瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

秋に初夏の薔薇16

2009年11月14日 21時52分35秒 | ハウステンボス初夏の旅行記
なんかもう季節は冬ですな。
そんな中未だ季節外れな記事を上げて済みませぬ。(汗)
まぁでもアレだ…来年の初夏に読めば万事OK、1年遅れだけど。(汗)
前回に引き続きギヤマンミュージアムから、今回はシャンデリアをメインにお送り致しまする。



ミュージアム内吹き抜けのホール天井には、巨大な硝子のシャンデリア(↑)が吊り下げられている。
これは1840年にインドのマハラジャがフランスのバカラ社に注文した物で、元はインドの国立美術館に収蔵されてたらしい。
幅2.2m、高さ3.5m、重さ750㎏、4628個の硝子パーツを組み合せ完成されたそれは、点灯するとさながらダイヤモンドの如くゴージャスな輝きを放つ。
以前ふくちゃんのブログで教えて頂いた事だけど、750㎏って軽自動車並の重さらしい。
天井から自動車がぶら下がってると想像しよう、すると下通るのが恐くなりますが(笑)、ミュージアムのシンボルとして長らく愛された存在でした。

毎日17時半頃に点灯されるのですが、休館の知らせを伝え聞いてか、その頃になって大勢の客が詰め掛けて来ました。
私もその1人に入る訳だけど…こんなに愛されてた施設、休館はやはり勿体無いなぁ。



↑シャンデリアを取り巻き螺旋を描く階段を下りつつ、ゆっくり鑑賞して行きましょう。



↑天井近い3階から、



↑手摺を伝い、至近距離で眺められる2.5階へ、



↑案内板の有るこの階から観ると、手が届きそうに思えます。
つか実際に手が届きそうで恐かった。(汗)
子供に悪戯されなかっただろうか?
入館者のマナーの良さに乾杯。



↑「未知との遭遇」風に撮ってみた。
白に緑に赤、考えてみればクリスマスカラーである。



↑更に2階へと下り、



↑1階下りて見上げてみた。
記事TOPの点灯前の写真と見比べてみて下さい。



↑玄関から出る間際、「休館なんて残念です」と、案内スタッフに声を掛けた。
そしたら寂しそうに笑ってましたよ。
同じ事私以外にも大勢から言われ、「どうして休館するのか?」訊かれたそうな。

現在は既に休館してて、結婚式を挙げない限り、此処には入館出来ない。
此処で式を挙げれば、シャンデリアや3階に飾ってあった展示品には出合えるかもしれない。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/wedding/style/stadhuis.html)

それ以外の展示品については…実は今年の12/19~来年の2/14迄、パレス美術館でハウステンボス所蔵の硝子工芸品等を公開するらしく、もしかしたらそこでお目に掛かれるんじゃと考えている。
いや私は残念ながらその頃行けないけど。
御覧になられた方、その際は宜しければ情報下さい。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/museum/topics/collection.html)
けどやっぱりギヤマンミュージアムとして営業再開して欲しい。
中央広場に建ってて目立つのに、休館させたらイメージダウンだよ。



↑玄関を出て花時計の前に立った所で馬車ツアーと出くわした。
これはホテルアムステルダム前(広場側)を発着点として、1日数回行われているツアーです。
通常は9時半~17時迄、1回約60分かけて場内を廻るのだけど、場内ホテルに宿泊してれば8時~9時の早朝便も利用出来るそうな。
また、冬季限定で18時半~19時半の夜の便も運行するらしい。
予約制で料金は大人2,000円、4歳~小学生は1,000円、要予約。
(詳しくはこちらを→http://www.huistenbosch.co.jp/transport/topics/horse.html)
季節柄かこの時自分が見た馬車には、薔薇のステンドグラス風の飾りが馬車に施されていた。
今は多分クリスマスデコレーションがされてるのではないかと。
オランダ馬に牽かせて場内を廻る観光馬車ツアー、此処のゆったりとした空気に似合ってる様に感じました。
カッポカッポと道を踏み鳴らして行く音が耳に心地良い。
初めて来たけど1日しか居られず、効率良く廻りたい人には特にお勧めで御座います。

