瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

箱根雨中その1

2012年06月24日 22時29分55秒 | 旅の覚書
やっと写真の整理が終ったので、そろそろ箱根の旅レポを始めようと思います。
つっても今回の旅は半ば雨に祟られた為、箱根と言うよりは小田急山のホテルレポ…山のホテルしか観光しておりませぬ。(汗)
それでも良い息抜きになりやした、箱根小田急山のホテルは良いホテルだった!
恐らく全7回位続くと予告、最後までお付き合い宜しくお願い致します。



同僚と旅する事を決めた当初、行き先は横浜だった。
しかし同僚が新聞で小田急山のホテルに泊まるお得なプランというのを見つけまして。
あの高級ホテルと噂高い小田急山のホテルに、2人1泊2食付で2万もかからない――これは得だ、行くしかない!!という風向きになったのです。
ちなみに横浜は横浜で今年中に行く予定、宿泊無料券有るから。
旅先が急遽変更するのは良く有る事、今迄もっとも素早いチェンジは何時だったかの東北→那須旅、JTBカウンターで金払う直前の出来事で、あの時一緒に行く友人が階段途中の那須ポスターを目にしてなければ、運命は変らなかったろうなぁと思う。
いや…良いんだけどね…那須でも、箱根でも…。(笑)

そんなこんなで6/8の金曜日の朝10時に、新宿高速バス乗り場で待合せ。
その後発車時間までの時間潰しに、小田急デパート内の喫茶を利用。
幸先良くも金曜デザート20%割引デーだったんでスコーンセットを注文。
温めたスコーン2個に、苺ジャムと生クリームとバターがこんもりと添えられてる。
決して安くはなく、店内も狭かったけど、スコーンは美味しかったんで、機会が有ればまた利用しようと思った。
店名忘れたけど。(汗)
てゆーか新宿高速バス乗り場前にマクドが無いなんて意外。

11時にバス発車、想像したより車内ガラガラ、やはり箱根にはロマンスカーで行く人が多いのか?
と考えてたら、御殿場辺りで、結構人が乗車した。
御殿場には有名なアウトレットが有るしな。
ちなみにこの高速バスは、箱根フリーパス利用可能、ロープウェイや観光船の乗場にも停車する。
予報ではこの日天気は曇り、だが実際には穏やかに晴れており、窓からの眺めは美しい。
途中通った仙石原の薄野原は、初夏の風に吹かれて、青々と波打っていた。(↑)
秋がベストシーズンと言われてる場所だけど、初夏も悪くないと感じた。

くねくね曲がる峠の山道を越え、バスは湖畔の各ホテル・旅館に停まっては、乗客を降ろして行く。
最後に降りた乗客は私ら2人と、もう一組の計4人でした。

    

14時頃、終点の小田急山のホテルに到着!
芦ノ湖を見下ろす山の斜面に建つ、お城の様なホテルです。
赤い屋根と白い壁とのコントラストが美しい。
元は三菱の創業者である岩崎彌太郎の甥、岩崎小彌太男爵の別邸で、造った当初は石造りの洋館だったそうな。
しかし関東大震災により崩壊、1924年木造の洋館として生れ変ったそうな。
年表読んだら1911年完成した翌年に火災で焼失、その翌年に再建、しかしその十年後に震災で崩壊と、かなり波乱に見舞われた屋敷らしい。
…呪われてんじゃないか、なんて当時は噂されてたかもね。(笑)

そして戦後に設立した国際観光株式会社が、この洋館を買い取りホテルに改装、1948年6/1にオープンし今に至ると。
ちなみに家の近所にも元岩崎さんの屋敷だった建物が有る、(今もだが)日本中に土地持ち捲りの旧三菱財閥ぱねぇ。

    

ホテルの玄関前に到着するや、スタッフが笑顔でお出迎え。
1時間早かったが受付でチェックインして貰えた。
古くから建つホテルの割に館内はモダン、何でも2010年にリニューアルオープンしたそうな。
館内のカラーは樹をイメージしてか茶で纏められてる、ロビーには花ではなく緑が活けられていた。
ロビーのイメージは欧風の山荘、ホテル名に合ってます。

    

ロビーを過ぎると売店、その下には吹き抜け天井のティーラウンジ。
つまりこのロビーは2階にあたるというわけですな。

    

暖炉の有るラウンジから外へ出ると、森の様に広大な庭園に繋がる。
その庭園こそ、このホテルにとってかけがえの無い財産なのですが、紹介は次回に回します。
ティーラウンジの紹介もまた改めて。

    

スタッフに案内され、エレベーターに乗る。
エレベーター前にはクラシックな電話が置いてありお洒落、ちゃんとフロントに繋がるようで階毎にデザイン違いました。
4階フロアの廊下をずーっとずーっと果てまで行った所に泊まる部屋は有った。
また果て…最果て…ではなくその隣だったけど、なんか奥まった場所に泊まる事が多いな自分。(笑)
でも嬉しい事に直ぐ側には温泉大浴場が有った♪

この山のホテルには小さい頃に泊った経験が有るのだけど、その頃は未だ温泉なんて無かったのです。
老舗のプライドが許さんかったんだろう、世間の波に乗らないで頑張ってはいたんだけど、1994年に大浴場完成、2006年に敷地内掘って露天風呂付温泉大浴場を造ったという。
それまでは外国の観光客向きに部屋付のバスとトイレ、けどそれじゃあ現代日本人のニーズに合わない、客足が鈍った為の方針転換だったらしい。
今時のブームは露天風呂付の部屋だしな。

    

