日本に希望はあるのだろうか(いや、ない)。
いきなり古典の反語を使った理由は何もないのだけれど、今年のモーターショーは日本の自動車業界にある程度の刺激になってほしいと思っている。今回のショーテーマは「クルマを楽しむ、地球と楽しむ。」
いいテーマだ。確かに今回は道具としての自動車、車好きにとっての自動車が芯を突いて出品されたと思った。レクサスのスーパースポーツLFAや有名なライトウェイトスポーツカー、ハチロクの現代版FT-86。ホンダのCR-Z、EV-N。ホンダ、ダイハツはコンセプトカーの数も多く、日常で使う車の像(?)をうまく表現できていたと思う。その他メーカーもプラグインハイブリッドや電気自動車など自社の可能な限りのエコスタイルを確立していた。
なぜそこまでして、国産車に注目が集まったのだろうか。
答えは明確で
国産車以外に見るメーカーがないからである。例年通りの出品者数とはいかず世界の名だたる輸入車メーカーの不参加が目立った。ケーターハム、ロータス、アルピナなどカンパニーというよりもファクトリーといったほうが適切なのではないかという参加が確認できた。すばらしい。むしろ規模はあまり大きくなくても日本市場で宣伝もかねて、出品する意欲がすごい。どこかのソーセージやフランスパンやパスタやハンバーガー、一部を除くフィッシュ&チップスとは大違いだ。
やはり、輸入者がないと寂しい・・・。今年は世界的にも注目を集める車が海外からは出ていたはず。日本に参加する必要はないと不参加の判子を押す理由は?
東京モーターショーに比べて中国のモーターショーは元気。まあ、これはわかりきっていたことなんだけどね。中国はまだまだ需要がたくさんある。これから日本やアメリカでさえも超えていくかもしれない国だから。
一応、今年度のテーマは「エコ」として乗り切れたかもしれない。じゃあ2年後はどうなるのか、という疑問に自然とたどり着く。2011年の東京モーターショーに輸入車ブースは戻ってくるか、来場者数は増えるか。次の2年は本当に踏ん張らなければならないと思う。完全にエコを優先した現状維持か、エコ+αの要素として新しいジャンルを推していくか二者択一の厳しい判断になるだろう。
とりあえず、もがくしかないかな。まあ、僕には何のアイディアも湧かないんだけどね(笑)
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