台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

台湾的結婚式(本編)

2005年06月24日 | 風習・習慣



今日はいよいよ、
先週の土曜日に、半袖組のポチャンの結婚披露宴に行った話を書く。

上の写真は、披露宴に先立って行われた
教会での結婚式の様子だ。
中央の二人が新郎新婦で、
両側が付き添いの従兄弟夫婦だ。

そういうことで、今回のタイトルを、
” 台湾的結婚式 ” にしたけれど、
ポチャンが、台湾ではわりと少数派の、キリスト教だったり、
披露宴の会場が、5スター級のホテルだったりして、
この結婚式が、台湾のすご~く平均的な結婚式 とは言えない
- ってことを、最初に断っておく。

去年が、
陰陽五行説では、結婚によくない年だったことと、
先週の土曜が、6月の吉日だった 
- っていうことが重なって、
同じ日に、全台湾でどえらい数の結婚式があった。
大統領の陳さんの息子も、同じ日に結婚したんだヨ。


 


披露宴の進行は、
かなり日本の結婚披露宴と似ていて、
先に来客が宴席に座って待っていると、
左上の写真の様に、
メンデルスゾーンの結婚行進曲が流れて
新郎新婦が式場に入場してくる。

披露宴の式場は、5スターの台糖長栄ホテルで、
普通の台湾の結婚式なら、席がきまっていなくて
勝手気ままに着席するとこだが、
ここでは、
” 新郎朋友 ” とか、” 新婦親戚 ” とか、
テーブルごとに、大体の区分がつけてあった。

台湾では、一般に招待客が、
披露宴の招待状に返事を出さないし、
家族をつれてきたり、一人できたりするので
披露宴の人数は、会場側では正確には把握できない。

だが、
披露宴の料理は中華だから、
あらかじめ決めた卓の数の分を作るし、
一卓分の料理は、8人から12人前 - と幅がある人数に適合するから
特に問題はおきないみたいだ。

招待客は、右上の写真みたいに、
わりとリラックスした格好でくる。
ネクタイをした人は少ないが、
とりあえず、
男の人は、エリのあるシャツ+スラックス、
女の人は、ワンピース
っていうのが、多いみたいだナ。




入場した新郎新婦が壇上で挨拶したあと、
新郎側と新婦側から、それぞれ一人ずつ
招待客のスピーチがあった。

おおっと、左上の写真に写っている
新郎側のスピーチをしているオッサン、
新郎と張り合うような、白いスーツを着ているヤツは、
オレじゃあないか!

だが、はっきり言って、
このスピーチの準備は、しんどかったヨ。

話だけだと、オレの北京語じゃ、
みんな、何を言ってるか判らないだろう -と思って、
右上の写真みたいに
パワーポイントで、プレゼン用のマテリアルを作って
プロジェクターで映写しながら、スピーチしたからネ。
( ちゃんと、BGMとか音声も入った映像だゾ )


 

台湾の普通の結婚式だと、
「 いつ始まったんだろう? 」 っていう感じで、
大体、だらだら始まって、終わって、
途中が、ただのカラオケ大会みたいになっちゃうんだが、
この結婚式は、結構、企画というか演出がしっかりあった。

左上の写真は、
ウェディングケーキ入刀の様子だが、みんな
「 こんなことするのはじめて見た。 」
って言っていた。
司会のせりふが、日本と同じで
「 新郎新婦の、結婚後最初の共同作業でございます。
  皆様拍手をお願い致します。 」
って言うんで、ちょっと笑っちゃったヨ。

右上の写真は、
日本の結婚式の ” キャンドルサービス ” とよく似た、
” 各テーブルへの挨拶 ” で、
新郎新婦が、ワインをもって乾杯に回ってくる。

この結婚式は、400人も招待客がいたので
オレは、
「 これは、ポチャンみたいに酒に強くないと、
  テーブルを回っているうちに、たおれちゃうゾ。 」
とか、いらない心配をした。


(゜▽゜;) オドロキー

披露宴の最後の方で、
台南市長のスピーチがあった。

「 おお~、ポチャンって、こんな良いウチの息子だったんだぁ。 」
( 事務所で一緒に働いている時は、判らなかったヨ。 )

右上は、
日本と同じで披露宴の終わりにある
新郎新婦のお見送りだ。
引き出物はないけれど、
ここで新郎新婦から、キャンディーなんかをもらって
「 お幸せにネ! 」
なんて声をかけて、招待客は帰って行くわけだ。



  

 

