、元刑事の探偵クラインは、シタオ捜索の旅に出る。シタオの足跡を辿り、LAからフィリピン、そして香港へと辿り着くクライン。そこで刑事時代の仲間メン・ジーと共に突き止めたのは、シタオがリリという女性と一緒にいるということ。そして、リリを溺愛し、追い求め続ける香港マフィアのボス、ス・ドンボもまた、シタオを探しているということだった…。香港マフィアと警察の抗争、壮絶な逃走劇に巻き込まれながら捜索を続けるクラインは、遂にシタオとの対面を果たす。だが、その時彼の目に映ったシタオの姿とは…。(goo映画より)

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映画の予告を見た感じでは、観てみたいな、と思わせてくれた作品だったけど、実際に観てみたら何だか難しくてよく分からなかったのが正直なところ。セリフも少ないし、痛々しいシーンが多かったし、ちょっと合わなかったかな。

ジョシュ・ハートネット、木村拓哉、イ・ビョンホンら出演。3人がどんなふうに関わって物事が解決していくのかなーと思いながら観ていたけど、最後までスッキリせず。。やっぱり難しかったなぁ...

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2009年フランス/トラン・アン・ユン監督/114分
鑑賞日:2010.8.24(火)DVD

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アバター / AVATAR

2010-01-24 12:46:14 | 「あ」行の映画
元海兵隊員のジェイクは、遥か彼方の衛星パンドラで実行される“アバター・プログラム”への参加を要請された。パンドラの住人と人間の遺伝子から造られた肉体に意識を送り込むことで、息をのむほどに美しいその星に入り込むことができるのだ。そこで様ざまな発見と思いがけない愛を経験した彼は、やがて一つの文明を救うための戦いに身を投じていく。(goo映画より.画像も)

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3D字幕版で鑑賞。初めての3D。新鮮なんだけど、目が疲れちゃって...通常版でいいかな^-^;

映像が面白くて、なかなか物語に没頭できなかったけど、展開はありがちな感じなので162分の上映時間を意識せずについていくことができました。衛星パンドラの景色が不思議な雰囲気で綺麗で見ごたえがあります。キャラクターの容姿も珍しいし。

きっと、環境破壊とか自然への畏怖の念とか、そういうことをメッセージにしているんだろうなーと思ったけど、もうちょっと何かインパクトが欲しかったなぁ、と生意気な事を感じてしまいました。

オフィシャルサイト

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2009年/ジェームズ・キャメロン監督/162分
鑑賞日:2010.1.23(土) 映画館

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愛を読むひと / THE READER

2009-07-28 23:30:39 | 「あ」行の映画
1958年のドイツ。15歳のマイケルは21歳年上のハンナとの初めての情事にのめり込む。ハンナの部屋に足繁く通い、請われるままに始めた本の朗読によって、2人の時間はいっそう濃密なものになるが、ある日、ハンナは忽然と姿を消す。1966年、大学で法律を学ぶマイケルは傍聴した法廷の被告席にハンナを見つける。裁判に通ううちに彼女が必死に隠し通してきた秘密にようやく気づき、衝撃を受けるのだった。(goo映画より.画像も)

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観てからもうだいぶ経つけど、どんな風にレビューを書こうかまだ悩み中...ハンナの気持ち、マイケルの気持ち、当時の状況などなど、ゆっくり考えてみたい事が盛り沢山の作品でした。

マイケルが再びハンナの朗読者となるシーンがまず浮かんできます。そのシーン、観ていて心が反応してしまったなぁ...って今でも思います。

原作の『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク著)はずーっと前に読んだけど、映画を観てまた読んでみようと思いました。

まさかと思ったラストの展開。やっぱり原作をまた読まなくちゃ。

ケイト・ウィンスレットは「タイタニック」の若々しいイメージとはまた違って、心に残る雰囲気が出ている気がしました。

・・・やっぱり上手く書けない~^^;

公式サイト

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2008年アメリカ・ドイツ/スティーヴン・ダルドリー監督/124分
鑑賞日:2009.7.15(水) 映画館

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ウォルター少年と、夏の休日 / SECONDHAND LIONS

2008-08-28 15:22:58 | 「あ」行の映画
父親のいない14歳のウォルターは、母の都合で夏休みの間だけ、テキサスにいる2人の大叔父に預けられる。無愛想で面倒見の悪いハブとガースに、ウォルターは戸惑う。それは突然やってきた姪に子供を押し付けられた、年老いた2人も同じだった。そんなある日、ウォルターは古いトランクの奥底に美しい女性の写真を発見、ガースを質問攻めにする。やがてガースは、ハブとのアフリカでの冒険や、砂漠の王女の思い出を語り出す。(goo映画より.画像も)

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たまたまついていたテレビで始まった映画。前にオススメしてもらったけど観ていなかったなーと思って観始めたら結局最後まで観てしまいました。すごくいい映画(^^)観て良かったです。

私は同年代の人と話すよりも、ずーっと年上の方と話す方が気持ちが楽になるような気がして結構平気で色々な事を話してしまうんだけど、この作品を観ながら、やっぱり長い時間を生きてきた人って重みが違うよな~と感じました。存在そのものが無敵な感じ。憧れます...

