山楽ぶらり探訪

国のまほろば大和の山野、寺社をぶらっと訪ね歩きます。
山川草木。日々是好日。

再 現光寺縁起絵巻01

2008-05-31 16:59:11 | Weblog
再 現光寺縁起絵巻01

 世尊寺では5月25日(日)~31日(土)に「寺宝・現光寺縁起絵巻(上・下)」特別展が開催されています。
 飛鳥時代の創建から平安時代までの歴史を描いた絵巻を100年ぶりに公開。絵巻は、狩野派の絵師による室町時代の作だそうです。

 上巻は、序・第一段~第六段で構成されています。
 序 
 栗天八一山現光寺縁起の濫觴は、聖徳太子を開基として、日本における仏像最初の彫刻となる樟木造の釈迦・観音菩薩ならびに沈水香の観世音菩薩を安置する伽藍である。
 第二段~第五段 (省略)
 第六段
 用明天皇二年、聖徳太子は、蘇我馬子とともに物部守屋を誅滅して仏法を大いに興隆した。樟木の両尊を稲の中から、探し出したが不思議なことに痛みももなくて比蘇寺に安置した。比蘇寺とは、吉野寺のことであり、今の現光寺のことである。

再 現光寺縁起絵巻02

2008-05-31 16:33:15 | Weblog
再 現光寺縁起絵巻02

 下巻は、第一段~第七段で構成されています。
 第一段
 推古天皇3年、土佐国の南海に、毎夜、雷光のように光を発する「沈水香」という木があり、30日後、淡路国の南の岸に漂着した。海人がこれを薪にすると、香薫が村里に満ちて、この世のこととは思えないほどであったので、これを聖徳太子に献じた。
 第二段~第四段 (省略)
 

再 現光寺縁起絵巻03

2008-05-31 16:32:27 | Weblog
再 現光寺縁起絵巻03

 第五段
 (前略)また、太子は、四天王寺・比蘇寺・法隆寺を冠首として四十六の伽藍を建立された。当寺には金堂・講堂以下七堂伽藍が備わり、さらに東・西院以下の七院があった。五重塔は二基あり、一基は敏達天皇のために推古天皇が建立され、一基は聖徳太子が父の用明天皇のために建立されたものである。
 第六段
 このように当寺は由緒ある霊場であるので、参詣者の絶えることはなく、清和天皇(879)が行幸され、昌秦元年には宇多天皇(898)が親王や菅原道真らの臣下らとともに立ち寄られた。後醍醐天皇(1333)も行幸されて「栗天奉寺」と揮毫され、勅願寺となったのである。
 第七段(省略)
  
 ※ 以上、「現光寺縁起絵巻」の梗概(釈文:財団法人元興寺文化財研究所 高橋平明)より引用

世尊寺 太子堂

2008-05-24 11:00:55 | Weblog
世尊寺 太子堂

 世尊寺(史跡比曽寺跡・霊鷲山曹洞宗)は、吉野寺(よしのでら)、比蘇寺(ひそでら)、現光寺(げんこうじ)、栗天奉寺(りってんほうじ)とも呼ばれ、聖徳太子が建立したとされています。日本書紀や同寺に残っている瓦や伽藍配置などから、少なくとも飛鳥時代(7世紀後半)には存在していたと推測されています。当寺、吉野地方で大変栄えた寺院の一つでした。しかし、相次ぐ戦乱による焼失や、時勢の変革により現在残っている建物は後世に建てられたものです。県文化財に指定されている太子堂には「太子 十六才の孝養像(こうようぞう)」が安置されています。※世尊寺HPより

世尊寺 現光寺縁起絵巻01

2008-05-24 10:50:55 | Weblog
世尊寺 現光寺縁起絵巻01

 世尊寺では5月25日(日)~31日(土)に「寺宝・現光寺縁起絵巻」特別展が開催されます。
 飛鳥時代の創建から平安時代までの歴史を描いた絵巻を100年ぶりに公開されるものです。絵巻は、狩野派の絵師による室町時代の作だそうです。


世尊寺 現光寺縁起絵巻02

2008-05-24 10:50:02 | Weblog
世尊寺 現光寺縁起絵巻02

 吉野の連山に抱かれた 比曽の里に 
    時を超えて受け継がれる 太子創建の古刹
 このたび 当山所蔵の縁起絵巻 
    百年ぶりのご開帳 新たな歴史を刻みます
 狩野派絵師による極彩色の表現 波乱に満ちた当寺の歴史を
    静かに見守った 阿弥陀さま 観音さまの由来
 あわせて 自然と風土 人物や伽藍など
    独創的で繊細な描写を
    ゆっくりと ご鑑賞 ご堪能ください(当山 山主)
             ※ 公開案内リーフレットより

 拝観時間 午前9時から午後5時まで
 拝観料  300円(小・中学生は無料)

葛城山 ツツジ01

2008-05-22 20:05:29 | Weblog
葛城山 ツツジ01

 先月24日、カタクリの花を求めて水越峠から葛城山に登りましたが、昨日は、ツツジを求めて探訪しました。ペース配分を考えて登りましたので、約60分、比較的楽に登れました。

 大和葛城山(やまとかつらぎさん)は、奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境に位置する山。標高959.2m。近鉄沿線の観光地として和泉葛城山よりも知名度が高いため、単に葛城山と呼ばれることもある。

 金剛生駒紀泉国定公園内にあり、北の二上山、南の金剛山とともに連峰をなしている金剛山地の山の一つ。山の形状がなだらかであるため、この付近を葛城高原と呼ぶこともある。(フリー百科事典「ウィキペディア」より)

 背景の金剛山とツツジのコラボレーションが見事でした。

葛城山 ツツジ02

2008-05-22 19:59:26 | Weblog
葛城山 ツツジ02

 水越峠から入って、杉林を抜けると最初に目に飛び込んできたツツジです。
盛りを過ぎたとはいえ、赤く染まる山の斜面は圧巻でした。

葛城山 ツツジ03

2008-05-22 19:58:18 | Weblog
葛城山 ツツジ03

 葛城山のツツジは、一目千本と言われ、紅、淡紅色の見事な彩りがカーペットのように山の斜面を染め上げ、山全体が燃えているようでした。

金剛山 カトラ谷01

2008-05-18 18:55:20 | Weblog
金剛山 カトラ谷01

 青崩~セトを過ぎて山頂手前を右折、カトラ谷に下るところにヤマブキソウの群生地がありました。
 
 ヤマブキソウ(山吹草)ケシ科
 花がヤマブキ(山吹)に似ているからこの名前になりましたが,ヤマブキは花びらが 5 枚であるのに対して,ヤマブキソウは 4 枚です。あまり大きくない多年草です。しかし,ヤマブキの生えている近くにあることが多いようです。
 草丈は20~30センチほどで、半日陰で湿気の多い林床に生えています。花びらはキンポウゲのように光沢があり、鮮やかな黄色の花はまわりの新緑に映えて目をひきます。