瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

秋に初夏の薔薇10

2009年10月18日 17時36分57秒 | ハウステンボス初夏の旅行記
なんかあっさり終わらせるとか、始める前は言ってた気がするけど、もしも覚えてる方いらっしゃったら、あれは幻聴と思って忘れて下さい。(汗)
10章目にして2日目スタート、前回の続きです。



朝は5時起き、前日に母が場外の全日空ホテル内のコンビニで買って来た牛乳を飲んで、早朝サイクリングに出掛ける仕度をしました。
「何処そこに散歩行って来る。朝食会場で合流しよう~」なんてメモを書いてる最中に母も起床。
普段は目覚まし時計が3度鳴ろうが起きない人なのに…
結局一緒にサイクリングに出掛ける事にしました。
但し、廻る場所は別々だったけど。

ドアから出たら、新聞挿しに西日本新聞が挿してあった。
これはチェックイン時にフロントで頼んだ物で、他読売朝日経済新聞等も選べます。
新聞を部屋まで届けてくれるサービスはホテル・ヨーロッパのみ。
ホテル・アムステルダムの場合、エレベーター右隣のセカンドロビーに行けば読めます。
いや、「セカンドロビー」と言う呼び名は自分が勝手に付けたものですんで、ホテルのフロントで「セカンドロビーって何処に在ります~?」なぞとお訊きになりませんように。(汗)
ちなみにファーストロビーは玄関入って中央、サードロビーは元オークラウウンジを、自分的には指してます。
何れも勝手に呼んでる名前だから信じないように。(汗)


新聞は帰ってからゆっくり読もうと部屋に置いて外へ。
晴天で暑かった1日目とは打って変わり、薄曇で風が強く肌寒い日でした。
昨日夕焼け空を観に行ったデ・ラウター桟橋へ行ってみたものの、残念ながら朝陽は観られず、雲間から少し欠けた半月が薄ら覗けたくらい。



↑諦めてキンデルダイクの花畑を観に行きました。
2大ガーデンが出来た為に、最近影が薄くなっている気がしますが、開園した当時は花が最も綺麗な場所として人気を呼んでいました。
今でも勿論人気は高く、陸路からの入国棟と続いてる事も有り、昼間は人通りがかなり多い。
落ち着いて写真を撮るには早朝を狙うしか無いのです。

三連風車と花畑の組み合わせは長閑で絵になる景色。
もし「ハウステンボスらしい風景を選んで描け」と言われたら、恐らく多くの人は此処かドムトールンかパレスをモチーフに選ぶんじゃなかろうか?



↑農家の人の力で此処も1年中花の絶えない場所。
花畑の中に居るみたいに写真を撮れるよう、花の列の間には小路が造られています。
河を挟んだ向うに見える緑に包まれた住宅地はワッセナー。
ハウステンボスから離れ難く定住を望んだ人の為に在る高級住宅地です。
企業で買って貸し別荘にしてるのも在るらしい。




↑続いてアートガーデンを散策しに行きました。
場内最大の庭園にして、その名の如く花の野外美術館といった趣き。
花を使って造られた個性的な作品を鑑賞する事が出来ます。



↑私は此処を密かに「暁の園」と呼んでいる。(赤毛のアンかおまえは)
別に場内の東に在る訳じゃなく、前回紹介したフォレストガーデンを「黄昏の園」と呼んでる事から、それとは対照的に見て付けた名前です。
あくまで個人的な感想なのですが、撮影するなら午後より午前中の方が適してる気がするんですよ。
午後過ぎるとドムトールンをバックに写す場合、逆光になっちゃって今一なのです。
それとラビリンスを構成する水路に朝陽が反射して美しかったのが印象的だったもんで。


ア「カスバートさん、あの美しい庭園は何て言う名前ですか!?」
マ「そうさのう、わしらは『アートガーデン』と呼んでいるが…」
ア「まぁ!あんな夢の様に素敵な場所に、そんな在り来たりで直球な名前は相応しくないわ!
  もっと物語を感じさせる名前じゃなくちゃ!私ならあそこに――そうよ!『暁の園』って名前を付けるわ!
  ね!?こっちの方が『アートガーデン』よりもぴったりだと思うでしょ!?」
マ「そ…そうさのう……」

自分の思い付きに手を叩いて喜ぶアンに、マシューはすっかり面食らってしまいました。


…な~んて即興赤毛のアン劇場。(汗)
いや済みません、「アートガーデン」って判り易くて良い名前だと思いますよ。(汗)
場内地図にマジで「黄昏の園」とか「暁の園」って書いてあったら、お客さん卒倒して笑い転げるだろうし。(汗)

赤毛のアンって実際に居たら、とんでもないキャラでしょうね。(汗)
作品中でもツッコミ役のマリラが居るからバランスが取れてるんだろうなと。
「アンなんて面白味の無い名前で嫌い」って言われて、「いいえアンは呼び易くて良い名前」って答えるマリラが好きだ。
名前にまで実用性を重んじる性格が素敵過ぎる。(笑)



↑話をアートガーデンに戻して。(汗)
此処も薔薇が咲き乱れていて美しかった~。



↑広大な庭園を一直線に走る水路が在るこのエリアは「カスケード」と呼ばれています。(これは自分が勝手に付けた名前で無)
まるで園内を流れる運河をイメージする様に…って考えてたら、そういう風に見立ててハウステンボスの写真コンテストに応募した方がいらっしゃって感動した。
実際「プチ薔薇の運河」の趣きですわな。



↑こっちは食用花「エディブルフラワー」のフォリー。
あんまり可憐な花ばっかなんで、食べるに惜しく感じる…。
特にフワフワした雛菊みたいな丸っこい花。
昔このハウステンボスで、エディブルフラワー使ったデザート食べた事有るけど、思ったより癖が無く食べ易かった。

ちなみにフォリーとは「奇妙なオブジェ」という意味。
此処ではコーナーを分ける囲いを指しての言葉の様な…展示室ですね、言ってみれば。
庭園内にフォリーは全部で8つ、時々体験教室が開かれたりします。



↑薔薇マニアだったナポレオンの后ジョゼフィーヌが集め、画家のルドゥーテに描かせて記録に残したオールドローズを展示しているコーナー、「ルドォーテの薔薇のフォリー」。



↑出来たばかりの頃に較べて、随分綺麗に薔薇が咲いていました。



↑ラビリンスの泉に浮かべてあった薔薇。

秋はダリアも美しい、その時のレポはこちらを。(→その1その2
薔薇とダリアの2大スター競演、初夏も素晴しいが、秋こそ此処が輝く季節。

それと前回「此処には樹が無い」と書いたけど、少しずつ植樹してる動きが見られた。
下地が有ったフォレストガーデンと違い、此処は造ったばかり。
これから益々美しくなって行くでしょう。




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