映像そのものもとても楽しめました。ハブとガースが住んでいる家は古いけど、優しい雰囲気があるような気がするし、犬たちも可愛い。キリンやライオンも登場して、観ていてワクワクしてきます。ガースが話す昔話に、ウォルターと一緒になって夢中になってしまいました。

「本物の男とは」にすごく感動。素敵なセリフだなぁと思います。こんな風に導いてくれる人が身近にいたら、みーんないい男になっちゃう(笑)

ラストもあっと驚くシーンが待っていました。何となく観始めた作品だったけど、気持ちがあったかくなった1本でした。また観たいな。

ウォルター少年と、夏の休日

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2003年アメリカ/ティム・マッキャンリーズ監督/110分
鑑賞日:2008.8.28(木) BS2

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オリバー・ツイスト / Oliver Twist

2008-08-20 14:33:36 | 「あ」行の映画
19世紀の英国。救貧院に連れて来られた、オリバー・ツイストは、粗末な食事に腹をすかせた孤児を代表してお粥のおかわりを要求し、追放処分になる。一旦は葬儀屋に奉公するが、不当な仕打ちに耐え切れず逃げ出してしまう。行く当てもない天涯孤独な身の上では、目の前に延びる街道を遥かロンドンまで、目指すしかなかった。7日間歩き通して、大都会に辿り着いたオリバーは、スリの少年に拾われ、食事と寝床にありつけるからとフェイギンという男に引き合わされる。(goo映画より.画像も)

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観ていて、あまり気持ちのいい作品ではないなぁと思いました。19世紀のイギリスがどんな様子だったか詳しい事はよく分からないけど、思ったより酷い部分があったんだなーと感じます。子どもがゲームのようにスリをしていたり、貧しい者に対してずいぶん厳しかったり。画面が全体的に暗いし、色合いも地味めでした。

孤児のオリバーが様々な人と出会いながら生きていく様子を描きます。前半は、意地悪な人が多くてイヤになっちゃいました。フェイギンたちと出会ってからも、何とも言えない展開が続きます。オリバーはすごくいい子だと思うんだけどな。オリバーが幸せになれたらいいなぁって心から願ってしまいました。。

オリバーの純粋な心が意外なラストシーンへとつながったと思います。お世話になった人に対して感謝の気持ちを忘れない、っていうことなんだけど、まさか!と思います。9歳の子があそこまでできるかなぁ...

原作は有名な作品だとか。何回も映画化・舞台化されているそうだけど、このポランスキー版は結構削られている場面も多いそうなので、ちょっと原作が気になってしまいました。

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2005年イギリス・チェコ・フランス・イタリア/ロマン・ポランスキー監督/130分
鑑賞日:2008.8.20(水) DVD

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あるスキャンダルの覚え書き / NOTES ON A SCANDAL

2008-07-18 12:32:37 | 「あ」行の映画
ロンドン郊外の中学で歴史を教えるバーバラは、厳格で辛辣な性格から教え子だけでなく同僚からも疎まれ、孤立していた。そんなある日、若く美しい美術教師シーバが赴任してくる。「彼女こそ、私が待ち望んだ女性」と直感したバーバラは、彼女をこっそりと観察しては毎夜日記に“報告”していた。計画的にシーバに近付き、親しくなっていくバーバラ。だがそんなある日、シーバと15歳の教え子のセックス現場を目撃し…(goo映画より.画像も)

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邦題に何となく惹かれてしまって借りてきた1本。映画を観ながら、何だかこれって聞いたことあるような話だなぁ...って思っていたら、実際に起こった事件がベースになっているとか。そう言えばそんなニュースあったな。。

ジュディ・ディンチ演じるバーバラが怖くて、ゾクッとします。こういう人と関わったらちょっと大変だ...(^^;ふとした時に見せる表情にいろいろな感情が表れているような気がして、演技スゴイ!と思わせます。孤独であることだけがバーバラをあんな風にしてしまったのかなぁ...

