台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

山東水餃大王 品尚坊-台北牛肉麺 ①

2006年04月27日 | うまいもの





この前台北ですげーうまい牛肉麺を食った


先回までの流れからすると今回は、
” 台南の陽春麺の話 ”
の第2回になるのがスジだけど、
最近食った牛肉麺の中で、
このミセが飛びぬけてうまかったんで
とりあえず、先に紹介することにした。



” 山東水餃大王 品尚坊 ” は、
中山北路と林森北路を結ぶ錦州街の、林森北路よりにある。
同じような名前のミセが台北にはゴマンとあるが、
この
” 品尚坊、ピンサンファン ”
は、あまりガイドブックとかに紹介されているのを見た事が無い。
でも、ミセをやっている一家
( みんなやたら体格がでかい。鮎川誠みたいな息子が沢山いるゾ。 )
は正真正銘の山東出身で
食わせるもの本筋の大陸北方の麺食だ。

オレは知り合いの台北ジモティに
「 美味しいから行ってご覧! 」
って紹介されて行ったんだが、
わざわざ新竹から出て行っただけの価値はあったナ。




” 山東水餃大王 品尚坊 ”
は、もう何十年も前にリージェントホテルの裏あたりで
開業したミセなんだそうだが、
今のラオパンの代になってから数年前に
錦州街に引っ越してきたということで、
ミセの内外装は新しくてとても清潔な感じだ。




上の写真が品尚坊で食った
” 水餃子 ”

” 酸辛湯 ”
だが、水餃子は皮が厚くてもちもち ( QQ、キューキュー )の本式で
酸辛湯も山椒が効いて舌がじーんと来る
( いわゆる ” 麻、マー ” の感じ )
うまいものだった。




上の写真は、
” エビ焼売 ” と
” 牛肉麺 ” で、
エビ焼売の方は、まぁ普通だったが
・・・ 牛肉麺の方にシビレた。

スープがうまい!
肉のダシがよく効いて深みがあるし、
醤油の味付けもあっさり目でちょうど良い。
いつも食ってる
” すき焼きの残り汁の薄いヤツ ”
みたいな牛肉麺のスープたぁ全然違う。
麺も外省麺系の白い麺なのに、
ばっちりQQ感が残っていて点数が高いゾ。




上が品尚坊のメニューだが、
牛肉麺のところに
” 元盅牛肉麺、ウェンゾンニョウロウメン ”
って書いてある。

「 なるほど( 原来如此、ウェンライルーツー ) ! 」

” 元盅、ウェンゾン ”っていうのは、
燉盅 ( トゥンゾン ) という蓋つきの陶器の容器に
材料を入れて長時間蒸す中華独特の調理方法だ。
このやりかただと、
低温で長い時間かけてスープをとることになるので、
手間はかかるがアクが出なくて、
上品で深い味のスープが出来る。
それでスープがうまかったわけだ ・・・・・  (・・)フムフム !


ここは2杯食いたかったけど、
さすがに腹の皮が突っ張って無理だった。
他にもうまそうな
” 抓餅 ”
とか
” 蒸餃子 ”
もメニューにあるし、


「 絶対また来るゼ! 」

と、心に誓うオレがいたのであった。




っていう感じで
今日のところはおしまいにしておくことにしよう。

       (* ^^)/  バイバイ!



    
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4月24日の練習 - トラック(清華大学)12.7km
4月25日の練習 - 休み
3月26日の練習 - ウェイト&クロカンマシーン少々(ジム)
3月27日の練習 - 今日も雨。ウェイトだけの予定です。


金鳳陽春麺-台南陽春麺①

2006年04月22日 | うまいもの




台南で 「 うまい! 」 と言われている
  陽春麺屋、” 金鳳 ” に行ってみた♪


な~んていっても、
大抵の人には
「 何が ” うまい! ” じゃ、おれは知らん!」
って言われちゃうだろうけどネ。

大体、
” 陽春麺、ヤンツンメン ”
自体が、
中華圏では、多分一番ポピュラーな麺なのに
日本では、あまり知られていないもんナ。

ここで念の為知らない人に説明すると、
” 陽春麺 ”
っていうのは、簡単に言うと、
まぁ日本でいう
” かけそ ば”か、” 具のないそば ”
のことだナ。
( 台湾では一般に、全然具がない訳じゃなくて、
  小白菜の葉が少しと、うすーい豚肉片か肉燥 ( 肉そぼろ ) が少しだけ
  入っているのが普通だけどネ。 )

