*くみさんの映画レビュー*

観た映画の簡単なあらすじと
私が思ったこと

レジェンド・オブ・ゾロ / THE LEGEND OF ZORRO

2006-11-30 13:12:16 | 「ら」行の映画
家族のために引退を決意したゾロの前に、アメリカの自由と平和を脅かす謎の秘密結社が現われる。

***

前作の「マスク・オブ・ゾロ」も大興奮して楽しんでしまったけど、この作品も面白かった~♪ゾロ、素敵

アントニオ・バンデラス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズら出演。ゾロの少しキザっぽい感じがバンデラスにホント良く合ってると思いました。今回は息子のホアキンも大活躍。この子がまた可愛くて…「血」を強く感じてしまいます。

何か悪い事をたくらんでる人が出てくるんだけど、何をたくらんでるのかハッキリするまでが結構かかるな~って思いました。分かった時には"そんな事考えてたんだーっ!"ってスッキリ。

その間、ゾロがやきもち焼いたり息子のホアキンがウロチョロしたり(笑)、いろいろ楽しめます。みんなのヒーローなのに、奥さんに強いこと言われてイライラしたり、大酒飲んでひっくり返ったり、強くてカッコいい姿とのギャップがまた面白いと思います。キャサリンもアクション頑張ってたなー。強い女性は観ていて気持ちいいので大好き。

ラストの蒸気機関車でのアクションがやっぱり一番かな、と思います。ハプニングが盛りだくさんで飽きません。

神父様が意外に強くてビックリしちゃいました。あとゾロの馬(名前何だっけ…)もなかなかやるなぁって感じ。流れる音楽はカッコいいし、最後までドキドキして楽しめました。

***

2005年アメリカ/マーティン・キャンベル監督/130分
鑑賞日:2006.11.29(水) DVD

SPIRIT / 霍元甲

2006-11-25 16:44:11 | 数字・英語で始まる映画
優れた武術家を父に持つ少年フォ・ユァンジアは、やがて天津一の格闘家へと成長する。高まる名声とともに傲慢さも増したフォはある日、大ケガをした弟子の仇をとろうとして、怒りのあまり相手を殺めてしまう。しかし、その報復がフォの家族に及んだとき、フォは絶望の果てに天津を離れ、放浪の旅へと出るのだった。

***

ジェット・リー主演。私は武術に関わったことがないけど、映画の中に込められたメッセージは感じることができたように思いました。台詞の一つ一つが深くて、いろいろ考えさせられます。

アクションシーンはハラハラドキドキの連続で、隣の部屋にいた母が「勇ましいのを観てるねぇ」って口を出してきたほど(笑)激しい映画もたまには観たいのデス。ジェット・リーの映画は久しぶりだけど、相変わらず動きが早くてビシッと決まっていてカッコいい~♪

フォ・ユァンジアは実在の人物だとか。彼を見ていて、人間て変われるんだなーと思いました。農村で過ごした何年かがすごく貴重な時間だったと思います。自然の中でゆったり過ごしている人たち、見ているだけで私の気持ちも変わりそうな感じ。子どもたちもあどけなくて可愛いし。映画の後半の雰囲気が好きかなぁ、やっぱり。

家族や友達を大事にして、自分自身に負けず、毎日努力することが大事。ホント、そうだなーと思いました。

映画「SPIRIT」→http://wwws.warnerbros.co.jp/spirit/

***

2006年香港・アメリカ/ロニー・ユー監督/103分
鑑賞日:2006.11.25(土) DVD

クラッシュ / crash

2006-11-19 10:11:47 | 「か」行の映画
ロサンゼルス、24時。ハイウェイで起こった一件の自動車事故が、思いもよらない「衝突」の連鎖を引き起こし、さまざまな人々の運命を狂わせていく(オフィシャルサイトより)

+++

アカデミー賞を獲ったっていうことしか知らずに観た作品。やっぱり情報収集は少なめがいいかも。登場人物が多そうなので、分かるかな~って心配だったけど、全然大丈夫でした。

