一般ユーザーにも便利なWindowsコマンドプロンプト 知られざる裏技10選 という記事を見つけました
デスクトップ管理者は頻繁にWindowsコマンドプロンプトを使用するだろう。だが、作業時間を大幅に短縮するのに役立つ機能があることは把握していないかもしれない。本稿では、一般的なタスクにかかる時間を短縮するのに役立つコマンドプロンプトの裏技を紹介する。一部のコマンドは「Windows XP」では動作しないが、「Windows 7」以降では全てのコマンドが動作する。
1. コマンドプロンプトで複数のWindowsコマンドを実行する
コマンドプロンプトでは複数のWindowsコマンドを一括で実行できる。例えば、「Net Start」または「Net Stop」と入力するとサービスを開始または停止することが可能だ。では、あるサービスをコマンドプロンプトで再起動する必要がある場合はどうしたらよいだろうか。その場合は、アンパサンドを2つ(&&)指定すればよい。アンパサンドを2つ指定すると1行のコマンドで複数のNetコマンドを実行できるようになる。1つ目のコマンドではサービスを停止し、2つ目のコマンドではサービスを開始する。
2. 行末にアンパサンドを2つ追加して別のコマンドを実行する
コマンドの末尾にアンパサンドを2つ追加するとさらに別のコマンドを実行できる。この例の1つ目のコマンドでは、C:Tempディレクトリにあるファイルの一覧を出力している。2つ目と3つ目のコマンドではWindows タイム サービスを停止して再開している。
どのWindowsコマンドも同様に一括で実行することが可能である。必要なのは各コマンドを「&&」で区切ることだ。この機能はWindows XPでも動作する。
3. コマンドプロンプトでクリップボードを使用する
ご存じのように、[Ctrl]キーと[C]キーを同時に押すと、選択したコンテンツがクリップボードにコピーされる。また、[Ctrl]キーと[V]キーを同時に押すと、クリップボードのコンテンツを貼り付けることができる。コマンドプロンプトでは、[Ctrl]キーと[C]キーの組み合わせは機能しない。だが、Windowsの16ビットサブシステムで提供されている「CLIP」機能を使用することが可能だ。CLIP機能を使用すると、コマンドの出力をキャプチャーして、クリップボードに保存できる。
この機能は、どのコマンドにも対応している。
出力をクリップボードに保存したら、メモ帳またはお好きなテキストエディタを起動し、[Ctrl]キーと[V]キーの組み合わせを使用して、クリップボードのコンテンツを読み取って貼り付けることができる。
このコマンドはWindows XPで利用できないことに留意されたい。つまり、Windows 7以降を実行しているPCから「Windows/System 32」ディレクトリに、このコマンドをコピーする必要がある。
4. クリップボードのコンテンツを消去する
クリップボードに保存されているコンテンツはメモリを消費する。クリップボードのコンテンツが消費しているメモリをOSで利用できるようにするには、クリップボードのコンテンツを消去する必要がある。コンテンツの消去には「Echo Off」というコマンドを使用する。
これは特殊なコマンドで、Clipコマンドと一緒に実行すると、クリップボードのコンテンツが消去される。
5. [コマンド ウィンドウをここで開く]を使用してフォルダからコマンドプロンプトを開く
[コマンド ウィンドウをここで開く]は、エクスプローラーでフォルダを右クリックすると表示される。この機能は、コマンドプロンプトで特定のフォルダへの移動時間を短縮するのに役立つ。ただし、この操作を行うには[Shift]キーを押しながらフォルダを右クリックする必要があることに留意されたい。
この操作に対応しているのはフォルダのみで、ファイルは対応していない。また、Windows XPでは[コマンド ウィンドウをここで開く]を利用することはできない。Windows XPでフォルダを右クリックしたときに、この機能を使えるようにするには、「Microsoft PowerToy for Windows XP」を使用する必要がある。
6. CMD.exeを使用してフォルダからコマンドプロンプトを起動する
エクスプローラーのアドレスバーに「CMD」と入力して、Windowsの好きな場所に移動することもできる。必要な操作は、エクスプローラーで好きな場所に移動して、アドレスバーに「CMD.exe」または単純に「CMD」と入力するだけだ。
エクスプローラーで好きな場所に移動して、次の画面ショットに示すように、その場所でアドレスバーに「CMD」と入力すると、その場所がコマンドプロンプトで開かれる。