このことばから派生して台湾では、
” ベーシックで飾りがない/安い感じがするもの ”
のことを
” 陽春○○ ”
と言うことがある。
例えば、
” スタンダード仕様のままで、オプションが何もついていない車 ”
のことは、
” 陽春車 ”
な~んて呼んだりするんである。


麺とダシしかないシンプルなものなのに
「 陽春麺がうまい。 」
って言われる様なミセは、他のもの食っても大体うまいから、
メシ食うミセを選ぶときに重要な目安になる。
- っていうのはオレの
” 台湾メシ食い場選びセオリー ”
の一つだネ。




” 金鳳陽春麺 ” は、
台南市政府の近くの怡平路上、
今ではすっかり寂れてしまっている市場
” 新沙卡里巴 ”
の、斜め対面あたりにある。
( 民族路から移動していって寂れた ” 小北夜市 ” とかもそうだが、
  台南の人は、どうもこういう
  商場の選択とかに慣れていない様だナ。 )



( ほら、寂れてるだろ )


でも、
あたりの閑散とした様子とは対照的に、
地の利が悪いのにもかかわらず、
このミセだけはいつも繁盛しているゾ。





” 金鳳陽春麺 ”
は、かなり以前に始まったミセだそうだが、
この場所には最近移転してきたということで、
ミセは新しくて、店内もきれいだ。

ただ、テーブルの高さがいやに高いから、
座高の低い人や子供は、ちょっと物を食いにくいかもしれない。




上が、このミセで食べた
” 沙茶麺 ”と、
” 普通の陽春麺 ” 。

写真では判りにくいと思うが、
” 陽春麺 ”
は普通の醤油ダシの麺で
” 沙茶麺 ” は
醤油の代わりに沙茶醤 ( サチャジャン、干しエビなんかで作ったタレ )
を使ってある。

麺は、日本人の好みからするとちょっと柔らかいかもしれないが
くせのない、食いやすい麺だ。
メニューには書いていないが、
好みによって太麺がチョイスできるので、
好きな人は注文するときに
「 粗麺 ( ツーメン ) ! 」
と言えば太麺の方にしてくれるゾ。

この日食ったのは、汁の少ない
” 乾麺、ガンメン ”
だったが、
普通ダシと沙茶醤のどちらもなかなかうまかった-。




上が、乾麺の相手役のスープとして注文した
” 餛飩湯 ”と、
” 搾菜肉糸湯 ” 。

台湾では、こんな風に
” 汁が沢山の湯麺一杯 ”
を食う代わりに
” 乾麺一杯+スープ一杯のコンビネーション ”
にして食うケースが結構多い。
それで、
スープは熱いから、最初からごくごく飲むんじゃなくて、
「 乾麺を適当に食っちまってから、
  ちょいと冷えて食いやすくなったスープに取り掛かる。 」
スタイルで食べる人が多い。
( 気温が高い台湾では、なかなか合理的な食い方だと思うナ。 )




さて上の写真は、
麺とスープのおかずに頼んだ
” 水餃子 ” と
” 魯味、ルーウェイ ” だ。

” 魯味 ” は
ダシも変に甘くないし、材料も良いものを使っている。
乾麺と一緒に食うとうまいネ。

” 水餃子 ”
は本当は主食として扱われるから
一人で乾麺と水餃子の両方食うとちょっと変な感じなんだが、
ここの味を確認したかったんで注文してみた。
アンはちょっとさっぱりしすぎている感じもしたが、
皮がちょうど良い厚さで、
いくらでも食えそうだったナ。




上は、今回行った
” 金鳳陽春麺 ”
のメニューだ。

品数はあまり多くないが、
( オレの考える )台湾のスタンダードな昼メシ屋のメニュー

乾麺/水餃子/肉燥飯 + 湯 + 魯味 ( +燙青菜 )

を完璧にカバーしているゾ。



( 上はこの店のラオパンだが、控えめな性格の人で
  余りミセの宣伝をして欲しくはないそうだ。 )

最後になるが、
何故こういう
” 具のないスタンダードな麺 ”
のことを
” 陽春麺 ”
と呼ぶようになったのか
- という根拠について、
巷間流布している二つのメジャーな説の内、
一つを紹介しておく。
( 今回は長くなるから一つだけにして、
  もう一つの根拠は、
  近々他の陽春麺屋を紹介するつもりなんで、その時に書く。 )

その、一つの説とは、
清代末に、グルメで知られる
” 西太后 ”
が紫禁城で食っていた
” 一見質素だが実は高い材料を使って手間もかかっている具なし麺 ”
のことを、


( 西太后 )

唐代の詩人
” 李白 ”
の詩句を引用して


( 李白 )

