はぁい♪ミス・メリーよ♪
今日は1/6、公現節(エピファニー)ね!
西方教会(ローマ・カトリック)側で定められてる、幼子イエスが東方三博士の来訪を受けた日よ。
魔物や悪霊が跋扈すると恐れられた十二夜が明ける日でもあり、オーストリアやドイツの村等では悪魔祓いの仮面行事を行うの。
それに「豆の王様の祭」――リング状のケーキの中に乾燥したソラ豆を1粒隠し、切り分けた際それに当たった人は、1日王様になって何でも命令出来るという習慣――を行う日でもあるわ。
フランスではこの祭の為に焼くリングケーキを「ガレット・デ・ロワ」と呼んでるの。
「ロワ」とは幼子イエスを祝福しにやって来た東方三博士の事なんですって。
今夜紹介するのはフランスのクリスマスよ!
国民の約8割がカトリックと言われるフランスでは、ドイツに負けないくらいクリスマスを熱心に祝ってるわ。
パリの様な大都会でもなければ、当日は殆どの店が早い時間に店を閉めてしまう。
ドイツ同様フランスでもクリスマスは家庭中心の行事で、24日の晩は家族と和やかに食事をして過すのが一般的だそうよ。
グルメの国のクリスマスディナーはシャンパンで始まり、フォアグラやスモークサーモンや生牡蠣等の前菜、メインは正統派なら詰め物をした七面鳥、簡易派なら鴨のローストまたは子羊、デザートはビュシュ・ド・ノエル。
ビュシュ・ド・ノエルは薪を象ったロールケーキで、1870年頃パリの菓子職人が考案、以来フランスのクリスマス定番デザートになったの。
何故「薪」を象ったかについては、この記事を参考にしてね。
南仏では伝統的なクリスマス料理は7皿と決まってるそうなの。
7はマリアが受けた7つの受難を表す数字。
更に7皿目のデザートは、13種と決められてるんですって。
13は12使徒にキリストを加えた数字で、即ち最後の晩餐を象徴してるのだそう。
キリスト教で不吉な数字と考えられてる「13」だけど、一方で魔力を秘めた特別な数字とも捉えられてるの。
極端に忌み嫌われるようになったのは、映画「13日の金曜日」の影響でしょうね。
12/25~数えて十二夜を過し、明けて1/6は最初に紹介した公現節。
豆の王様の祭を祝い、フランスのクリスマスは幕を閉じるのよ。
と言った所でお話の続きはまた明日!
今年のクリスマス9曲目の歌は――「Do You Hear What I Hear?(ドゥー・ユー・ヒア・ホワット・アイ・ヒア?)」!
フランス人の作曲家ノエル・レグニーと、グロリア・シャインの共同で、1962年に発表されたクリスマスソングだそうよ。
歌いながら今夜はグッバイ――また明日ここで会いましょう♪
【Do You Hear What I Hear?】
Said the night wind to the little lamb
Do you see what I see?
Way up in the sky, little lamb
Do you see what I see?
A star, a star dancing in the night
With a tail as big as a kite
With a tail as big as a kite
Said the little lamb to the shepherd boy
Do you hear what I hear?
Ringing in the night, shepherd boy
Do you hear what I hear?
A song, a song high above the tree
With a voice as big as the sea
With a voice as big as the sea
Said the shepherd boy to the mighty king
Do you know what I know?
In you palace warm, mighty king
Do you know what I know?
A child, a child shivers in the cold
Let us bring him silver and gold
Let us bring him silver and gold
Said the king to the people everywhere
Listen to what I say
Pray for peace, people everywhere
Listen to what I say
The child, the child sleeping in the night
He will bring us goodness and light
He will bring us goodness and light
He will bring us goodness and light
【和訳】
夜風が小羊に言った
小羊よ、お前に見えるだろうか?
夜、空の高い所で踊る星が
お前に見えるだろうか?
凧の様に大きな尻尾の有る星が
凧の様に大きな尻尾の有る星が
小羊が羊飼いの少年に言った
少年よ、君にも聞こえるかい?
夜、響き渡る歌が
君にも聞こえるかい?
木のずっと上の方で聞こえる
海の様に大きな歌声が
海の様に大きな歌声が
羊飼いの少年が王様に言った
貴方様も御存知ですか?
暖かい宮殿にいらっしゃる王様よ
寒さに震える子供を御存知ですか?
金と銀をその子に持って行きましょう
金と銀をその子に持って行きましょう
王様が地上の全ての民に言った
私の言う事を聞きなさい
この地上に生ける全ての民よ、平和の為に祈りなさい
私の言う事を聞きなさい
夜、眠るこの子が
慈愛と光をもたらしてくれるのです
慈愛と光をもたらしてくれるのです
…毎度ようつべからですが、歌う方は参考にどぞ!
これもマイ・ベスト10入りしてるクリスマスソング、ラストに向って盛上ってく良い歌なんで、是非1度お聴き頂きたい。
写真はイクスピアリに飾ってあったオーナメント、羊だったんで丁度良いと撮影。
フランスは過去の革命を切っ掛けに、旧文化が衰退してしまいまして。
何せ当時の社会を背後から支えてたのはキリスト教。
革命はそれ以前の社会を否定する事ですからなぁ。
そんなわけでカトリック圏に在りながら、現代まで残るキリスト教関連の祭は少ないらしい。
今日は1/6、公現節(エピファニー)ね!