7. CMDだけでコマンドプロンプトを起動する
好きな場所に移動した後、「CMD」と入力するとコマンドプロンプトが起動する。この機能はWindows XPでも機能する。もちろん、Windows XP以降のバージョンでも機能する。
8. Windowsリダイレクターを使用してコマンドの出力をテキストファイルに保存する
「>」(別称、リダイレクター)を使用すると、コマンドの出力をテキストファイルに保存できる。一般的に「>」(リダイレクター)はバッチスクリプトで使用されることが多い。だが、次のようにコマンドの出力を簡単にテキストファイルに保存することもできる。
DIR C:TempCMD > MyOutput.txt
デフォルトでは、リダイレクターはコマンドから返されたエラーをキャプチャーしない。エラーも含めてテキストファイルに保存するには、コマンドラインの末尾に「2>&1」を追加する必要がある。
1つ目のコマンドでは「W32TimeT」という名前のサービスを停止している。「W32TimeT」という名前のサービスは存在しない。そのため、コマンドではエラーが返される。しかし、リダイレクターを使用しても、エラーはテキストファイルに保存されない。
2つ目のコマンドでは、「2>&1」を使用して、テキストファイルにコマンドの出力とエラーを保存している。「Start MyOutput.txt」というコマンドを実行すると、MyOutPut.txtをすぐに開ける。この機能はWindows XPでも動作する。
9. コマンドの履歴を表示する
現在のコマンドウィンドウのセッションで実行したコマンドを全て確認したいと思ったことはないだろうか。そのような場合には、おなじみの「Doskey」コマンドで「history」スイッチを指定すれば、コマンドの履歴を確認できる。この機能はWindows XPでも動作する。
10. フォルダをドラッグアンドドロップしてコマンドプロンプトで開く
前述のフォルダを右クリックしてコマンドプロンプトを起動する方法がお好みでない場合は、コマンドプロンプトにフォルダをドラッグアンドドロップすることもできる。だが、この方法ではフォルダをコマンドプロンプトにドラッグする前に「CD」と入力する必要がある。それが唯一の難点だろう。この機能もWindows XPで動作する。
便利なこともあるが まずコマンドを覚えなくては
デスクトップ管理者は頻繁にWindowsコマンドプロンプトを使用するだろう。だが、作業時間を大幅に短縮するのに役立つ機能があることは把握していないかもしれない。本稿では、一般的なタスクにかかる時間を短縮するのに役立つコマンドプロンプトの裏技を紹介する。一部のコマンドは「Windows XP」では動作しないが、「Windows 7」以降では全てのコマンドが動作する。
1. コマンドプロンプトで複数のWindowsコマンドを実行する
コマンドプロンプトでは複数のWindowsコマンドを一括で実行できる。例えば、「Net Start」または「Net Stop」と入力するとサービスを開始または停止することが可能だ。では、あるサービスをコマンドプロンプトで再起動する必要がある場合はどうしたらよいだろうか。その場合は、アンパサンドを2つ(&&)指定すればよい。アンパサンドを2つ指定すると1行のコマンドで複数のNetコマンドを実行できるようになる。1つ目のコマンドではサービスを停止し、2つ目のコマンドではサービスを開始する。
2. 行末にアンパサンドを2つ追加して別のコマンドを実行する
コマンドの末尾にアンパサンドを2つ追加するとさらに別のコマンドを実行できる。この例の1つ目のコマンドでは、C:Tempディレクトリにあるファイルの一覧を出力している。2つ目と3つ目のコマンドではWindows タイム サービスを停止して再開している。
どのWindowsコマンドも同様に一括で実行することが可能である。必要なのは各コマンドを「&&」で区切ることだ。この機能はWindows XPでも動作する。
3. コマンドプロンプトでクリップボードを使用する
ご存じのように、[Ctrl]キーと[C]キーを同時に押すと、選択したコンテンツがクリップボードにコピーされる。また、[Ctrl]キーと[V]キーを同時に押すと、クリップボードのコンテンツを貼り付けることができる。コマンドプロンプトでは、[Ctrl]キーと[C]キーの組み合わせは機能しない。だが、Windowsの16ビットサブシステムで提供されている「CLIP」機能を使用することが可能だ。CLIP機能を使用すると、コマンドの出力をキャプチャーして、クリップボードに保存できる。
この機能は、どのコマンドにも対応している。
