*くみさんの映画レビュー*

観た映画の簡単なあらすじと
私が思ったこと

かもめ食堂

2006-12-31 01:19:25 | 「か」行の映画
ヘルシンキで、日本人女性がオープンさせた“かもめ食堂”を取り巻く様々な人間模様を描く。

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いい映画でした。観て良かったです!小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、ら出演。癒されてるな~…って観ながら感じる作品でした。

小林聡美が料理をする時の表情がすごくいいな、と思いました。柔らかい感じで料理をすることに幸せを感じてるっていう雰囲気。私は料理は苦手だけど、あんな風にできたら…って思います。きっと美味しい料理ができるだろうな~。肩に力が入っていなくて、なかなかお客さんが来なくても、自分のこだわりを捨てずに、「頑張ってればいつか必ず…」っていう姿勢に好印象でした。

片桐はいりの「ねぇ、知ってました?」の台詞に何が出てくるんだろう…ってドキドキします。独特のいい雰囲気がある女優さんだな、と思いました。

もたいまさこは後半から登場。この方も本当に独特。穏やかな感じがとても好感もてました。日々ついカッとなって文句言ってしまうことって多いけど、この方からはそういう雰囲気が感じられなくて、私の側にいて欲しい~って思ってしまいます。

ヘルシンキにオープンした「かもめ食堂」に関わる人々を描いた作品。本当に私の大好きな雰囲気で、ピタッとハマった感じがしました。思わず笑ってしまったり、じーんとしてしまったり、いい時間を過ごせます。もたいまさこがおにぎりを食べるシーンで涙出ます。。おにぎりを食べるシーンが何回かあるけど、うーんといいシーンだな~と思います。

かもめ食堂のテーブルや椅子、使っているやかん、カップなどなど、シンプルなんだけど印象的な物が多いと思いました。お店全体の雰囲気もいいし。壁の水色が綺麗。登場するシナモンロール、生地の段階から美味しそう。お客さんの顔ぶれもなかなか素敵。

普段、邦画はほとんど観ないけど、これは観て正解でした。オススメです。

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2005年日本/荻上直子監督/102分
鑑賞日:2006.12.30(土) DVD

恋愛準決勝戦 / ROYAL WEDDING

2006-12-27 14:37:21 | 「ら」行の映画
英国王女成婚の祝典に招かれてロンドンにやってきたブロードウェイダンサーの兄妹トムとエレン。それぞれに恋の相手を見つけた二人はご成婚ブームにあやかって…

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アステアの映画も連続3本目。面白い邦題!母が、「あんたも好きだねぇ…」ってちょっと呆れてたみたいだけど、「でも、観ていて飽きないよね」の一言。アステアのダンスはホントに飽きない。実はもう1本借りてあるのだ(笑)

93分の中に、無駄なくいろいろなエピソードが入っている感じがしました。ダンスシーンも多かったように思うし、素敵なラブソングが沢山聴けるし。

アステアが壁→天井→壁→床ってクルッとダンスする有名なシーンがあるのがこの作品(説明難しい~。さっぱり分からない…)。どうやって撮ったんだろう。。

アステアのダンスシーンは、彼の足元とか全体的な動きとかばっかり注目して観てしまうけど、今回はなんだか表情が気になってしまってずいぶん目がいってしまいました。兄妹で踊るシーンが多いからか分からないけど、ものすごく優しい雰囲気の笑顔が多くて、いいな~って思います。

このDVDは、淀川長治総監修「世界クラシック名画100撰集」っていう物の中の1本なので、冒頭に淀川さんのあの口調で作品に関係したエピソードを聞くことができます。なんだかとても懐かしい!

