山楽ぶらり探訪

国のまほろば大和の山野、寺社をぶらっと訪ね歩きます。
山川草木。日々是好日。

ナンバンキセル

2007-08-31 13:49:51 | Weblog
明日香 秋の気配

ナンバンキセル

 残暑厳しい今夏ですが、明日香石舞台の西側のススキの株元で淡い赤紫色のナンバンキセツを見つけました。ススキの名所・曽爾高原ではたくさん観られますが、明日香でもひと足早く秋の気配を感じました。
 ナンバンキセルはハマウツボ科で、ススキやミョウガサトウキビなどの音に寄生するそうです。人が佇み、物思いにふけるような姿から「思い草」の古名もあり、万葉集にも「道の辺の尾花(ススキ)が下の思い草今さらさらに何を思はむ」と詠まれています。
 

ハス田

2007-08-31 13:32:37 | Weblog
明日香 秋の気配

ハス田

 石舞台古墳の近くの田んぼで盛りの過ぎたハスの花が咲いていました。花弁が散って種子を着けたハチスもたくさん観られ秋の気配を感じました。ハスの花は三日程で散ってしまいますが、ハスの実は堅く、約2000年前の遺跡から見つかったハスの実を開花させた古代蓮は有名です。
 飛鳥時代にもこの周辺ではたくさん咲いていたことでしょう。

オミナエシ

2007-08-31 13:31:46 | Weblog
明日香 秋の気配

オミナエシ
秋の七草のひとつであるオミナエシの花が稲渕の道端に咲いていました。日当たりのよい草原に生えますが、山野での自生をだんだん見なくなりました。

オミナエシは漢字で「女郎花」と書きますが、オミナエシの仲間のオトコエシは「男郎花」と書きます。

オミナエシの花は黄色ですが、オトコエシの花は白色です。オミナは「女」、エシは「メシ(飯)」がなまったものと言われています。


銅鐸博物館 01

2007-08-26 16:17:00 | Weblog
銅鐸博物館 01

 先日、守山市にある近江妙蓮公園探訪後、以前から一度見学したいと思っていました銅鐸博物館に立ち寄りました。
 銅鐸博物館(野洲市歴史民俗博物館)は国道8号線から県立希望が丘文化公園に続く道の途中の右手の一画に、弥生時代の生活文化を学べる体験学習施設として野洲市弥生の森歴史公園が広がり、その中心に、昭和63年(1988)に開館しました。
 館の入り口には、地元の石材店から寄贈された巨大な石の銅鐸が鎮座し、訪れる人を迎えてくれました。

銅鐸博物館 02

2007-08-26 16:05:08 | Weblog
銅鐸博物館 02

銅鐸博物館の全面は<弥生の森歴史公園>となっており銅鐸の時代を実物大で学習することができる公園です。
 高床倉庫1棟、竪穴住居4棟からなる弥生のムラをはじめ、赤米を栽培する水田、古代の大賀ハスなどがみられます。古代米の栽培の様子やや土器の野焼き、まが玉づくりなどの体験学習の作品が館内に展示してありました。

銅鐸博物館 03

2007-08-26 16:04:22 | Weblog
銅鐸博物館 03

 館内には、近くの大岩(おおいわ)山から明治14年(1881)に出土した銅鐸14個、昭和37年(1962)に出土した銅鐸10個を中心に、銅鐸に関する資料を展示してありました。この中には現存する銅鐸の中で日本一大きなもの(複製)が含まれており、野洲市の銅鐸は広く知られています。

 銅鐸(どうたく)とは、弥生時代に製造された釣鐘型の青銅器のこと。主に近畿地方の遺跡から出土している。大きさについては12センチから1メートルを越すものまである。当時の家屋など弥生時代の習俗の様子を描いた原始的な絵画が鋳出されているものもある。 ※フリー百科事典ウィキペディアより

 銅鐸は当初家畜の首に付けたり、棹の先につけて音をならす青銅器として、中国で4000-3500年前に作られたものであると推定されているが、日本では当時まだ家畜は居ず、だんだんとカネだけが大きく豪華になり、祭祀の道具として製作され続け、ついにはこの博物館で見る事ができるような超大型の銅鐸まで製作する事になったようです。しかしその銅鐸も、おそらくは新しい勢力に押され弥生時代初期後半には忽然と姿を消しました。今日発見され続けている銅鐸は、一つとして整理された状態のものはなく、みな地中から隠されたような状態で発掘されています。
これは、当時のリダーがやみくもに新勢力から隠した事を窺わせます。

 まだまだ謎に包まれている銅鐸ですが、複製の銅鐸から古代の鐘の音を聞くことができました。


サギソウ 01

2007-08-16 14:30:43 | Weblog
サギソウ 01

 昨年、06.08.08のサギソウ 2より

 サギを連想させる白色の清楚 (せいそ) な花を盛夏につける小型のラン科植物。低山の湿地に自生するが,栽培されることが多い。地下に球形の塊根があり,それで越冬する。茎は直立し,高さ 20 ~ 40cm、 7 ~ 8 月,茎の先に花を 1 ~ 3 個つける。花は径約 3cm。萼片は緑色で小さい。花弁は白色、本州,四国,九州の湿地にはえる。観賞用によく栽培され,多くの自生地が乱獲のため消失した。また,宅地造成などで生育地そのものが破壊された例も多い。 ※ネットで百科@Homeより

 
 

サギソウ 02

2007-08-16 14:22:28 | Weblog
サギソウ 02

 昨年8月、知人のMさん夫人が栽培されていると聞いて自宅に伺いました。一本の茎に五羽ほどのシロサギが今まさに飛び立とうとしている見事なサギソウの鉢植えを拝見させていただきました。
 また、育て方も教えていただきました。置き場は、春~秋には風通しが良く、終日よく日の当たる棚の上などがよいこと。冬は棚下などの寒風が当たらず、温度変化の少ない場所で乾燥させないように管理することなど。

 早速、道の駅で買い求めました。買った花を観賞するより、自分で球根を採取して咲かせてみたいと思いました。
 今年の2月中旬、恐る恐る水苔を取り除きました。・・・・やっと小豆大の球根を見つけ・・・・・7球ほど鉢に植えました。 

 飛翔! 1羽、2羽・・・・・今日6羽、羽ばたきました。

サギソウ 03

2007-08-16 14:21:41 | Weblog
サギソウ 03

 来年は、葉が赤紫色を帯びて美しい紅チガヤの株元に植えて、紅チガヤの葉の間から白サギを飛ばしてみようかな?

一言メッセージ
 残暑お見舞い申し上げます。熱中症には気を付けましょう!

 

近江妙蓮 01

2007-08-13 13:45:04 | Weblog
神秘の近江妙蓮 01

 滋賀県守山市に在る近江妙連公園では,この時期,全国的にも珍しいハスの1種である近江妙蓮が咲いています。
 この近江妙連の名は、昭和40年に滋賀県の天然記念物にしていされた以降に定着した名前で、普通のハス(蓮)を常蓮(ジョウレン)と呼び、多数の花を付けるものを妙蓮(ミョウレン)と呼ぶそうです。
 写真のように、蕾のあいだは普通のハスと変わりませんが、開花すると一茎に二花から一茎十二花のものもあるそうです。