出力をクリップボードに保存したら、メモ帳またはお好きなテキストエディタを起動し、[Ctrl]キーと[V]キーの組み合わせを使用して、クリップボードのコンテンツを読み取って貼り付けることができる。
このコマンドはWindows XPで利用できないことに留意されたい。つまり、Windows 7以降を実行しているPCから「Windows/System 32」ディレクトリに、このコマンドをコピーする必要がある。
4. クリップボードのコンテンツを消去する
クリップボードに保存されているコンテンツはメモリを消費する。クリップボードのコンテンツが消費しているメモリをOSで利用できるようにするには、クリップボードのコンテンツを消去する必要がある。コンテンツの消去には「Echo Off」というコマンドを使用する。
これは特殊なコマンドで、Clipコマンドと一緒に実行すると、クリップボードのコンテンツが消去される。
5. [コマンド ウィンドウをここで開く]を使用してフォルダからコマンドプロンプトを開く
[コマンド ウィンドウをここで開く]は、エクスプローラーでフォルダを右クリックすると表示される。この機能は、コマンドプロンプトで特定のフォルダへの移動時間を短縮するのに役立つ。ただし、この操作を行うには[Shift]キーを押しながらフォルダを右クリックする必要があることに留意されたい。
この操作に対応しているのはフォルダのみで、ファイルは対応していない。また、Windows XPでは[コマンド ウィンドウをここで開く]を利用することはできない。Windows XPでフォルダを右クリックしたときに、この機能を使えるようにするには、「Microsoft PowerToy for Windows XP」を使用する必要がある。
6. CMD.exeを使用してフォルダからコマンドプロンプトを起動する
エクスプローラーのアドレスバーに「CMD」と入力して、Windowsの好きな場所に移動することもできる。必要な操作は、エクスプローラーで好きな場所に移動して、アドレスバーに「CMD.exe」または単純に「CMD」と入力するだけだ。
エクスプローラーで好きな場所に移動して、次の画面ショットに示すように、その場所でアドレスバーに「CMD」と入力すると、その場所がコマンドプロンプトで開かれる。
7. CMDだけでコマンドプロンプトを起動する
好きな場所に移動した後、「CMD」と入力するとコマンドプロンプトが起動する。この機能はWindows XPでも機能する。もちろん、Windows XP以降のバージョンでも機能する。
8. Windowsリダイレクターを使用してコマンドの出力をテキストファイルに保存する
「>」(別称、リダイレクター)を使用すると、コマンドの出力をテキストファイルに保存できる。一般的に「>」(リダイレクター)はバッチスクリプトで使用されることが多い。だが、次のようにコマンドの出力を簡単にテキストファイルに保存することもできる。
DIR C:TempCMD > MyOutput.txt
デフォルトでは、リダイレクターはコマンドから返されたエラーをキャプチャーしない。エラーも含めてテキストファイルに保存するには、コマンドラインの末尾に「2>&1」を追加する必要がある。
1つ目のコマンドでは「W32TimeT」という名前のサービスを停止している。「W32TimeT」という名前のサービスは存在しない。そのため、コマンドではエラーが返される。しかし、リダイレクターを使用しても、エラーはテキストファイルに保存されない。
2つ目のコマンドでは、「2>&1」を使用して、テキストファイルにコマンドの出力とエラーを保存している。「Start MyOutput.txt」というコマンドを実行すると、MyOutPut.txtをすぐに開ける。この機能はWindows XPでも動作する。
9. コマンドの履歴を表示する
現在のコマンドウィンドウのセッションで実行したコマンドを全て確認したいと思ったことはないだろうか。そのような場合には、おなじみの「Doskey」コマンドで「history」スイッチを指定すれば、コマンドの履歴を確認できる。この機能はWindows XPでも動作する。
10. フォルダをドラッグアンドドロップしてコマンドプロンプトで開く
前述のフォルダを右クリックしてコマンドプロンプトを起動する方法がお好みでない場合は、コマンドプロンプトにフォルダをドラッグアンドドロップすることもできる。だが、この方法ではフォルダをコマンドプロンプトにドラッグする前に「CD」と入力する必要がある。それが唯一の難点だろう。この機能もWindows XPで動作する。
便利なこともあるが まずコマンドを覚えなくては