こちらが泊った部屋、ロビー同様茶色を主に纏められ、落ち着いた雰囲気。
ルームキーもウッド調の茶色で、2本用意してあった。
2本有ると2人同時に出掛ける時も気にしないで済んで有難い。
ベッドサイドにはメッセージカードと共に、赤い折鶴が置いありましたv

    

このアームチェアとスツールを合体させた椅子が、座り心地良くて気に入ってしまったv

    

全室窓から芦ノ湖を眺められる造り、その前に見える羊の群れの様な連なりはツツジ、5月に訪れてたらさぞや美しかったろうな~。
加えて晴れていれば富士山も望めたろうが、残念ながら14時を過ぎると雲が更に空を覆ってしまった。しかし見頃の月は常連客にでもベストシーズンは高いし、常連客が早い内に抑える為、簡単には泊れないのよ。

窓には網戸が設置されていた、嬉しい、窓を全開できる。
嵌めてあっても景色は遮らない、特注だろうか?
部屋に風を入れようと窓を開けた途端、響き渡る鶯の鳴き声。
「ホ~ホケキョ!」なんてもんじゃない、「ケキョケキョケキョケキョホケケケキョケキョホケキョッキョ!!…」と賑やかに囀ってた、どうやら恋の季節らしい。



浴室に置いてあったシャンプー・リンス・ボディソープのミニボトルが可愛くて持ち帰ってしまった。
タオルの数や種類はハウステンボスのホテルヨーロッパと同じ位、流石高級ホテルを謳うだけあります。
ここって通常泊まると1泊2食付きで2万円超えるから。

そういうお高いイメージが有ったせいだろうか?
私と一緒に部屋をあちこち見て廻ってた同僚さんが、「ここのお茶って有料らしいよ!」と驚いて声をあげた。


ポットの上を指して言うんで、見たら小さな箱が置いてある。

説明書きには「フレーバーグリーンティー、600円」――600円!??

いやまさか、ちょっと待て(汗)…しかし他にお茶らしき物は見付からない。
高級ホテルだってのに、んなあこぎな!!…いやいや高級ホテルだからこそ??
一瞬真に受けそうになるも、説明書を良く読むに、おかしいよなぁと。
「この箱に入ってる分は多分無料で、気に入ったら売店で600円で販売中だから買ってね♪って意味じゃないですか?」
だが同僚さんはまだ疑わしそうにしている、「そんな風に考えて開けたらハイ有料、だったらどうする?」
悩んだ挙句フロントに電話して訊いた――「あの~、部屋に置いてある小さい箱入りのお茶って、無料で飲んで良いのでしょうか?(オドオド)」――OKでした!!
ですよね~♪と安堵の笑いを漏らしつつ……紛らわしい書き方しないでくださいよ。(汗)
ホテルオリジナルブレンドのフレーバーグリーンティーは、サクランボとアップルとマリーゴールドの甘い香り付き茶葉。
ティーバッグは箱の中に3個入ってた、不味くはなかったけど、普通の緑茶も置いて欲しかったっす。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
旅は良いですね~! (もりぴ。)
2012-06-25 19:28:21
こんばんは、びよりさん~もりぴです。

テンボス以外の場所では久しぶりの旅行記ですよね以前の那須旅行記とかも好きでしたので、今回も楽しみにしておりました

…それにしても、箱根・雨中・古い洋風ホテルったら、ちょっとホラーな話が創作出来そうですね


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ヒッチコックが好みそう。 (びょり)
2012-07-01 00:57:16
こんばんは~もりぴさん!
毎度レス遅くて済みませぬ。(汗)
そぼ降る雨の中に佇む古い洋館(ホテル)――成る程ホラーテイスト!ヒッチコック監督のサイコを思い出させるシチュエーション!!
…宿泊中そっち方向に意識しなくて良かった、恐くて眠れなくなるとこだった。(笑)
折角お話フッてくれたし、そろそろ盆が近付いてるし、いっちょ書いてみるか~なんて、その気になったけど……百話超えちゃうからな~~~、少々考えさせてください。(笑)

コメント有難う御座いました♪
いや~、洋館って本っ当~~に良いですね!
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山のホテルいいですね~ (ありす)
2012-07-26 16:24:05
ご無沙汰です。毎日暑いですね~。箱根山のホテルにご宿泊!?凄いですね~私何度も箱根行ってますけどまだ足踏み入れたことすらない・・・。雨だったんですね、私も前回行った時は風雨激しく、遊覧船は運休だしロープウェイは・・と電話で問い合わせたら風速40メートルの風が吹いてるので絶対来ないで下さい!とお姉さんに叫ばれました(^^;)。いや、運休ならわざわざ行かないし。でもいいとこですよね、箱根。
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ありすさんへのレス。 (びょり)
2012-10-03 20:57:55
大っ変遅くなり申し訳有りません!
暑さ寒さも彼岸までとの言葉通り、漸く涼しくなって来ましたね。
箱根も良い所です、でも山だからか、荒天に遭い易いのが難点ですな。
山のホテルはホテルヨーロッパに負けず劣らず高級リゾートでした。
こちらのレポも再開予定なので、お時間有る時に御覧ください。
そういえば先週今週の月曜、読売TVの「ヒルナンデス」で、ハウステンボスがとり上げられましたが、御覧になりましたでしょうか?
なんかTDRみたいなパレードが始まって、雰囲気大分変ったな~と感じてしまいました…。
活気が有るのは望ましい事なんですけどね。
マスコミには、もっとハウステンボスでしか観られない、景色等を紹介して貰いたいです。
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