サムスン電子は、GALAXY Sシリーズの3代目、「GALAXY S III」をロンドンで発表した。5月末より全世界で順次発売される。
ディスプレイは4.8インチ、1280×720ドットの有機ELで、8メガピクセルのメインカメラ、1.9メガピクセルのインカメラを装備。OSはAndroid 4.0、CPUにはサムスン製の「Exynos 4 Quad」が採用されている。「Exynos 4 Quad」は1.4GHz、4コアのCPU。メモリは1GB。本体ストレージは16GBと32GBの2種。将来的には64GBモデルも用意される予定。外部ストレージとして、microSDカードスロット(64GBまでの対応)も装備する。バッテリーは2100mAhの容量で、ボディカラーはPebble BlueとMarble Whiteの2色、さらに追加される可能性があるらしい。
GALAXY S IIIの最大の特徴は、「Smart stay」と「S Voice」の2つ。
Smart stayはインカメラを用いた機能で、ユーザーの目の動きからディスプレイの明るさを最適な状態に自動調節する。正面のカメラがあなたを見つめているので、明るい画像表示がずっと楽しめます。すばらしい機能ですね。
S Voiceは音声認識機能で、アラームやミュージックプレーヤーなどのコントロール、メールのテキスト入力などを音声で行える。音声でカメラを起動したり、天気予報を調べたりすることも可能。 iPhoneの「Siri」に似た機能。
その他、「S Beam」と呼ばれる、NFCで互いの端末のWi-Fi接続を確立し、高速にファイルを転送できる機能を搭載。端末を背中合わせにくっつけるだけで、1GBの動画データを3分以内で、10MBの音楽データを2秒以内で転送できる。 コンテンツを友人と共有するのが簡単。
まだまだ、夢のような機能が盛りだくさんだ。しかし、なんといっても強力なクアッドコアプロセッサを搭載することにより、メールやテキストを送信しながら同時に、別ウインドウで高品位ビデオを視聴できたり、 ビデオのサイズを変更し、画面の好きなところにドラッグして、友達とチャットしたり、ウェブサーフィンしたりと、快適なマルチタスク環境が手に入ること。そして、もちろんLTEに対応していますが、3GとLTEの二つのモデルが準備され、5月以降欧州と韓国で発売され、LTEモデルは7月から全世界で発売されるようだ。
日本での発売も明言されていて、ドコモの夏モデルとして発売されると思われる。