” 陽春麺 ”
と名づけていたから
- っていうものだ。

つまり、
” 茶色っぽいダシの中に白い麺だけが浮いている ”
様子を
” 陽春白雪 - 春が来て土が現れた地面の上に残っている白い雪 ”
に例えていたんだっていうことだ。

実際、
李白はなんかこの
” 陽春 ”
っていう言葉の響きが好きだったらしくて、
やけに色々な詩のなかで多用しているんで
かなり説得力がある説だよナ。
( ただし、ここでいう
  ” 陽春白雪 ”
  自体は、古曲の名前や南宋時代の詩集の名前で、
  ダイレクトに李白の詩に現れる言葉じゃあないけどネ。 )

- ってことで今回は最後に、李白の詩の例で、
” 陽春 ”
っていう言葉が使われていて、あの
” 松尾芭蕉 ” も、
その一部をパクったっていう名作中の名作
” 春夜宴桃李園序 ”
を引用して、
最近にしては珍しく、文化的に報告を終わることにするゾ。



春夜宴桃李園序




夫天地者,萬物之逆旅、
光陰者,百代之過客。
( ↑ ここ芭蕉がパクった所 )
而浮生若夢,爲歡幾何。
古人秉燭夜遊,良有以也。
陽春召我以煙景,大塊假我以文章。
會桃李之芳園,序天倫之樂事。
群季俊秀,皆爲惠連。
吾人詠歌,獨慚康樂。
幽賞未已,高談轉清。
開瓊筵以坐華,飛羽觴而醉月。
不有佳作,何伸雅懷。
如詩不成,罰依金谷酒數。



( 漢文だけだと判りにくいから、簡単に意訳してみた
  - 間違ってても文句を言わないように )

言ってみれば、
天地っていうのはすべてのものの宿屋であって、
時間っていうのは永遠の旅人の様なもんだ。
人生なんてまるで夢みたいなものだから、
どんな楽しいこともキリがないわけじゃあない。
昔の人は、蝋燭をつけて夜遅くまで遊んだっていうけれど、
それは、そういう楽しみのはかなさが良く判ってたってことだろう。

今日は暖かな春の日で、霞がかかった景色が私を誘い、
私は一応詩を書くこともできる男サ。
だから今日私はこうやって、
桃の花が咲く気持ち良い庭に仲間が集まった、
この楽しい宴会について書くことにしたんだ。
( でも本当は、
  ここに集まった仲間は有名な詩人の恵連みたいだから、
  私の作った詩なんて恥ずかしくて、
  他の詩人の康楽にも見せられやしないんだけれど。 )

こうしていると、
みんなが季節を愛おしむ言葉があふれるようにでてきて、
交わす意見もどんどんすばらしくなっていく。
敷物を花畑に広げて座り、
羽飾りのついた杯で何杯も酒を注ぎあっていると、
まるで月の光に酔っているみたいサ。

もしもこういうときに詩がなかったなら、
この心地よさを伝えることもできやしない。
だからもし今日、
順番がまわってきてもうまく詩ができないヤツがいたら、
罰として、
もっともっと酒をのませることにしようじゃないか。





では、また次回 - でござる。



   
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4月20日の練習 - 休み
4月21日の練習 - トラック(清華大学)11.8km
今日の練習    - ウェイトとトレッドミル(ジム)3km


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2006年04月19日 | うまいもの




「台南に感じの良いフランス料理のミセができた。」
  という評判を聞いて早速でかけてみた。


今まで台南のフランス料理屋と言えば、
” 那個時代 ” か
” 尼法 ”
位しかなかったけれど、
どちらも結構値段が高くてちょっと行きにくかった。
( でも、どちらもうまいヨ。 )

それが、最近できた
” 梅鐸、MEDUC ”
は、値段が手ごろなのに、雰囲気が良くて結構美味しい
- と、このBLOGでは既に何回も登場した
” ビビアン ”
が言うので、早速行ってみたのサ。
( 実はビビアンの親戚がやってるミセなんだよネ。 )



場所は、成功路上で赤嵌街との交差点のすぐそばだ。
今回オレは、
実業家で食いしん坊のチョーさんと一緒に出かけたが、
「 おっさんだけでフランス料理屋には行きたくねー 。 」
なんていう意気地の無い人は、
剣橋ホテル周辺のミセの小姐にお願いして同伴してもらうと
めし食った後、歩いて飲みにいける距離なので便利だ。
( ” 余計なお世話 ” ってヤツだネ。スマソ。 )




上が、
” 梅鐸 ”
( ミセの名前に別に意味はない。
  ボルドー地方の地名と似ているが関係はない。 )
の内装だが、サーモンがかったピンク色が基調で、
なかなか良い雰囲気だ。
ちょっと若い人向きかもしれない。