馬車が通り過ぎた後、今度は母と偶然出くわした。



↑そういや今回(折角ホテルヨーロッパに宿泊してるのに)カナルクルーザーに乗ってなかったね~って事で、一緒にユトレヒトのカナルステーションからトワイライトクルーズを満喫しに。
で、ビックリしたんですが、今は半周した所で一旦全員降ろすように変わったんですね。
その後で1周希望する人は、再度受け付けて乗船させるという。
これは如何なる理由からなのか?
更にまったりさんの記事によると、一般客の利用するカナルクルーザーと、ホテルヨーロッパ(&フォレストヴィラ)宿泊者専用カナルクルーザーを一本化し、一般客をユトレヒトで降ろした後、ホテルヨーロッパに停船するようになったのだとか。
効率は良くなった気がするけど、ホテルヨーロッパ宿泊者だけの特権が段々無くなってく気がして、ちょっと残念に感じなくもない。

kiraraの対岸を通過する時、白鳥が抱卵してるのが見えた。
そこでクルーザーの運転手さんが話した事にゃ、雛は既に孵化してるけど、烏から護る為に或る場所で保護してるそうで、残念ながら自分は観られませんでした。
けれど毎年GW前後は白鳥の抱卵の季節、可愛い雛を愛でたい人は、その頃を狙って行くと良いでしょう。



↑1周してユトレヒトに戻った所で雨が降って来たので、ドムトールン下の中華料理レストラン「ラオリー」で夕飯を食べる事にした。



↑炒飯・ラーメン・水餃子・胡麻ボールに好きなソフトドリンクを選べる、お得な「ラオリーセット」。
私が選んだのは山ブドウのジュース…って、毎回変り映えしない店行って、変り映えしない料理ばっか食べてて済みません。(汗)
けどリーズナブルな割に、サービスも味も悪くないこの店を、自分は非常に気に入ってました。
ファーストフード店でありながら、水も箸もナプキンまで、席に持って来てくれるんですぜ。
ハウステンボス内の飲食店は、昼は全体的にリーズナブルなんだけど、夜は一気に高くなる。
リーズナブルな店は閉めるのが早いと来た。(汗)
そんな中、昼も夜も値段設定同じで、中間休みも取らず、遅くまで営業してくれてたこの店を、私は愛していたのです。
や、愛していたっつうのは大袈裟な表現だけど…閉店のニュースは結構ショックだった。
ただまったりさんの記事によると、「メイファン」と名前を変えて新装開店したのだとか。
しかも経営がハウステンボスのホテルに変ったというなら、味はむしろレベルアップしてる可能性が高い?
次回行った時に是非寄ろうと考えてます。



↑食べ終わり店を出る頃には、雨は止んでました。
19時を過ぎてたけど空は未だ紺色、ハウステンボスの夕べは幻想的で美しい。
花火の時間まで部屋でまったり寛ごうと、ホテル・ヨーロッパへ戻る事に。
したらロビーの花が変ってて驚いた、この件については次回話します。

部屋で暫しTVを観て寛ぐ、タイミング良く九州の菓子について、紹介する番組をやっていた。
そこで知ったのですが、長崎では鯉をリアルに象った餅菓子を、端午の節句で食べるのですか?
カスドース、鶏卵素麺、金平糖は知ってたけど、これは知らなかった。
ハウステンボスでもGW中に郷土菓子として売ってみたらと思う。
てゆーか実際に見てみたい。

20時半頃花火を観ようと、オレンジ広場に行きました。
広場の前に建つホテルだから、パッと出れて便利。
この夜の花火ショーは、重々しいBGMが特徴的な、出港編で御座いました。
流石にこの時間になると空は真っ暗、雲に反射したレーザーは昨夜よりもくっきり美しく、昨夜よりもずっと混雑していた。
明日から薔薇祭スタートだからね。

現在は新しく「グリーン・シンフォニー」という花火ショーを開催してるけど、世界1周を音楽と花火で体感させる「アラウンド・ザ・ワールド」大好きだった。
勿論新花火ショーにも期待してますとも。
「グリーン」な点が、今のハウステンボスの方向性を表現してて、らしくて良いと思う。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/green_symphony/)



