東山山頂から見た妙高、火打の頸城の山
小屋に来て初めての晴天、白馬村と長野市の境界にある東山(1231m)へ行ってきた。この山は小屋を建てた時から付き合いの深い山で、今まで何度も登っているが、頂上付近の複雑な地形にまだすっきりしない個所があり、それを確かめるためだった。
いつも通り白沢峠のトンネル出口に軽トラを置き、白馬トレールのコースを辿る。雪解け後誰も歩いた形跡なく、身の丈ほどに伸びたクマザサで踏み後を見つけるのに苦労する。それでも通い慣れたルート、快調に進み昼前に頂上に着いた。峠から3時間半、テントを担いで1日がかりで挑んだ10年前がうそのようである。帰りはまたクマザサの藪こぎを想像すると勇気が無くなり、安易な林道を選び花園(かぞうの)に下る。花園から峰方までの国道歩きがつらい。今日の行動時間9時間、小屋に帰った時はくたくたで、峠に置き放しの車を取りに戻る余力は残っていない。明日裏山伝いに峠に登り、今日行けなかった鬼無里の温泉に浸かりに行くことにする。堀田山荘にて