ラストはものすごくゴージャスな感じのハッピーエンド。
だってロイヤルウェディングに乗じて…ねぇ

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1951年アメリカ/スタンリー・ドーネン監督/93分
鑑賞日:2006.12.26(火) DVD

バンド・ワゴン / THE BAND WAGON

2006-12-26 14:35:52 | 「は」行の映画
かつてダンス映画で名声を得た俳優トニー。その彼も今や俳優生命に陰りが見え始めていた。そんな時、旧友のマートン夫妻が、彼のために書き下ろしたミュージカル・コメディ「バンド・ワゴン」の舞台化案を持ち掛けてくる。

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突っ込み所が満載のミュージカル映画だな~…ってつくづく思いながら観ました。突然歌いだしたり踊り出したり。普通にしてればいいじゃん!って感じ。もう慣れちゃったけど(笑)

フレッド・アステア、シド・チャリシーら出演。この2人はたくさん共演していて、ダンスシーンもしっとりと素敵な物が多いそうなので、また他の作品も観てみようと思います。

舞台「バンド・ワゴン」を作っていく過程が描かれていきます。アステア演じるトニーとシド・チャリシー演じるバレリーナ、ガブリエルが最初は衝突しながらも、だんだん歩み寄りながら舞台を成功へ導いていくお話。

トニーとガブリエルが夜の公園を歩き、なんとな~くダンスが始まって、見事なステップを披露しながら、その綺麗な流れのまま馬車に2人で乗り込むシーンは、不自然だ~と思いながらも本当に見事!!何回も観たくなるし、見とれてしまいました。

作品の最初の方で見られる靴磨きのダンスとか、ラストの方で見られるサスペンス風のダンスとか、やっぱりダンスシーンは観ていて本当に気持ちがいいです。「3つ子」のダンスは笑いが出てしまうけど、いい動きしてる!

アステアの映画、まだまだ観るぞっ★

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1953年アメリカ/ヴィンセント・ミネリ監督/112分
鑑賞日:2006.12.25(月) DVD


スイング・タイム(有頂天時代) / SWING TIME

2006-12-21 13:42:40 | 「さ」行の映画
結婚式に遅刻したダンサーのラッキー。罰として花嫁の父から貯金ができるまで結婚を保留され、ダンス教師とともにナイトクラブへ向かう。

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アステアの映画だったら何から観てもいいと思ったのでとりあえず借りてみたけど、面白い作品でした。アステアのダンスが見たいので、「早く踊れ~!!」って思いながら観てたけど、滑稽な雰囲気をとても感じられる1本。最後まで十分楽しめました。

ジーン・ケリーの元気なダンスも好きだけど、アステアの優雅なダンスもまた素敵。アステアは踊っていない時でも動きが滑らかで見入ってしまいます。ダンスする人は姿勢もいいし、本当に素敵だな~と思いました。

女性の衣装も、ダンスした時の裾の広がり具合とかを考えてデザインしているそうだけど、ターンした時のふわっとした感じが絶妙で、とても綺麗に見えます。さすがだな~…

ラスト近くで、アステアが18人の女性を相手にしてダンスするシーンがあったけど、今まで観たことない感じで面白いと思いました。皆の動きが揃っていて、素晴らし~い

聴いたことのある曲も流れたし、なんだかコミカルなストーリーも好き。もっともっとアステアの映画を観たいと思います

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1936年アメリカ/ジョージ・スティーヴンス監督/104分
鑑賞日:2006.12.20(水) DVD

そんなものかも

2006-12-10 22:50:15 | 映画のこと、いろいろ
金曜日に体調を崩した。詳細はココ

たまたまいつも一緒に仕事をしている先生と電話で話をする機会があったので、その事を伝えると、「最近映画観てないでしょ!だから体調が悪くなるのよっ!」って言われた。うーん、そうかも。

映画を観てないって、結局余裕がないって事なんだろうなーと思って。時間的にも精神的にも。仕事に追われるばっかりでバランス崩れちゃうんだろうなぁ。だって、しばらく何も観ていないと、

うー…映画観たいっ!

ってやっぱ思うもん。

そんなもの?って言う人もいるだろうけど、結構そんなものかも。