9月1日よりいよいよNTTドコモがスマートフォンでも「iモード」メールが使える「spモード」が始まりました。わかっているようで分からない「spモード」。ちょっとまとめてみました。
◆spモードの対応機種
2010年9月1日現在、spモードに対応している機種は「Xperia」「LYNX SH-10B」「dynapocket T-01B」「SC-01B」「T-01A」の5機種。
◆spモードの利用料金
spモードの利用料金は月額315円だが、複数のISPを契約した場合は「ISPセット割」が適用される。
例えばspモードとiモード(月額315円)、またはspモードとmopera Uの「Uライトプラン」(月額315円)を契約した場合、月額料金の合計額は315円に割り引きされる。
つまりspモードのみを契約しても、spモードとiモード(またはUライトプラン)を契約しても、月額料金は315円で変わらない。
spモード、iモード、Uライトプランの3つを契約した場合、月額料金はそれぞれ157.5円で、計472.5円となる。
◆申し込み方法
ドコモのショップや量販店、一般販売店、ドコモ インフォメーションセンター(ケータイからは151、一般電話からは0120-800-000)、ドコモ・スマートフォン・ケア(0120-045-360)で申し込める。なお、量販店と一般販売店でspモードを申し込めるのは、端末を購入した場合のみ。
◆契約の組み合わせは?
★今まで「mopera U」を利用していた人
今までスマートフォンでインターネットをmopera Uの「Uライトプラン」(月額315円)か「Uスタンダードプラン」(月額525円)で利用していた人がspモードを契約する場合、これらのプランは継続か廃止のどちらがいいか?
Uライトプランとspモードと併用するメリットはほとんどないので、解約すべし。
一方、Uスタンダードプランでは「@mopera.net」のメールアドレスを取得したり、ドコモの公衆無線LANサービス(Mzone)を割安料金(月額840円→月額315円)で利用したりできる。こうしたオプションサービスが必要なユーザーは、mopera Uは継続した方がいいでしょう。
★今まで「iモード」を利用していた人
iモード端末からスマートフォンに乗り換えた場合、iモード契約を継続していれば、SIMカードを元のiモード端末に入れ替えることで、公式サイトやiコンシェルなどのiモードサービスを利用できる。spモード契約後もスマートフォンではiモードの各種サービスは利用できないので、同サービスを使いたい人は、解約しない方がいい。
ただ、これまでiモードメールを使うためだけにiモード契約を継続していた場合、iモードを解約しても問題はない。spモードではiモードメールで使っていた
「@docomo.ne.jp」のアドレスを引き継ぐこともできるからだ。
iモードとspモードの両方を契約する場合、「@docomo.ne.jp」のアドレス2つを取得でき、スマートフォンで従来のドコモアドレスに切り替えて使うことも可能。
また、スマートフォンで新しいドコモアドレスのメールを使い、SIMを移したiモード端末で、従来のドコモアドレスのメールを使うといった活用もできる。
なお、iモードを解約してからSIMカードをiモード端末に移しても、iモード端末ではメールの送受信やブラウジングなどのパケット通信はできなくなる(電話はできる)。
◆spモード使う設定方法
「spモード」に契約したら、まずアクセスポイントの設定をする必要がある。
★Xperia
Xperiaでは「設定」→「ワイヤレス設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」のサブメニューから「初期設定にリセット」を選ぶと、アクセスポイントに「spモード」が現れる。
ほかに、サブメニューの「新しいAPN」の「名前」に「spモード」、「APN」に「spmode.ne.jp」を登録してサブメニューから「保存」を選んで設定する方法もある。
★SH-10B
SH-10Bでは「設定」→「通信」→「モバイルネットワーク設定」→「アクセスポイント名」のサブメニューから「新しいAPN」を選び、「名前」に「spモード」、「APN」に「spmode.ne.jp」を登録してサブメニューから「保存」する。
★T-01B
T-01Bは「設定」→「接続」→「接続」で「新しいモデム接続の追加」を選び、接続名に「spモード」、モデムの選択で「パケット通信(3G、GPRS)」を選ぶ。続いてアクセスポイント名に「spmode.ne.jp」を入力し、次の画面で「完了」を選ぶ。
以上の設定が完了すると、スマートフォンからインターネット接続が可能になる。Webサイトにアクセスして確認してみよう。
◆spモードメール利用設定
spモードメールを利用するには、専用のアプリをダウンロードする必要がある。Android端末のXperiaとSH-10BはAndroid マーケット、Windows PhoneのT-01B、SC-01B、T-01AはWindows Marketplace for Mobileからアプリを入手できる。Xperia、SH-10B、T-01Aは「ドコモマーケット」経由でも入手可能。
Android端末はAndroid マーケットで「spモードメール」検索から、Windows Phoneは、Windows Marketplace for Mobileの「カテゴリ」の「コミュニケーション」からダウンロードできる。アプリの容量はAndroid版が9.5Mバイト、Windows Phone版が1.6Mバイト。Android端末は別個のアプリとして使用するが、Windows PhoneはOutlookのプラグインとなり、Outlookのメール一覧に「Outlookメール」と「SMSメッセージ」に「spモードメール」が加わる。ただしOutlookメールでは、送受信メールの自動振り分けには対応していない。
★以前のiモードアドレスを使うには
spモードに新規で契約をすると、新たに「@docomo.ne.jp」のアドレス(以下、spモードアドレス)が取得でき、任意のアドレスに変更できる。iモードを解約してspモードを契約した場合、iモードアドレスがspモードメールに引き継がれる。
iモードとspモードの両方を契約している場合、以前使っていたiモードアドレスに加え、spモードアドレスを取得できる。初期状態ではスマートフォンでspモードアドレス、iモード端末でiモードアドレスを使用できるが、これら2つのアドレスを入れ替えて、スマートフォン(spモードメール)でiモードアドレスを使うこともできる。
まず、spモードのお客様サポート(https://spmode.ne.jp/setting/ またはドコモマーケットの「お客様サポート」から)にスマートフォンからアクセスし、「メール設定」の「メールアドレス入替え」を選択。spモードパスワード(初期状態では「0000」)を入力して「決定」を押すと、iモードアドレスとspモードアドレスが入れ替わる。その後の画面で、メール設定の入れ替えもでき、iモードアドレスに設定していた迷惑メールなどの設定もスマートフォンに反映できる。
なお、iモードアドレスとspモードアドレスの両方を、spモードメールアプリで同時に使うことはできない。2つのアドレスでやり取りするメールをスマートフォン1台で管理したい場合、適時アドレスを入れ替える必要がある。
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