料理は基本的にはコースしかないが、
まず、主菜を8種類のなかから選んだあと、
サラダ、スープ、デザートなどを
それぞれ3種類位用意されているなかから、
チョイスするようになっている。




さて、ここから
” 梅鐸 ” で食べたものの紹介をするんだが、

左上が
” 魚介類をあしらったサラダ ” で、
右上が
” エビの冷たい前菜 ”
だ。

両方とも果物を沢山使っていて、盛り付けもとてもきれいだ。
サラダは、スモークサーモンとかイクラの塩気が
野菜とよくあっていてなかなか美味しい。
エビの方も甘みのあるソースがよく出来ていて、
とても精緻な感じがする。




上は、次に出てきたスープの写真だが、
左がオレが選んだ
” クリームスープ ”、
右がチョーさんが選んだ
” ミネストローネ ”
だ。
他に ” カボチャのクリームスープ ”
というのもあったが、
コース全体が甘くなりそうなので、今回はパスしておいた。

スープはまぁまぁのレベルだった。




左上は、フランス料理の定番だが、
” 温かい前菜-白身魚のパイ皮包み焼き ”。
すごく小さく見えるけれど、
ここのコースは結構品数が多いから、
こういう風に一品一品を少なくして、
色々沢山の種類を食べられるように工夫してくれているのは
すごくありがたい。
実際オレは、
これを食い終わった時点でもうほぼ満腹に近い状態になっていた。
( それで、これがまたうまかったんだよネ。 )

右上は、
主菜の前に口の中に残った味を消すための
” 甘くないミントシャーベット ” だ。
この気遣いもなかなかうれしいゾ。




そういうことで主菜だが、
左がオレの選んだ
” 家鴨の胸肉のオレンジソースがけ ” で
右がチョ-さんが選んだ
” 黒胡椒のステーキ ”
だ。

家鴨の方は、
肉の焼き加減がちょうど良くて
オレンジソースも酸味と甘味がうまく調和した申し分ないものだった。
盛り付けもすごくかっこいいゾ。
ステーキは、
黒胡椒がよく効いた赤身肉に
カリカリに揚げたニンニクが散らしてあって
なかなか良いものだが、
これだけの前菜を食べたあとこのステーキを
「 うめー、うめー。 」
って言って食える人は相当な胃袋の持ち主だろう。

普通サイズの胃の人だったら、
このチョイスは避けるほうが賢明かも知れないナ。




主菜の後はデザートだが、
左が、
” ラズベリーソースのムース ” で、
右が、
” 温かいブラウニーのアイスクリーム乗せ ”
だ。
両方とも見た目がとても可愛く出来ている。

ムースはかなり甘いけれど、
ラズベリーソースの酸味が相当あるので、
一緒に食うとちょうど良い。
腹いっぱいなのについ全部食べてしまう出来だ。

ブラウニーの方は持ってきたときに
ラム酒をかけて火をつけたりするので
かなり派手な演出のものだが、
オレにはちょいと甘すぎだった。




最後に、
これからこのミセに行こうって言う人の為に
メニューの写真を上に載せておいた。
何を食うか検討してから出かけると
失敗がなくて良いゾ。

それから、本当に
” 余計なお世話 ”
ってヤツだけれど、
一応ここはフランス料理屋なんで、
洋食の最低限のテーブルマナーを知らないと
メシ食っててちょっとかっこ悪いかもしれない
- と忠告しておこう。
( ” 梅鐸 ” じゃ、そんなに問題は無いと思うけれど、
  ” 尼法 ” なんかだと、
 ナイフとかフォークの置き方なんが間違ってると
 ” ウェイターが置きなおしてくれる ”
- っていう、
 親切なんだかイヤミなんだかよく判らない様なサービスもある。 )

あと、
残念なことにこのミセには、
” 研究中 ”
とのことでまだワインが置かれていない。
よりパーフェクトに料理を食いたい人がいたら、
自分であらかじめ好きな銘柄を買って持っていくと
良いんじゃなかろうか。
( その方が安上がりだしネ。 )




さて、ホントのホントに最後だが、
この日オレとチョーさんが食ったコースの会計は合わせて、
なんと1000元と少しだけだった。

しかもお昼にはさらにお得なランチもあるらしい。


ビビアン、良いミセを教えてくれてうれしーゼ!



と、いうようなところで
今日のところはおしまいにしておくことにしよう。

それではみなさん、 (^0^)/~~ また次回!