ケイト・ブランシェットは綺麗な女優さんだとつくづく感じました。何だかはかなげが雰囲気が漂っているような。家庭があるのに15歳の教え子と関係を持つなんて、ちょっと考えられないんだけど。。事実を知った旦那さんが、彼女に向けて放つ言葉にズシリときました。

これも全く情報収集せずに観たので、こんな展開になるとはねー、ってビックリ。後半の展開が強烈で、ちょっとしたことでそれまでの生活がどんどん崩れていくような印象を強く持ちました。

公式サイト

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2006年イギリス/リチャード・エアー監督/92分
鑑賞日:2008.7.17(木) DVD

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ウエスト・サイド物語 / WEST SIDE STORY

2008-07-11 23:38:30 | 「あ」行の映画
ニューヨークのダウンタウン、ウエスト・サイド。移民の多いこの町では、かねてから対立関係にあるベルナルド率いるプエルトリコ移民のシャーク団と、リフ率いるジェット団の2つのグループが、ことある毎に衝突を繰り返してきた。ある日、ベルナルドの妹マリアは、兄たちシャーク団に初めてのダンス・パーティへ連れて行かれる。そこへジェット団のメンバーも現われ、2つのグループは競うように踊り始めた。そんな中、マリアはジェット団の元リーダー、トニーに出会い、互いに心を奪われる。だが、それは許されない恋の始まりだった…(Yahoo!映画より)

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最近シエナ・ウィンド・オーケストラのCDでこの映画の音楽に触れる機会があったので、知っている曲が流れる度に少々感動しながら楽しみました。ミュージカル映画は、突然歌い踊りだす展開にちょっとまだ慣れないけど、名作と言われるこの映画。やっと観た~...

「ロミオとジュリエット」に似てる話だと思ったら、それがベースになっていたんだ!知らなかったなぁ(^^;

映画が始まって早々に、ジェット団のメンバーが踊りながら喧嘩したりバスケを始めたりするのにはビックリ。ミュージカル映画って、やっぱり妙だ(笑)でも、綺麗に決まっている動きに釘付けでした。ダンスシーンはどれも皆ステキ。キレ良く揃った動きが気持ちいいです。

マリアの声がとても印象に残ります。俳優さんたちもスマート!でも、年をとったらやっぱりお腹が出ちゃったりするんだろうか...なんて不謹慎な考えが頭をよぎってしまったケド。

ただのミュージカル映画ではなくて、社会問題も絡められています。特に、移民問題についてセリフのあちこちにそれを感じることができました。映画が作られた当時は、どんな様子だったんだろう。今はどうなのかな。そんなに憎み合わなくても...って思うのは、日本に住んでいるから言えることなのかも。

もういがみ合うこともなくなるかな、と思わせるラスト。でも、そこにたどり着くまでに失った物はあまりに大きい...

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1961年アメリカ/ロバート・ワイズ監督/152分
鑑賞日:2008.7.10(木) DVD

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エム・バタフライ / M Butterfly

2008-06-28 00:59:48 | 「あ」行の映画
フランスの外交官ルネ・ガリマールとその中国人の愛人ソン・リンリンの数奇な恋を、プッチーニのオペラ『蝶々夫人』になぞらえて描いた異色のラブ・ストーリー。(goo映画より)

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何か映画を観たいなーと思って、GyaOで見つけた1本。タイトル聞いたことあるな、と思っただけで、あらすじも全然知らずに観ました。映画の後半から強く引き込まれてしまって、衝撃を受けたラストシーン!こんな展開になるなんて...(泣)

あらすじを知らないで観た方が楽しめると思いました。主演はジェレミー・アイアンズとジョン・ローン。ジョン・ローンの演技が素晴らしい!ちょっと目を疑ってしまいます。「ラストエンペラー」とはずいぶん雰囲気違うぞ...

映画が始まってすぐ、北京が舞台だと知って急に観る気アップ(笑)夜のシーンがとても暗くて、でも、実際はこんなものだったのかもしれないなーと感じました。文化大革命が背景にあるので、歴史的背景を知っているといいかも。。

途中、「あ、こういう事なのかぁ...」って気づかされる場面があったり、リンリンがなかなか深い言葉を発したりするので、いろいろ考えさせられます。

後半、舞台はパリへ。いつか真実が分かってしまうんだろうと思っていたけど、観ていて切なくて、悲しくて、何とも言えない気持ちになります。西洋の男性と東洋の女性の愛をめぐるお話。「蝶々夫人」がベースになって描かれているので、いろいろな見方ができる映画だなーと思いました。

意外な展開が待っていて、面白い作品かも。でも、余りに切ない...あー、愛って何だろなぁ。

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1993年アメリカ/デイヴィッド・クローネンバーグ監督/101分
鑑賞日:2008.6.27(金) GyaO

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明日の記憶

2008-02-25 20:44:28 | 「あ」行の映画
広告会社の営業マンとして働く雅行は、時に家庭を返り見ないほど仕事に没頭してきた。大きなプロジェクトと娘の結婚を控え、忙しい日々を送っていたが、 50歳を前にしたある日、原因不明の体調不良に襲われる。ミーティングを忘れたり、部下の顔が思い出せず、心配になった雅行は病院を訪れ、医師から「若年性アルツハイマー」の診断を受ける。そんな雅行を、妻の枝実子は献身的に支え、一緒に病と闘うことを決心する。(goo映画より.画像も)

