無線LANルーターを販売する日本メーカーは、どちらかというとローエンドから全般的にラインナップを充実させる方向で進んできたが、バッファローが販売する「WXR-1900DHP」は、めずらしくスペックを前面に押し出した製品だ。
「WXR-1900DHP」は、バッファロー史上最高性能と謳われる無線LANルーターで、IEEE 802.11ac準拠の最大1300Mbps対応製品ながら、2.4GHz帯のIEEE 802.11nで11acの256QAM変調を取り入れた最大600Mbpsの転送速度と、1GHzのデュアルコアによる高い処理性能を特徴にした製品となっている。
ASUSは、IEEE 802.11ac Wave2対応の4x4 MIMO製品(最大1734Mbps)を発売したが、4x4 MIMO製品は市場で広く受け入れられるかどうか未知数となる。それよりも、現状の1300Mbpsの実効速度をいかに向上させるか、という方向で進化させた製品が、今回のWXR-1900DHP。
最近の海外製ac対応製品と同じような、「オドロオドロ」した3本のアンテナが特徴だが、同社のWebサイトから「アンテナ調整ガイド」がダウンロードでき、通信範囲の調整が容易にできる。今まで、外付けアンテナは、どういう向きにすればよくわからなかったが、「アンテナ調整ガイド」により、「異なる階にも電波を届ける」や「本製品を家の隅に設定したり高い位置に壁掛けする場合」など、3つのケースのアンテナの調整方法が紹介されているので、どうやってアンテナを調整すればいいのかが簡単に確認できる。これなら、アンテナの調整をしたことがないというユーザーでも、迷わず角度を調整できる。これはありがたい!
そのほか、便利な機能として「AirStation引っ越し機能」が搭載されている。既存の無線LANルーターからSSIDやパスワードの設定を本機にコピーすることができるので、無線LANルーターを買い替えた場合でも、端末側の設定を変更しなくて済むので非常に便利だ。
この無線LANルーターは「マンション4LDK・戸建3階建の6人家族向け」を謳っているが、それだけ広範囲に電波が届くということで、無線LAN中継器や複数のアクセスポイントを使っている場合でも、これ1台で済んでしまうかもしれない。そう考えれば2万円以上する値段も、そう高くないのかも知れない。
BUFFALO 11ac/n/a/b/g対応 無線LAN親機(Wi-Fiルーター) エアステーション AOSS2 ハイパワー Giga 1GHzデュアルコアCPU搭載 1300+600Mbps WXR-1900DHP (利用推奨環境 6人・4LDK・3階建) | |
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バッファロー |
WXR-1900DHP製品情報
http://buffalo.jp/product/wireless-lan/ap/wxr-1900dhp/
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