    
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ここ一週間ずっと、
” 仕事 ” とか、” 会食 ” とかが重なって
練習をやっていなくて、
今日久しぶりにトラックを8.2km 走りました。
5月7日には、南投県で
” 3人組トライアスロン ”
に参加して、5kmランニング部分をやる予定ですが、
水泳と自転車をやる他の2人に迷惑をかけないか、心配です。

民国95年3月5日の 【 台南一日ラーメン屋 】

2006年04月12日 | その他




ずいぶん時間が経っちゃったけど、
   ” 一日ラーメン屋 ” の報告をするヨ




(1)きっかけはフジテレビ

先月の5日に、
半年振りに ” 1日ラーメン屋 ” をやった。

この期間、
オレもラーメンマンも
台南の人に本当の日本のラーメンを食ってもらいたい
- という気持ちは強かった。
でも仕事も忙しかったし、
「 あれは疲れるからナー! 」
と思うとなかなか踏ん切りがつかなかったんだ。

そんなとき、
フジテレビの朝の番組
” めざましテレビ ” の ” ワールドキャラバン ”
からオレに出演者探しの依頼が来た。
そこでオレは、
「 この話にはラーメンマンが一番あってるゼ。 」
とか思って、
さっそくラーメンマンと相談して、それで
いよいよまた
” 台南一日ラーメン ”
をやることにしたのサ。

最初は前と同じで
「 50杯くらいつくりゃあいいかナー。 」
とか軽く考えていたんだけど、
聞いてみると、
このBLOGを読んでる人や、
口コミで来るような人がすごく多そうな感じになってきた。
それに、
ローカルの掲示板に紹介を書いたら、
1400ヒットも反応があったんで、
「 こりゃ、ヤバイ。 」
と思ってとりあえず、
手に入るだけの材料を頑張って用意することにした。



今回は前とは違って、
ラーメンマンの得意な豚骨ラーメンで行く事にして
( 前は鶏ダシの醤油ラーメン )
前日から段取り確認の為のテスト仕込みを開始した。

上左は、テスト仕込を余裕でこなすラーメンマン。
右は、
既に現地入りしていたフジテレビのメンバーと、
前の晩に
” C海産 ” で食事をした様子だ。
前面に写っているのがレポーターの
” 学くん ” で
となりに写っている、たまたまおそろいの緑の服の娘さんは
フジテレビとは何の関係もない、
ハイネッケンビールのビール小姐だ。

メシを食ったあと、
ラーメンマンは具の仕込のため家へ帰ったが、
オレとフジテレビの人達は
” 花園夜市 ” へ遊びにいった。
花園夜市では人出がすごくて、
あえなくカメラマンの人が迷子になってしまった。
みんな台南の夜市の熱気にインパクトを感じていた様子だった。



(2)気楽だった仕込

当日は朝から、
” 水仙宮市場 ”
へでかけて、
ネギとか豚骨とかを買うところを撮影した。



上は水仙宮市場の様子で、
左から、
買い物の前にいきがっているラーメンマン、
ネギとにんにくを見比べている学くん、
豚骨の解説をするラーメンマン
だ。



上は水仙宮市場の
” 阿美豚肉 ”
でおばさんに豚骨を割ってもらっている様子。
ここには、丸ごとの豚の頭とか足なんかの
かなりインパクトが強いものがあるが
「 朝の番組だからちょっと使えない絵ですネー。 」
なんてフジテレビの人は言っていた。

買い物のあとは
” 蕾 ”
に行って仕込を始めたが、かなり時間が押していて
みんなで手分けして作業をしたゾ。



( 叉焼を切るラーメン太太 )

亭主の道楽に文句も言わず付き合ってくれるこの人には毎度頭が下がるヨ。
オレのかーちゃんととっかえてくれー!



( ネギを切るのりぴー )

いつも変てこなのりぴーは実は料理学校出身の凄腕包丁人だった。
この人無くしては今回の大量のネギはとても切れなかったヨ、ホント。



( ミセのポスターを貼るkool_tada )

所詮オレにできるのはこのくらいのことサ。



( ゆで卵を切る学くん )

おどろいたことに、彼はオレが気がつくまでずっと卵を横に切っていた。
当日変な切り方の卵を食った人ー。 それは学くんの切ったヤツだゼ。




みんながそうこうしている間、
ラーメンマンはスープを作っていた。
写真は白濁した豚骨で、かなりしつこそうだが、
こまめにアクと油をとっているので、
実はすごくさっぱりしているゾ。