↑花火終了後、今は休館中の(涙)ホテル・デンハーグに寄り、館内のワインバー「ヴィノテーク」でワインを飲みました。
したら昨夜シェヘラザードでカクテルを作って下さった方が居て驚いた。

「明日の夜は是非ヴィノテークにお寄り下さい」

そうか、昨夜精算した時に営業スマイルを浮かべて言った台詞は、御自身が此処に居る事を暗示してたのかと納得行く。(笑)
ホテル休館を機に、名物バーマンが辞職してしまったからね…そのせいで2店持ち回りとは大変な。(汗)
私は林檎リキュールタイプの赤ワイン「ポモード・ノルマンディー」を、母はフランスの中辛スパークリングワインを注文した。
済みません、メモ取るの忘れたんで、母の飲んだワインの名前覚えてません。(汗)
写真も撮っては来たけど失敗したんで上げません。(汗)
私が注文したリキュールワイン、入れられてたグラスに細かく模様が彫られてて、とても素敵だった。
リキュールグラスには凝ってて洒落てる物が多い。

ヴィノテークに寄るまで(と言うよりハウステンボスに来るまで)自分にとってはワイン=お高い物で、身近に感じた事は無かった。
味も何だか酸っぱいイメージを持ってて、そんなに美味しい物かなぁと…。(好きな人には御免なさい)
この店で画期的だったのは、グラス1杯~提供するというサービス、しかもリーズナブルに。
お陰で気軽に味見が出来て、ワインに対する壁が打ち破れたという。
2002年「日経おとなのOFF」9月号の記事によると、国内でワインバブルが起きる前にワインセラーの仕込を始めたお陰で、良いワインを安価に多数取り揃えられたのだとか。
ハウステンボスの創始者の先見性を語るエピソードである。

2杯目のワインは、母は同じ物、私はスペインのマスカット風味のワインを頂いた。
やはり名前を覚えてなくて御免なさいなのだけど(汗)、黄色がかった爽やかな甘味の美味しいワインでした。
日頃ビール党なんで、飲むピッチが早いと母から文句を言われてしまったよ。(笑)
窓から見える景色は黒い海、オレンジ色に灯った外灯が、港を照らして点々と。
国内初の本格ワインバーは、雰囲気もサービスも素晴しい良店でした。
復活を待っている常連は数多く存在するでしょう。
ヴィノテークについてはまったりさんのブログで詳しく紹介されています。
 


↑ヴィノテーク前に置いてあった、貴族気分を味わえるソファ。

ホテルに戻ったのは21時半過ぎ、新聞受けには夕刊が差してあった。
明日は帰る日、名残惜しくも荷物を片付け、宅急便で送る準備をしたのでした。




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2 コメント

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Unknown (四条)
2009-11-14 23:48:34
こんばんは!こちらでハウステンボスの写真を見ては、GWに行った時のことを懐かしく思い出しています。

ギヤマンミュージアムの休館は本当に残念ですね;。見応えのある良い施設なのに。あのシャンデリアには本当に感銘を受けました(私も写真を何枚も撮りました・笑)。

他にも、私が行った施設で休館になったのが3つも。そう思うと、あの時に行けてヨカッタな~~としみじみ思います;;。

「君と一緒に」も楽しく読ませてもらってます!続き楽しみにしてますよ~^^。
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こんばんは! (びょり)
2009-11-15 18:25:45
丁度四条さんが行く頃、一斉休館のお知らせが入りましてね…そういう事情も有り、あの時お勧めしたのです。
で、四条さんのレポを読んで…休館した事をお伝え辛いなぁ~と…だからこの時期に初夏のレポを書いてたりします。(笑)
ほんと、タイムリーな御来場でしたよ!
まぁ今迄も数年経てから復活した施設が在ったりするんで、何時かその内復活する日を待っていようと。

そんで連載の続きは今週の火~金曜の内に更新する予定を頭の中で何となく立ててますが、駄目だったら来月ハウステンボスに行った後って事で。(汗)
「楽しみにしてます」のお言葉を励みに頑張ります!

コメント有難う御座いました~♪
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