西方教会(ローマ・カトリック)側で定められてる、幼子イエスが東方三博士の来訪を受けた日よ。
魔物や悪霊が跋扈すると恐れられた十二夜が明ける日でもあり、オーストリアやドイツの村等では悪魔祓いの仮面行事を行うの。
それに「豆の王様の祭」――リング状のケーキの中に乾燥したソラ豆を1粒隠し、切り分けた際それに当たった人は、1日王様になって何でも命令出来るという習慣――を行う日でもあるわ。
フランスではこの祭の為に焼くリングケーキを「ガレット・デ・ロワ」と呼んでるの。
「ロワ」とは幼子イエスを祝福しにやって来た東方三博士の事なんですって。
今夜紹介するのはフランスのクリスマスよ!
国民の約8割がカトリックと言われるフランスでは、ドイツに負けないくらいクリスマスを熱心に祝ってるわ。
パリの様な大都会でもなければ、当日は殆どの店が早い時間に店を閉めてしまう。
ドイツ同様フランスでもクリスマスは家庭中心の行事で、24日の晩は家族と和やかに食事をして過すのが一般的だそうよ。
グルメの国のクリスマスディナーはシャンパンで始まり、フォアグラやスモークサーモンや生牡蠣等の前菜、メインは正統派なら詰め物をした七面鳥、簡易派なら鴨のローストまたは子羊、デザートはビュシュ・ド・ノエル。
ビュシュ・ド・ノエルは薪を象ったロールケーキで、1870年頃パリの菓子職人が考案、以来フランスのクリスマス定番デザートになったの。
何故「薪」を象ったかについては、この記事を参考にしてね。
南仏では伝統的なクリスマス料理は7皿と決まってるそうなの。
7はマリアが受けた7つの受難を表す数字。
更に7皿目のデザートは、13種と決められてるんですって。
13は12使徒にキリストを加えた数字で、即ち最後の晩餐を象徴してるのだそう。
キリスト教で不吉な数字と考えられてる「13」だけど、一方で魔力を秘めた特別な数字とも捉えられてるの。
極端に忌み嫌われるようになったのは、映画「13日の金曜日」の影響でしょうね。
12/25~数えて十二夜を過し、明けて1/6は最初に紹介した公現節。
豆の王様の祭を祝い、フランスのクリスマスは幕を閉じるのよ。
と言った所でお話の続きはまた明日!
今年のクリスマス9曲目の歌は――「Do You Hear What I Hear?(ドゥー・ユー・ヒア・ホワット・アイ・ヒア?)」!
フランス人の作曲家ノエル・レグニーと、グロリア・シャインの共同で、1962年に発表されたクリスマスソングだそうよ。
歌いながら今夜はグッバイ――また明日ここで会いましょう♪
【Do You Hear What I Hear?】
Said the night wind to the little lamb
Do you see what I see?
Way up in the sky, little lamb
Do you see what I see?
A star, a star dancing in the night
With a tail as big as a kite
With a tail as big as a kite
Said the little lamb to the shepherd boy
Do you hear what I hear?
Ringing in the night, shepherd boy
Do you hear what I hear?
A song, a song high above the tree
With a voice as big as the sea
With a voice as big as the sea
Said the shepherd boy to the mighty king
Do you know what I know?
In you palace warm, mighty king
Do you know what I know?
A child, a child shivers in the cold
Let us bring him silver and gold
Let us bring him silver and gold
Said the king to the people everywhere
Listen to what I say
Pray for peace, people everywhere
Listen to what I say
The child, the child sleeping in the night
He will bring us goodness and light
He will bring us goodness and light
He will bring us goodness and light
【和訳】
夜風が小羊に言った
小羊よ、お前に見えるだろうか?
夜、空の高い所で踊る星が
お前に見えるだろうか?
凧の様に大きな尻尾の有る星が
凧の様に大きな尻尾の有る星が
小羊が羊飼いの少年に言った
少年よ、君にも聞こえるかい?
夜、響き渡る歌が
君にも聞こえるかい?
木のずっと上の方で聞こえる
海の様に大きな歌声が
海の様に大きな歌声が
羊飼いの少年が王様に言った
貴方様も御存知ですか?
暖かい宮殿にいらっしゃる王様よ
寒さに震える子供を御存知ですか?
金と銀をその子に持って行きましょう
金と銀をその子に持って行きましょう
王様が地上の全ての民に言った
私の言う事を聞きなさい
この地上に生ける全ての民よ、平和の為に祈りなさい
私の言う事を聞きなさい
夜、眠るこの子が
慈愛と光をもたらしてくれるのです
慈愛と光をもたらしてくれるのです
…毎度ようつべからですが、歌う方は参考にどぞ!
これもマイ・ベスト10入りしてるクリスマスソング、ラストに向って盛上ってく良い歌なんで、是非1度お聴き頂きたい。
写真はイクスピアリに飾ってあったオーナメント、羊だったんで丁度良いと撮影。
フランスは過去の革命を切っ掛けに、旧文化が衰退してしまいまして。
何せ当時の社会を背後から支えてたのはキリスト教。
革命はそれ以前の社会を否定する事ですからなぁ。
そんなわけでカトリック圏に在りながら、現代まで残るキリスト教関連の祭は少ないらしい。