ラーメンマンがスープを仕込んでいる間、
フジテレビの人達はヒマなもんで、対面の
” 赤嵌担仔麺 ”
で台南名物、担仔麺の撮影をやりに行った。
いよいよ豚ガラを出し始めたら
こちらの撮影に帰ってきたが、
ガラ出しは手間食うから、
ラーメンマン、学くん、オレの3人でやったゾ。

この時点でオレ達の頭の中は
「 今日は100杯とちょっと出せるナ。まぁ十分だろう。 」
という計算が出来ていた。



(2)緊張の本番

だが、
時刻が4時に近づく頃から、あたりの様相が一変してきた。
オレ達がまだ準備をしているのに、
蕾の前にはラーメンを食いに来た人が並び始め、
やがてその列の長さはどんどん、どんどん長くなっていった。



5時になった時点で、用意した整理券を配ったら
何十枚もの整理券が全部無くなっちまったのに、
まだ人が来続けている。
( ヤベー、
  いっぱい来てくれるのはうれしーけど、
  仲間うちの分を残そうと思ったら、
  これから来る人は全部断んなきゃなんないヨー。 )



思いがけないほど沢山来た人にド緊張しながら、
オレ達はラーメンを作り始めた。

でも、いざ始めて調子に乗ってしまえば、
テレビカメラも大勢の客もあまり気にならなくなって、
もう、とにかくガンガン作りまくったゼ。



ラーメン作ってる間は自分達のことで夢中だったけど、
今回はお客さんが多かったから、
配膳や洗い物をやってくれた人達はほんと大変だったと思う。
どうもありがとうございました。
それととなりの
” 碳烤三明治、炭焼きサンドイッチ ”
のミセには機材なども全面的にバックアップしてもらって
ほんと、感謝しています。



上の写真は、左からそれぞれ
配膳と洗い物をお願いした、華ちゃん、のりぴー、ちーまま、
機材バックアップをお願いした、碳烤三明治のみなさん、
仕入れとかをお願いした、ビビアンだ。

それと何より、
日曜日にラーメン一杯のためだけにわざわざ来てくれた
お客さん全員にお礼を言いたい。
本当にどうもありがとうございました。







(4)そしておしまい

当日は8時までに終わるつもりだったが、
仲間内のラーメンを作っていると9時近くになっちまった。
気がついたら110杯もラーメンが出て、
最後に残った麺を、
フジテレビの人とオレ達が食うことになった。



左上は、
最後の一杯を作る前。
みんな結構まだ元気がある。

右上は、
ラーメンを食べるところを撮影されている学くん。
スタッフの人からダメ出しがでるもんで、
ラーメンがどんどん冷えちゃって
あまり美味くなかったかもしれない。






そして、
ほんとうの最後の最後に、
ラーメンマンへのインタビューがあって、
日本のオヤジさんからの手紙がわたされた。

オレや、
他のメンバーは蕾のミセのなかで
その様子をみていたんだが、
オヤジさんの、息子のことを思う長い手紙と
それを読むラーメンマンを見ていて
みんな結構、
ジーンと来ていた。


もうずいぶん前に父親を亡くして
すごくいい親だったんだけど
” 手紙 ”
- というものは、
生きてる間に一度ももらったことが無いオレは、


こーいうことに、
テレビの演出 
- みたいなものだってもちろんあるんだろうけれど、



少なくともその手紙はホンモノだ!



なんて思ってた。





と、いうようなところで
今日のところはおしまいにしておくことにしよう。

それではみなさん、 (^0^)/~~ また次回!





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4月09日の練習 - ウェイト&トレッドミル6.1km
4月10日の練習 - ウェイト
4月11日の練習 - ウェイト
今日の練習    - ウェイト


    

大台南活力夜市-台南夜市6

2006年04月03日 | 夜市




今回は最近できた大型の夜市
  ” 大台南活力夜市 ” の報告をするゾ♪


オレが新竹に転勤になったすぐ後、
台南の大型夜市の中では一番新しい、
” 大台南夜市 ”
が始まった。
” 台湾最大の夜市! ”
なんてインターネットとかで宣伝してたんで、
行こう行こうと思っていながら、
今までなかなか行く機会がなかったが、
この週末に頑張って出かけてみた。



場所は、
” 花園夜市 ”
の直近で、海安路と民徳路の交差点のところにある。
開催日は、花園夜市が
” 木、土、日 ”
なんで、バッティングしないように、
” 月、火、金 ”
にしているみたいだ。

宣伝はともかく、
実際に夜市に行って見た感じとしては、
” 花園 ”、
” 小北成功 ”、
” 武聖 ”、
” 大東 ”に次いで
台南の6個の大型夜市の中で、
5番目の規模になるんじゃないかナ。

