瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

秋に初夏の薔薇15

2009年11月06日 22時34分13秒 | ハウステンボス初夏の旅行記
明日から那須に行って来ます。
急遽決まった為に、今から焦って準備する積り。
こんなん書いてる暇有るのか?って突っ込まれそうだけど、もう何度も行ってる場所だしね~。(ハウステンボスほどではないけど)
毎度の事ながら、宿泊場所は南ヶ丘牧場だし。
まあ、ゆっくり休んで来ますよ。
向うから携帯で記事更新する予定なんで、宜しかったら覗いてみて下さい。
紅葉シーズン過ぎてるだろうけど、ちょっとは観られると良いな~。
旅を前に言いたい事言い終わった所で前回の続き、今回は写真が多目なんで、文章は少な目に参ります。



今年の初夏、ハウステンボスファンの耳に、ショッキングなニュースが飛び込んで来ました。

・クラシックオルゴール工房「ピーレメントボウ」
・鐘の博物館「カロヨンシンフォニカ」
・オルゴール博物館「オルゴールファンタジア」
・長崎出島歴史資料館「シーボルト出島蘭館」
・アニメミュージアム「アニメワールド」
・硝子の美術館「ギヤマンミュージアム」
・磁器の博物館「ポルセレインミュージアム」
・帆船と海事の資料館「帆船博物館」

…どれもハウステンボスの文化的な面を象徴する貴重な美術博物館でしたが……それが一斉に休館してしまったのです。
初夏に私が行った頃には、辛うじてギヤマンだけが開館してたという…。
行く前に休館のニュースを聞いてたんで、今回の旅では悔いを残さぬよう、沢山写真を撮って来ました。

お茶を飲み終わった後、パラディに自転車を返却しに行き、徒歩でアレキサンダー広場へ。
中央に一際目立って建つ白亜の教会、それが「ギヤマンミュージアム」。
モデルは15世紀のオランダ、ゴーダに建築された市役所という事で、「スタッドハウス(市役所)」とも呼ばれている。

刺繍の様に精緻な彫刻が施された正面の壁、天辺に威風堂々と聳える尖塔群と、外観から見事にアートしてるけど、館内も負けず劣らずアートに満ち溢れていた。
入口から続く吹き抜けのホール、天井にはフランス、バカラ社製の巨大硝子シャンデリア。

これについては次回紹介するとして――



↑螺旋階段を上って2階は「硝子と人との触れ合いの場」、硝子の技法や歴史について、展示品を例に解り易く紹介してくれている。
階段の前に飾ってあった、この巨大オブジェ(ランプ?)が先ず凄い。



↑イタリアの宮殿の回廊を模したという通路を辿り、技法毎に分類された展示品を鑑賞してくツアー。
天井のシャンデリアもさり気に綺麗だった。



↑最初は透明なカットグラスのコーナー。
カットが細かい分だけ、クリスタルな輝きが増します。



↑続いて赤い硝子工芸品を集めたコーナー。
赤い色は金を調合して出すんだったっけか?…御免、メモるの忘れた。(汗)
取敢えず硝子の色は全て金属を調合して発色させるのは確か。



↑青い硝子工芸品を集めたコーナー。
青は何処かで読んだから知ってる、コバルトや銅を調合して発色させるのだ。



↑赤い硝子に金を施して製作した、金彩硝子工芸品のコーナー。



↑緑の硝子工芸品を集めたコーナー。
緑は………クロムを調合するんだったか?



↑エナメルを施した「エナメル彩」と言う、硝子工芸品を集めたコーナー。



↑骨灰を調合して製作する、オパールグラスのコーナー。
硝子でありながら、貴石を磨いて造った様な、柔らかい輝きが印象的です。



↑回廊を辿った最後は、香水瓶のコーナー。



↑此処まで鑑賞した所で、階段前にUターンして戻る形になる。
しかしまだ3階に上るのは早い、2階フロア最大の目玉は、通路に挟まれた中央の2つの間なのだから。



↑1つ目はドイツの宮殿の喫茶室を模した、ロココ様式の「黄金の間」。
金と赤いヴェネチアングラス38個で飾った華麗な1室です。



↑2つ目その奥は、ドイツの宮殿の応接室を模した、バロック様式の「鏡の間」。
こちらは金、それに青と透明なグラス76個が飾られています。
ソファが置いてあって寛ぎたくなるけど、中に入って座るのは×です。



↑1つ目を「赤の間」、2つ目を「青の間」と呼んでもピッタリだったような。
金はどっちの間にも施されているし、鏡は2階全体に張られていたし。
ほぼ鏡張りのミラーハウス状態なので、写真を撮るのに非常に苦労した。
撮影角度に相当気を付けないと、自分の姿が映(写)ってしまうんですよ。(汗)
ちなみにハウステンボス内の美術博物館は、パレス以外は撮影OKで有難かった。



↑青の間の天井に描かれた神々しい絵。

と、此処まで観た所で、3階に移動しましょう。




↑照明の落とされた薄暗い3階展示室は、「硝子の美と静かに語らう場」。
暫くして結婚式場に充てられるようになったけど。
休館はしても、式場として利用はされているので、今から入館したい人は、此処で結婚式を挙げればいい。
ただ、展示品がそのままかどうかは知らない…多分動かされてるでしょうね。
この件については次回に話すとして、写真を見ての通り、フロアの正面には祭壇が設けられ、中央には列席者用に長椅子が並べられていた。



↑んでフロアの周囲には、各国の年代物の貴重な硝子工芸品が展示され、照明を反射し高貴な光を放っていた。



↑主にボヘミアングラスが中心。



↑個人的にアール・ヌーヴォー期に製作されたという、この花と木の実文皿が特に素晴しいと思いました。
花に留まってる虫まで、精巧に表現されてるんですよ。



↑今は「休館」という言葉を信じて、何時の日かの復活を待ちたい…。




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