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アルツハイマー病をテーマにした作品。何本か観たけど、これは何だか途中から泣けて泣けて仕方なかったなぁ...何でかな。

印象に残るシーンがとても沢山あって、実際の時間よりも長く感じました。濃いな~と思って。雅行が病気を宣告されたシーン、診察した若い医師の説得の言葉、雅行を支える枝実子の姿、新しい命の誕生、などなど。挙げだしたらキリがないデス。役者さんたちのちょっとした表情や、後姿などに沢山の感情がこめられているような気がして、見ごたえありました。

自分の家族がアルツハイマー病になったとしたら、枝実子のようにそばにいて支えてあげることができるだろうか、と思いながら観てました。実際、こういう経験をしている人も多いんだろうなぁ。。でも、私にだって全く無関係の事ではないし。観ながらいろいろな事を考えてしまいました。

雅行を取り巻く人々、ちょっとクセがあるのかな?っていう人も、だんだんいい面が見えてきたり、実はいい人なんじゃん!って思えるシーンがあったりするのが良かったです。病気以外に辛い思いをするような事があるんじゃ、キツすぎるもの。。

病気に限らず、何があっても前を向いて生きていかなきゃならないんだ、と思います。もっと強くなりたいな。

明日の記憶 公式サイト

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2005年日本/堤幸彦監督/122分
鑑賞日:2008.2.25(月) DVD

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嵐が丘 / WUTHERING HEIGHTS

2007-12-29 23:41:36 | 「あ」行の映画
「嵐が丘」と呼ばれる古い館があり、そこに養子として引き取られた孤児ヒースクリフ。彼はジプシーの血を引く野生児だった。館の娘キャシーと知り合い次第に2人は恋に落ちてゆく。愛は身分の差を越えるはずだったが、年を重ねていくうちにキャシーは金や名誉といった欲にむしばまれてしまい、ついに地元の名家リントンの息子エドガーと結婚してしまう。(DVDパッケージより)

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エミリー・ブロンテの原作を読んだことがあるので、ヒースクリフの名前に覚えはあったけど、内容はなんとな~くしか思い出せなかったので、映画で観られて良かったと思いました。何回か映画化されているようなので、いろいろ観たらまた違った面白さがあるかもしれないな。

運命のいたずらと言うか何と言うか。映画の後半は観ていてちょっと辛い感じ。キャシーとヒースクリフが結婚してればこんな展開にはならなかったのにー。ちょっとしたことで運命って変わってしまうんだ...何だか怖い。。

二人の関係をずーっと見てきた家政婦さんの語りで展開していきます。モノクロの映画なので、衣装がどんな色をしているのか、俳優さんの髪や目の色はどんななのか、想像しながら観るしかないけど、いろいろ興味を持って観てしまいました。ドレスとか、素敵だろうなぁ。

原作は結構厚かったと思うけど、また読んでみようかな、と思います。ストーリーを忘れないうちに...

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1939年アメリカ/ウィリアム・ワイラー監督/105分
鑑賞日:2007.12.29(土) DVD

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エリザベスタウン / ELIZABETHTOWN

2007-11-25 12:39:19 | 「あ」行の映画
突然の解雇、恋人との破局、そして、父の死
僕はあの時、生きる力をなくしていた
(パンフより.画像はYahoo!映画より)

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2年前に1度観ている作品。職場で借りられたので、また観てみました。結局、同じところでじーんとしてしまうんだよなぁ...

ドリューが父の葬儀のためにエリザベスタウンを訪れる時、彼が運転する車の窓から見える風景に動きがあって、すごくいいな~と思います。街でとても愛されていたドリューの父ミッチ。ドリューに向けて手を振る人の何て多いこと!温かい街の様子がそれだけで伝わってくる気がしました。

飛行機の中でドリューが出会ったスチュワーデスのクレア。その後二人が夜通し電話で話しをするシーンは何回観てもお気に入りです。出会ったばかりの人とはいっぱい話したくなるよな~...ってすごく共感してしまいました。結局、一緒に日の出を見るために45分の距離を運転して再び顔を合わせる二人。いい展開だ(笑)

ミッチの葬儀のシーンはやっぱり感動。。

そして、この映画で大好きなラスト30分。クレアが作った旅の地図とBGMを車に乗せて、ドリューが旅に出るシーン。流れる景色と音楽とクレアの絶妙な旅のガイド。その間、助手席に乗せた父の遺灰と語るドリューの表情がくるくる変わって、観ている側はなんだかほんわかした気分になりました。

何があっても、人間、前進しなければ!頑張るぞ☆

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2005年アメリカ/キャメロン・クロウ監督/123分
鑑賞日:2007.11.24(土) DVD

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