” 大統一 ” は、
ちょっと前までは、結構大きな夜市だったが
” 花園 ” が、
最大の夜市になって復活した後は
開催日が同じで場所も近いので、
客をとられて寂れてしまっているからネ。

” 大台南活力夜市 ”
の屋台の傾向としては、
” 大東 ”、
” 大統一 ”と似て、
若者向けの洋服、小物や、新しい種類の食い物のミセが多いゾ。




それでは早速、ミセのレポートから始める。
まずは、
食い物以外の地味なところから行くことにして、
左上の写真が、メガネ屋で、
右上の写真が、時計屋だ。

メガネは、バリだらけのプラスチックサングラスなんかもあるが、
ちゃーんと度が入った老眼鏡もある。
ま、デザイン的にはちょっと買い難いもんが多いけどネ。

時計屋は、じっくり見る価値がある。
例えば、
オレがランニングの練習の時に使ってるのは
開元夜市で買ったアディダスのパチもの ( 100元 ) だが、
時間も正確だし、防水機能もOK、
3年経っても電池の交換無しで動いているゾ。
気合を入れて探せば、
デザインが可愛らしかったり、機能がちゃんとしていたり、
結構面白いモンが手に入る。




引き続き食い物以外の屋台だが、
左上がVCD屋で、右上はアクセサリー屋だ。
VCD屋は、見た事も聞いた事もない様な映画が多いし、
洋画なんかは、タイトルが勝手な中国語に変えてあって、
何の映画のVCDか見当がつかなかったりして、
素人だとなかなか欲しいものが買えない。
まぁコアな分野のミセだナ。

アクセサリーは、一般的に
色使いもデザインもきれいなものが多いから、
細工がちゃんとしたものを選べば
結構使える 
- と、オレの会社の女子社員が言っていた。




左上は、装身具としての
” 玉 ( ユイ/メノウとか翡翠とかの石 ) ”
を売っているミセだ。
” 玉 ” は、
アクセサリーとしての意味ももちろんあるけれど、
台湾の人は、
” 厄除け ” とか、
” 金運向上 ” みたいな、
おまじないの意味で着けている人が多い。
そういうのは、
他人が触れたりすると効果がなくなっちゃうらしいから、
友達でも
「 あーら、その腕輪かわいいわねー! 」
なんて気軽にさわっちゃあダメだヨ。

右上は、玉みたいなアクセサリーだが
ちょっと新しい意匠のものを扱っているミセだ。




夜市では、洋服も多く売られている。
左上は女性向けの服で、右上が子供の服だ。
値段は安いけれど、ちょっと
” もっさり ”
したものとか、
異様に
” ハデハデ ”
なもんが多いかナ。




洋服が出たんで、いきおいで下着屋の写真を撮ってきたが、
( もちろん、ミセに断ってから写したんだゾ )
左上は胸当ての専門店で、右上は手作り品主体のミセだ。
大体、
台湾は日本より暑いから、
下着も日本のものに較べると布が少なくて、
” 保温性 ”
よりも
” 見た目 ”
を重視したものが多いような気がするナ。




最近どこの夜市でも、
動物を扱うミセは少なくなってきているが、
大台南夜市には、まだ1件動物屋が残っていた。
そしてそのミセには、
右上の写真みたいな、思わずひっさらって帰りたくなるような
可愛い子犬もいるのであった。




さて、ここから食い物の屋台の紹介に入るが、
最初は昔からある一般的な屋台で、
左上の写真が果物屋で、右上の写真が臭豆腐屋だ。

果物屋の果物は、食いやすい大きさに切って、
” 梅子粉 ” なんていう、
適当に塩味と甘い味を混ぜて風味が付けてあるような粉をかけ、
ビニール袋に入れて売ってくれる。
( グアバーとかの硬い果物だと、
 団子三兄弟 みたいに串刺しにしてくれることもある。 )

臭豆腐を、
口に入れてからその後、飲み込めるかどうかは、
( 口に入れるとこまでなら、誰だってできる。 )
ミセの周囲に漂う匂いのキツさで大体判断がつく。
周囲10m以上離れても鼻を突き刺すようなにおいがするような
化学兵器並みのヤツは、
日本人はまぁ、
口に入れたって、どうせ飲みこめやしないんだから、
買わない方が無難だ。
( 大体、そんなのを食った日にゃあ吐く息だって、
  どえらく臭くなっちゃうからネ。 )




左上は、たこ焼き屋の写真。
中国語では、
たこ = 彰魚 ( ザンユイ )
なので、
たこ焼きの屋台には
” 彰魚小丸子 ”
と書いてある。
粉の配合とか、焼きの技術が日本の方が本家みたいで、
台湾の屋台ではあんまりうまいのには当たったことがない。

