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★ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチン。救える子どもの命があります!

2010年05月19日 | 感染症対策への取組み


残念なことに日本は、予防ワクチンの後進国と言われています。
それは、ワクチンの接種でほぼ100%予防できる病気があるのに、日本では
認可の遅れなどで、救えるはずの命が救えない現実があるという事です。

予防接種には大きく2種類あり、一つは国が費用を負担して行う「定期接種」
もうひとつが各自の費用負担で行う、「任意接種」と呼ばれるものです。

例えば、乳幼児の細菌性髄膜炎という病気は、症状が風邪とそっくりなため
見分けがつきづらく、毎年50人もの子どもが亡くなっています。さらに発症
すると4分の1の子どもに知的障がいや難聴などの後遺症が残ります。

この病気の原因菌は、6割近くが「ヒブ菌」、2割が「肺炎球菌」と呼ばれ
る菌です。予防接種により病気を劇的に防ぐことができるのに、「定期接種」
されていないために、毎年毎年悲しい出来事が発生しています。

希望者だけの「任意接種」だとヒブワクチンの場合、一回7000円から8000円
かかり、年齢により最大4回の接種が必要なため、合計で3万円前後の自己
負担となるため、経済的理由で接種が進まないのです。

私はこのような悲劇を繰り返さないため、遅れているワクチンの定期接種化
と公費助成の訴えを続けています。その結果小平市では、昨年の9月から
ヒブワクチンに一回3500円、肺炎球菌ワクチンに4000円の助成がスタートし、
全国に波動が広がっています。

    
●ここにワクチンで救える子どもの命があります。

先に述べたように小平では2つのワクチンの半額助成が始まりましたが、
肺炎球菌ワクチンは、65歳以上の高齢世代が対象のものです。小児用肺
炎球菌ワクチンについては、今年の2月22日に販売が始まったものの、
助成対象には入っていません。

今後は予防医学の観点からも、小児期だけでなく高齢期に至るまで肺炎
を防ぐ効果がある、小児用肺炎球菌ワクチンの公的助成を訴えていきた
いと思います。

費用の助成を受けるためには、健康センターへの申し込みが必要です。
問い合わせ先は、042-346-3700です。(小平市健康センター)

あぶかわひろしは今日も行く

◆あぶかわ浩(虻川浩)・小平市議会議員のホームページ

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