こぺる【自動/ラ五】

①ゆるゆるする。②なんとなくなんにもしない。
そしてオッサンへ…

●いちいち言いたくないけど、いちいち言わないといけないこと

2011-06-23 | よもやま
長年お世話になっているgooブログからfacebookへ引越ししようかな、と考え中デス。
gooブログはデータのエクスポートが有料版でないとできないみたいなので試行錯誤。いや、別にやめるまでの数ヶ月ぐらい、有料会員になってもいいんだけど、支払い方法の制限とかあってすぐには出来ない状態。
出来たとしてもgooブログ用の独自のバックアップデータのようなので、そのままインポートもできなさそう。む~。
別にインポートできなくてもよくて、書きためたものを残したい気持ちの方が強い。。。


男女共同参画週間:あすから 園児にジェンダー学習会 /高知 - 毎日jp(毎日新聞)

あるパネルには「将来、白バイ隊員になりたい」と父親に訴える女の子が「危ないから駄目」と止められる場面が描かれ、同課職員が「女の子が白バイ隊員になりたいという夢を持つことは悪いことではありません。自分の持った夢を大事にして」と話すと、園児たちは「はーい」と元気良く手を挙げていた。(上記リンク先より引用)


ジェンダーフリーを教えるための例としては適切ではないと思う。

このお父さんは「女の子だからダメ」と言っている訳ではないのかもしれない。
単純に職業として「危険だからダメ」と思っての発言かもしれない。
それを恣意的に性差の問題に結びつけているところはおかしくない?
「敢えてオーバーな主張をしないとなかなか伝わらないから」という理由もあるのかもしれないけど、その結びつけはややヒステリックに感じられる。
でも、この辺はこの記事を書いた人のセンスの問題かもしれないから置いとく。

それにしても余り良くない例だよね。
ジェンダーフリーを訴える人にとっては『許されない差別』だと感じてしまうから、こういう例を取り上げるんじゃなかろうか。
感情的な例題すぎて、正しく伝わらない可能性が高い。
(多分だけど)この人の主張は「女の子だからダメ」と言うお父さんを責めるものではなく、
『そう言われたとしても、夢を持ってチャレンジしていいんですよ~』という事なんだろう(優しい解釈)。

でもこういう例だとどうしても前者の方に注目しちゃう。
「女の子だからダメ」というお父さんの常識の方が多くの人には真っ当なものに思える。
社会を潤滑に運営していく上で必要な・・・というかあって欲しい情感のように思える。

「『女の子にとっては危険な仕事だよ』と感じる人間の方が好きだ」
こうなると聞いた側は自分の常識を否定されるような気がして敵対モードになってしまうから、本当に伝えたいことに耳を傾けてもらえなくなっちゃう。

両方とも感情的になってしまうからもうダメ。


このジェンダーの問題って、どっちも感情的になりやすくて難しい問題だ。
私はある程度の男女差別は社会を潤滑に運営する上で必要だと思っている。
もし彼らの主張する考え方で教育がなされたら、性差に関して常識が異なる人間とつきあわなければならなくなる。
「男らしい」「女らしい」という言葉が通用しない、あるいは使ってはいけない言葉になっちゃってる社会。常識が通用しない社会。
それって単純に怖い、と思うのだ。
それは、私が男だからそう思うのかもしれない。つまり理論でも何でもなくて、単に感情である。


だから私は「自分が正しい」と思っているわけではない。
例えば、奴隷解放。
今の時代に生きる私にとっては、奴隷制度は「あるべき人間の姿」ではないと思える。というか無いのが常識だと思っている。
でも、当時の人(特に支配者層)にとっては、社会を潤滑に運営する上で必要なシステムだと思っていたに違いない。
もしかしたら、奴隷制度を採用しつづけた社会の方が発展していたかもしれない。
どっちが正しいのかは分かんないし、何に重きを置くかによって『正しさ』は変わってくる。
だから「それ間違ってるよ!」とは言えないし、言われたくもない。
でも、彼らが常識を変えようとしている以上、私は私の常識を主張した方が良いのではないかな、と。
そうやって徐々に(変わるんだったら)変わっていけば良いのだ。
(目に見えた形での)奴隷制度のない現在、現代人はそれを不便だとは感じない。彼らの言うジェンダーフリーが実現し、定着した頃にはそれが常識であり、不便を感じたりはしなくなる・・・のかもしれない。

ただ、奴隷に関しては『人間としての本質は奴隷と使用者の間に違いがない』と言う絶対的な理由があるけど、性差に関しては生物的に違うところがあるからなぁ。。。

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