右上は、
” 烤家鴨挟餅、カオヤーチャオピン ” 。
これは日本にはない食い物で、
家鴨の皮とか肉、きゅうり、薄いパリパリの揚げ皮なんかに
甜麺醤をつけて、蒸した小麦の生地に巻いて食うものだ。
北京ダックとよく似ていて、
なかなかうまいもんだ。




上の写真は、
” 香酥鶏 ( シャンスーチー、鹹酥鶏 = シェンスーチー とも言う ) ” 。
鶏のから揚げ、インゲン豆、百頁豆腐、しいたけ、ソーセージ 
みたいな食材を好きなだけ選ぶと、
その場でサッと揚げて、香辛料と塩をまぶして食わせてくれるミセだ。
ビールのあてには最適の食い物だが、
外帯 ( ワイタイ ) = テイクアウト
するのが一般的なんで、
日本の串かつ屋みたいに、
ミセで揚げたてを食いながらビールを飲む
- ってことはできないネ。

右上の写真に、このときオレが選んだ食材が写っている。



さて、上は引き続き同じ
” 香酥鶏 ” 屋を
横から見ている写真で、
右上に揚げなべが写っているが、
注目すべきは左下に写っている青い機械だ。
実はこれは高速で回転する脱水機のようなもので、
揚げたあとの食材をこの機械に入れて、
余分の油を完全にきってしまう為のものだ。
これが有るミセの揚げ物は、
出来立てもカラっとしているし、
時間が経って冷えても、油がべっとりしてこなくて
都合が良いゾ。

右上の写真は、同じような
” 香酥鶏 ”のミセなんだが、
こういう
” 大上海 ” とか
” 小上海 ” とかいう屋号のミセは、
普通、鶏のから揚げだけを売っているミセで、
他の食材は扱っていないヨ。




上の写真は、大陸から輸入してきた
” 玉米 ( ユイミー、トウモロコシ ) ”
を売っている屋台だ。
色がところどころ赤くなっているもので、
とてもQQ ( モチモチ ) していておいしいゾ。




左上は、冷たい飲み物のミセ。
看板に書いてある
” 西米露、シーミールー ”
は、キャッサバ芋のでんぷんから作るタピオカのことで、
わりと小さい粒が入っている飲料のことが多い。
( でかい粒だと ” 珍珠、チンズー ” なんて言う。)

右上の写真は、わりと最近夜市で見かけるようになった
” 甜玉米、ティエンユイミー ”
のミセ。
トウモロコシの外側を、
チョコレートとか海苔とかの風味の
甘いアイシングでコートしてあるものだ。
オレはまだ食ったことがないが、
人に聞くと結構おいしいものらしいネ。




上の写真は、
” 日式煎餅 ( ズースーゼンピン、お好み焼き ) ”
のミセ。
ここのは、広島なんかの美味しい本物には決して及ばないが、
それでも生地が軽くて結構食べられる。
それにタレが、
カレー味、ワサビ味、醤油味とか選ぶことができるから
色々食い較べられて楽しいヨ。
これも比較的最近夜市に出てくるようになった食い物だナ。




上の写真も夜市としては新傾向の食い物で、
” 無骨鳳爪 ( ウーグーフォンツォン、骨なしの鶏の脚 ) ”

” 麻辣燙 ( マーラータン、魯味でダシを辛くしているもの ) ”
のミセだ。
” 無骨鳳爪 ”
の方は、食いやすくて便利なようだが、
オレはやっぱ骨をしゃぶる様に食うほうが好きだ。
骨がないと、あっという間に食えちまって
なんか淋しいんだよナ。




最後は、アイスクリーム屋の屋台で、
左上がアイスクリームを春巻の皮で包んで揚げたものを
売っているミセで、
( 揚げてないミセもある )
右上がアイスクリームをクレープに包んだものを
売っている屋台だ。




最後に上は、
現在の台南の有力夜市を一覧表にしてみたものだ。

去年、
”前の花園夜市 ”が、
土地の契約期限の問題から、無くなっちまった時は、
台南の夜市もずいぶん淋しくなったもんだが、
そのあと、
”大統一夜市 ”
ができて、そのあと
”新しい花園夜市 ”
が復活したし、
今度はこの大台南活力夜市もできた。
遊びに行くオレ達にとっては、
色々選択できてうれしいが、
夜市の間の競争は、結構激しくなってきているゾ。


 まぁ、こんなとこかな!



それではみなさん、 (^0^)/~~ また次回!



    
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