「はやぶさ」目指す小惑星「イトカワ」撮影に成功 (読売新聞) - goo ニュース
この間、ロケット博士の糸川英夫氏の評伝「やんちゃな独創」を読んだとき、ある小惑星(仮番号1988SF36)の命名権をもつ米国チームに、「イトカワ」という名前を申請して認められたというくだりがあった。なんと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、この小惑星「イトカワ」をめざして、探検機「はやぶさ」を2003年5月9日に発射させていたのだった。
この「イトカワ」は、地球から約3億9千万キロメートル離れた軌道で太陽の周りをまわっている。体格はおおよそ500m×300m。惑星の中では、とても小柄といえよう。昨年5月19日に地球スイングバイを成功させ、順調に軌道にのせ、8月12日に、「イトカワ」から約3万5千キロの距離を毎秒38mで接近している。その探索機「はやぶさ」搭載の星姿勢計(スタートラッカ)が、とらえた画像が上記の写真になる。今回のイオンエンジンを利用して、目的の天体に精密に誘導するのは、世界初の試みだそうだ。JAXAでは地上からの電波による観測と、この搭載カメラによる画像の計測をミックスさせて計算する。こんな複雑な計測に成功するなんて、米国NASAの宇宙飛行成功のかげに隠れてしまうが、もっと注目しても良いと思う。
何しろ、来月中旬には、1秒ほど接触して地表から岩石片のサンプルを収集、2007年にはおみやげをもって帰還する予定である。ご承知のように、人類がサンプルを持ち帰った天体は月しかない。おおいに期待できるプロジェクトである。
気の遠くなりそうな時間と距離と空間を超えて、わずか”1秒”ほどの接触。まるでGackt語でいう”天使の距離”というKISSを連想させるが、この1秒にこめられた意味は大きい。
この間、ロケット博士の糸川英夫氏の評伝「やんちゃな独創」を読んだとき、ある小惑星(仮番号1988SF36)の命名権をもつ米国チームに、「イトカワ」という名前を申請して認められたというくだりがあった。なんと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、この小惑星「イトカワ」をめざして、探検機「はやぶさ」を2003年5月9日に発射させていたのだった。
この「イトカワ」は、地球から約3億9千万キロメートル離れた軌道で太陽の周りをまわっている。体格はおおよそ500m×300m。惑星の中では、とても小柄といえよう。昨年5月19日に地球スイングバイを成功させ、順調に軌道にのせ、8月12日に、「イトカワ」から約3万5千キロの距離を毎秒38mで接近している。その探索機「はやぶさ」搭載の星姿勢計(スタートラッカ)が、とらえた画像が上記の写真になる。今回のイオンエンジンを利用して、目的の天体に精密に誘導するのは、世界初の試みだそうだ。JAXAでは地上からの電波による観測と、この搭載カメラによる画像の計測をミックスさせて計算する。こんな複雑な計測に成功するなんて、米国NASAの宇宙飛行成功のかげに隠れてしまうが、もっと注目しても良いと思う。
何しろ、来月中旬には、1秒ほど接触して地表から岩石片のサンプルを収集、2007年にはおみやげをもって帰還する予定である。ご承知のように、人類がサンプルを持ち帰った天体は月しかない。おおいに期待できるプロジェクトである。
気の遠くなりそうな時間と距離と空間を超えて、わずか”1秒”ほどの接触。まるでGackt語でいう”天使の距離”というKISSを連想させるが、この1秒にこめられた意味は大きい。
随分詳しく書かれているので、とても勉強になりました。
「天使の距離」って、素敵な言葉ですね~!たった1秒の逢瀬の為に気が遠くなるような距離を行く。ロマンですねぇ・・・。
このプロジェクトには、注目しております。
本当に小さな小さな「イトカワ」ですが、月以外の惑星からのサンプルには、なにが秘められているのか、宇宙に詳しくない私でも興味津々です。
>「天使の距離」って
この言葉は、アーティストのGacktさんがキスする瞬間の唇と唇が触れるか触れないかの距離を”天使の距離”と表現しています。紫苑さまのおっしゃるようにこのプロジェクトの最高潮のわずか一秒を表現するのに、ふさわしい言葉だと考え引用いたしました。
本当にロマンですよね。