アメリカって言えば、様々な人々がひしめき合って生活しているイメージ。人種や階層の違う多くの人たちが対立したり理解し合ったりしながら社会が動いているっていう感じ。この映画を観ていて、たった2時間弱の間だったけど、その状況を強く目の前に見せられた気がしました。実際、映画の中で表現されているような事ってあると思うし、もっとひどい事もあるかもしれない。私なんかが想像する以上に厳しい社会じゃないのかな、と思いました。

ちょっとしたきっかけでその人の運命が大きく変わっていくっていうのは、映画でもよく取り上げられるテーマだと思うけど、この作品はずいぶん後に残ります。観終わって1日経ってもまだ映画の事をいろいろ考えてしまうほど。様々なシーンが頭の中に浮かんできて、また観たいと思わせられます。

全体的に、初めはとげとげしい雰囲気だったものが、ラストに向かって穏やかに変化していく印象を受けました。ハラハラするシーンや、切ないラストもあるけど、いくつかのエピソードが上手に絡んでいて、上手いなーと思いました。

せっかく借りたDVDだからって、ちょっと時間的に無理して観た感じだったけど、無理してでも観て良かったと思います。

「クラッシュ」サイト→http://www.crash-movie.jp/

+++

2005年アメリカ/ポール・ハギス監督/112分
鑑賞日:2006.11.18(土) DVD

ウィンターソング / PERHAPS LOVE 如果・愛

2006-11-15 14:48:44 | 「あ」行の映画
かつて愛を育んだ男女。
香港の人気俳優と中国のトップ女優になった2人は10年ぶりに再会し、ミュージカル映画で共演する。
それは、失われた愛が、再び甦るかのようなラブストーリーだった。(パンフより)

+++

毎年恒例の"誕生日記念映画"(笑)。今年はこの作品にしました。「サッド・ムービー」と迷ったんだけど。映画館久しぶり。映画を観るのも久しぶり。

ミュージカル映画の要素もあるようで、ストーリー的にも「ムーラン・ルージュ」と似ているような感じがしました。物語の中で撮影されている映画のストーリーと、それを演じている俳優さんたちの実生活がかぶるので、なんだかどこかで見たような…っていう気持ちになります。

中国語は聞いていて気持ちのいい言葉なので、歌になってもなんともいい感じ。たまーに分かる中国語があったりすると嬉しかったりして。韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」のチ・ジニが天使役で出ていたけど、中国語の台詞を喋って歌って踊ってるのにビックリ。なかなかいいかも♪

10年前の恋愛を引きずって気持ちの整理ができない男と、「過去は忘れるためにある」って言い切る女。その女の現在の恋人が絡み合います。3人が3人とも、モヤモヤした気持ちを持っているんだけど、最後は前を見て進んで行く事を決めるお話だと思いました。

忘れたくても忘れられない、忘れたつもりが忘れさせてくれない、嫉妬、不安、などなど沢山の気持ちが感じられて、観ていて少しイライラさせられてしまうけど、誰でもそんなに簡単に心を決められるわけじゃないし、迷うこともあるし、そう思って観てみればなんだか切ない映画なのかなーとも。観る度に感じ方が変わるような気がしました。

金城武の映画は割りと観てると思うけど、この作品の彼の役はかなり切ないかも。目にそれがよく出ているように感じました。相手役のジョウ・シュンは前に観た「中国の小さなお針子」が印象的だったっけ。彼女も目ヂカラがあると思いました。

一面の雪景色や氷の上で抱き合う2人など、観ていてさむーいシーンが多い…でも、設定が夏だったらなんだかこの映画の雰囲気は出ないだろうし、寒そうでいいのかも。ネオンがほとんど付いていない中国の町も雰囲気あっていいなーと思いました。やっぱりまた背景が気になってしまった。。

「ウィンターソング」サイト→http://www.winter-song.jp/

+++

2005年香港/ピーター・チャン監督/109分
鑑賞日:2006.11.15(水) 映画館