築地市場・東卸組合での日々

築地市場にある、水産物部仲卸業者の組合:東京魚市場卸協同組合での日々を広報文化課職員が綴ります。

イサキ。

2008-07-17 18:28:39 | 魚市場セミナー
今日は前期最後、第5回目の魚市場セミナー
テーマは「イサキ」でした。

講師には築地市場仲卸「鈴角米勝」の大八木勝男広報委員と、「中央魚類」の高畠隆氏。
助手として鈴角米勝の”ジョシュー”(としか紹介していただけませんでした…助手のジョシュー)

用意されたのはお刺身用に大きなイサキと、塩焼用の小ぶりなイサキ。
イサキは大きければ大きいほうがおいしいとのこと。
そして、イサキの目。
魚は通常、目がすんできれいなほうがおいしいとされることが多いのですが、イサキは別。
目が白くにごっています。
選ぶときは目ではなくてえらの赤さとかで選ぶように・・・。

まずは講師の実演をみんなで取り囲んでお勉強。
なぜ魚の頭を左にして置くのか等々いろいろな話も飛び出しました。

そして、塩焼きをするとき串の刺し方や飾り包丁の入れ方。
飾り包丁、飾りなので表だけに入れるものかと思いきや、火の通りを良くするために裏面にも入れるとのこと。
串の刺し方もいざ自分でやってみると刺さらないこと!
意外と難しい
けれど、このひと手間で本当に見た目のおいしさ倍増ですね。

お刺身は普通にお刺身にしたものと、皮付きで湯引きにしたもの。
皮がついたものにお湯をかけるときはガーゼなりサラシなりを上において身が丸まらないように。
それでも少し丸まってしまうのですが、出来上がったものの皮目に包丁を通すと、これまた美しいお刺身に大変身。

食べて更に驚くことに、湯引きにしたものの方がこりこりとした食感があって本当においしい!
こんなおいしいお刺身を自宅で作れるかもしれないことに皆で感動。

塩焼は結局時間がなくなってしまい、焼くことができませんでしたが、
もう1匹ずつお土産用に配られたイサキとともに、各自2尾のイサキをお持ち帰り。
今日の晩御飯になったかな。

次回は夏休み明け!
今まで教えていただいたことをたっぷり自宅で演習ですね。


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