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◆「小児用肺炎球菌ワクチン」を何としても助成の対象に加えてほしい!〓9月定例会一般質問報告②

2010年09月10日 | 感染症対策への取組み
②「小児用肺炎球菌」などのワクチン公費助成施策について!

               
小平市は多摩地域で2番目にヒブワクチンの公費助成をスタートさせた
草分け的自治体です。小平を起点に、今年度は全国204もの自治体に
大きく拡大する流れが広がっています。

しかし残念なことに、成人用の肺炎球菌ワクチンは助成されるのに、
「小児用肺炎球菌ワクチン」には補助が出ないのです!

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ヒブワクチンの接種により、小児細菌性髄膜炎の55%は予防することが
できるようになりましたが、これに小児用肺炎球菌ワクチンを加えられれば
小児細菌性髄膜炎の75%~80%近くまで予防率を上げる事ができます。
パーセントの向こう側は、子ども達の命に直結しているのです。

私は、何としても小平市で小児用炎球菌ワクチンの公費助成を実現したい
との思いから、一般質問を重ねてきました。

4度目の今回の質問で解ったことは、小平市の予防ワクチン公費助成の優
先順位は、まず何よりも安全性であり、次いで国の承認の有無、都の補助
の有無、他の自治体の動向、要望の状況、医師会の意見、罹患率、死亡率
を総合的に見て判断するとの事でした。
小児用肺炎球菌ワクチンは、このほとんどの要件を満たしています。

ここで問題となるのは、東京都の補助金です。人口を基準としてポイント
換算し、いくつかのメニュー別に補助金の金額が設定され、その二分の一
が補助対象金額との事でした。小平市が受けられる補助金の上限は、
4678万2000円で、その二分の一が補助対象となります。

そのうちの約3000万円は、すでにヒブと肺炎球菌ワクチンで使われて
おり、残りの部分もその他で上限に達しているとの事でした。

私は、申請済であっても予定額に達していないものの調整や、その他財源
の捻出によって、小児用肺炎球菌ワクチンの公費助成を何としても実現させ
るべきことを強く訴えました。

具体的提案として、対象年齢を0歳から4歳代7700人を対象としてスタ
ートさせれば、ヒブワクチン同様、約24%の1817人が接種するとして、
費用は、817万6500円となり、実現可能ではないかと主張。

今後の理事者側の具体的かつ真剣なる取り組みを期待したいと思います。

なおもうひとつの懸案の、唯一の予防できるガンといわれる、子宮頸がん
ワクチンの公費助成については、現在補正予算4号に上程されており、採択
されれば、今年11月から1回の接種費用15000円に対して12000円の
助成が実現します。

詳細は後日ご報告いたします。

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