スピーチとか色々あったんで、
料理の写真は、全部は撮れなかったけど
上がその半分位を写したもんだ。
冷菜盛り合わせ と エビのサラダ
がおいしかったネ。


それで、最後になったけど、
結婚式のご祝儀のことを少し説明する。

台湾では他のご祝儀と同じで、ご祝儀は
” 紅包、ホンパオ ”
っていう、赤い定型封筒みたいなヤツに入れて渡す。

紅包には、
” 百年好合 ”
とか、決まり文句を中心に書き、
自分の名前を
” 多田晃 賀 ”
なんていう風に、” ○○○ 賀 ”って左下に書いて、
封を、糊付けはしないままで、あげるのが普通だ。

金額は、
偶数であげなくてはいけなくて、端数があってもかまわないので
安い方から、
1000円、1200円、1600円、1800円、
( これは、若い人の場合 )
2000円、2200円、2600円、2800円、
( 会社の同僚とかの場合 )
3000円、3600円、6000円、12000円
( 会社の上司とかの場合 )
位が、よくいれる金額だろう。
( ちょっと言っておくと、
  オレのBLOGでは 円と書いてあったら、
  台湾の人の表現と同じで、
  日本円じゃなくて、台湾元のことなんで、誤解の無いように。 )

披露宴に出席する場合のご祝儀は、
出席しないときより少し高め、
今回みたいに、お金がかかっていそうな披露宴なら、
披露宴に出席する人は、少し高めにするみたいだネ。




さて、そういうことで、
すごく長くなったけど、やっとまとめた
” 台湾の結婚式 ”
の話はここで お・し・ま・い・だ・よ ♪


またこれからも、
色々 楽しい/おいしい 話を書いていくんで、
ヒマがあるときには、このBLOGも、見に来ると良いゾ !



四日前のヒット数 - 551
一昨昨日のヒット数 - 649
一昨日のヒット数 - 610
昨日のヒット数 - 475

一昨昨日、ウェイトとトレッドミルで5kmのJOGをやりました。
一昨日は、練習は休みでした。。
昨日は、夜中に顧客から、設備異常の呼び出しがあって、
    朝まで徹夜で修理しましたので、何もできませんでした。
今日も、調子戻らず、休みました。


台中国際レースまで、あと106日。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした (真夜中)
2005-06-27 23:10:23
張さんの結婚式での大役お疲れ様でした。昨年夏の台南滞在中に彼女のことを嬉しそうに話していた顔とトップの幸せ一杯の顔がダブって懐かしく思い出しました。張さんへ「若いお嫁さんを大事にして、末永くお幸せに」とお伝えください。
真夜中 さんへ (kool_tada)
2005-06-28 21:53:59
真夜中 さん



お久しぶりです、いかがお過ごしですか。

昨日まで黒シャツT君が日本に帰っていて

(T君の所もお姉さんの結婚式だったそうです)

「日本も暑かったー。」

って言っていました。



ポチャンは、年より老けて見えるし

ポチャンの奥さんは、年より若く見えるんで、なんだか

「若い奥さんをもらった」みたいに見えますが、

新郎新婦は高校の時、知り合った同級生なんですよ。



でも、ちゃんと

「末永くお幸せに」

と伝えますのでご心配なく。



真夜中さんも、また機会があれば

是非こちらへお越しください。



では。
おめでとうございます (AINEIAS)
2005-07-02 10:48:12
 すいませんでした。本編は出稿済だったのですね。



 式の当日に、Hotelの前に到着したリボンのついた黒い車には花嫁さんが乗っていました。きっとポチャンの花嫁さんだったのでしょう。

 私の同僚(アメリカ人)が写真を撮っていたのですが、「花婿が乗っていないじゃないか。どうしたんだ。」と要らぬ心配をしていたので、「日本でも式場までは別々に来るのが普通だから、きっと台湾でも同じだよ。」と説明しときました。

 その日は台南科技工業園区に行く間にも、他に3組のリボン車の列を見かけました。



 仕事の合間にこれだけのまとめをするのは手間がかかると思いますが、最高の記念になると思います。私もブログを持つことを考え始めました。

AINEIAS さんへ (kool_tada)
2005-07-05 13:41:51
AINEIAS さん



コメントありがとうございます。

アフロディーテの子供で、トロイア軍の将軍の方ですね。



ポチャンはもう、旅行から帰ってきて元気に新婚生活を始めました。



kool_tada のBLOGですが、始めたときは、

読みに来る人も殆どいないし、自分でも軽い気持ちで

大体一回5分~10分で書いていたんですが、

最近は、

毎日読んでくれる人も多くなり、

仲間の情報も増えてきたので、1日の空き時間のうち相当の量を

関連作業に費やすようになりました。



しかし、これはお金もかからないし、

自分の知見の整理にもなるので、

結構なことだなと感じています。



ANEIAS さんがBLOGを始められたら、また教えてください。

こちらからもぜひ拝見に伺わせて頂きます。



では!

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