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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。

在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。



尿道留置カテーテル

2014-10-28 22:30:22 | 介護の日常


ショートのことをゆっくり書きたいのに・・ またちょっと変化というか…

陰部のオムツかぶれの炎症がだんだんひどくなってきて… もう1年近く薬を処方してもらって毎日洗って薬をつけることをしてるんですけどね。
薬もステロイドや違うやいろいろ変えてみてもひどくなるから、
つまり尿がいつも出てる状態で乾く間がないし、薬をつけてもすぐに尿で流れてしまう。
そんな感じで悪化して、今月の皮膚科の受診の時はもう車イスに座ってるのも痛くて痛くて、処置室に横にならせてもらって順番待ちで。

先生もホントよく見てくれるんですが、びらんが潰瘍化してて薬とかではもうどうにもできない ということで。
とにかく乾かしてきれいにするために管を入れてみたらどうだろう? と先生が泌尿器科に手紙を書いてくれて、
導尿管、バルーンカテーテル?を入れて来ました。
泌尿器の先生もとっても優しくて安心しました。

皮膚科の先生は 「管を入れれば月に1回の交換に来ればいいし オシッコ介護がなくなるから楽かもよ?」 なんて言ってましたが、

たしかにオシッコに連れていかなくていい っていうのは楽ですが、
・・・が、 です。 

寝たきりではないので、 導尿管つけたままベッド、車イスの移乗は案外むずかしいです。
車イスを動かすと管が車輪に絡まっちゃうし。
移乗するとき 尿バッグを一緒に動かさないとひきつっちゃうし。
陰部洗浄とびらんの手当ては毎日するのは変わらないし。

慣れるまではちょっと苦労しそう。

でもケアマネさんに聞いたら、管をいれたままでも今までと同じ介護サービスを受けられるそうなので
「介護関係の皆さんなら手慣れてるから大丈夫ですよ」 と言ってくれて嬉しかったです。

痛みが落ち着いて車イスに数時間座っていられるようになったら、またデイにも行けるし。
ショートにも・・・ 行ってほしいよね~~

逆に普通の生活をさせないと、寝たきりみたいになるとオシッコが出にくくなると良くないんだそうです。

いろいろ大変なこともあるけど、やはり夜中にオムツ交換などをしなくていいのはすごく楽です。
こっちも眠っちゃっていいわけだから…

  

・・・ってなことになったその日から、私が38度超えの熱!
タイミング良すぎというかなんていうか、 この2~3年、高熱出したことなんかなかったのに。
なので 管入れたその日から家事も最低限のことだけして、移乗は父に手伝わせ、夜は9時には私もフトンに入って、朝までひたすら寝る寝る

いきなり熱が出たもんだから まわりからは 「変な菌もらってきたか」 「デング熱か?」 とか言われながらも
2晩 熱に苦しんで次の朝は熱が下がったので、やっぱり風邪なんでしょうねぇ
熱さえなければもう大丈夫です。

  

・・・ってなことを言ってたら、 朝、母の様子がどうもおかしい。
前の晩、尿バッグのオシッコをトイレに捨てに行ったら、なんだか色が赤っぽい・・・
体調は悪くないのでとりあえず寝かせて次の朝に尿バッグを見たら、こんどはキレイなオシッコがバッグがパンパンなくらいたくさん出てる。
でも様子がおかしいので熱を測ってみたら38.7度

慌てて泌尿器科の看護師さんに電話してみると 「オシッコがたくさん出てるんなら泌尿器科の熱じゃないかも。 まず内科を受診してみてください」 って言われ、
父と二人がかりでやっとのことで車イスに乗せ、病院へ。
なんか朦朧とした感じでグッタリしてて、水分摂取もできない状態。

内科のいつもの先生が、 「もうその状態なら 検査回ってそのまま入院にしよう」 ということで、ストレッチャーに移されてインフル検査、採血、CT、そしてお部屋へ。
今回は個室にしてもらいました。

検査の結果は、インフルは出なくてひと安心。
肺炎でもないみたいで、病名は 「急性腎盂腎炎」としてありました。 やっぱりオシッコのほうだったんじゃん
点滴のおかげで数時間後には意識も少しハッキリしてきて熱も下がり始めたようです。

管いれると感染しやすくなるとは知ってたけど、こんなにすぐに感染しちゃうとは・・・ 管理がわるいわけじゃないよね・・
陰部の炎症が潰瘍化して浸出液が出てたし、もう無理があったんですよね・・

というわけで・・・結局 母はただいま入院中です。
入院するのは久しぶりだから、この機会にチョットゆっくりしましょうかね






夏から秋へ駆け足で

2014-10-19 09:54:34 | 父、肺がんの経過

ここ最近オジーサンもいろいろあって、母のことと重なってほとんど姉と協力しながらの毎日でした。

父は7月に頭痛と熱がひどくて寝込む日が多く、「脳に転移した」 って 自分で勝手に大騒ぎして 予約外で病院に行って、
結局は 脳のCTを撮ったら 脳への転移はまだない、と言われてひと安心して ちょっと元気になったと思ったら、
9月に 肩の激痛で夜も眠れない、と高熱も続いて食欲もなくなり、 「ついに骨に転移した。」 って また大騒ぎして 予約外で病院へ行って、
痛み止の薬も効かない、と また夜にも病院へ駆け込んだり、

弱気な発言したことのない人が 「つらい」 「入院したい・・」 とかつぶやくので さすがに私たちも心配しましたが、
結局 MRIの結果、こんどもまた腫瘍の転移ではなくて 肩の「けん」が切れて水がたまって激痛になるんだそうで。 これは 薬、注射、そしてリハビリが効果があるということでリハビリに通うことになり、
だんだん改善して自分でまた運転もできるようになってきて良かったです。

もうすぐ「超」が付くような高齢で病気の進み方もゆっくりなのかも。
でも今月の検査では写真を見る限り腫瘍が胸壁まで達するのも時間の問題な感じで、そうなると胸水がたまって具合悪くなるそうです。
腫瘍マーカーCEA値は854。

今回の肩の痛みが腫瘍によるものという結果だったら、緩和ケアのある病院を探すつもりでしたが、(通院している大学病院には緩和ケアがなく、高齢者の場合は療養病院を紹介されてしまうみたい)
でもまだ大丈夫なのかな。 しかしいずれは病院を変えないといけなくなるし、探しておくべきか迷います。
といっても実家の近辺、通える範囲で、高齢者を受け入れる緩和ケアがある病院は1つだけ。 少なすぎですよね・・・ でもひとむかし前よりは病院も増えました。 リハビリ専門病院なんか1つもなかったのに今はいくつも出来てるし、
緩和ケアもこれからどこでも増えていくといいですよね・・


母はK苑ショートステイお試し1泊で行って来ましたよ
近いうちにまとめて詳しくご報告しますね  問題はこれからなので・・・ ドキドキです




痛恨の選択ミスから1年半

2014-10-04 22:45:48 | 介護の日常

 
ヘヘ ショートステイの話ですが。

ケアマネさんが替わって半年。
当初からショートの話はしてくれてましたが、以前、1年半前に1泊だけ行ってみたショートが結局は母が気に入らず
家で修羅場になって 私はトラウマになり、その話はタブーにさえなっていたので、恐くて恐くて慎重すぎるほど慎重になっていました。

ケアマネさんが、「私がよく知ってる施設があるんだよ~ 担当してる方が何人も利用してるから、すぐ話つけられるよ」 って言ってくれていて、
しかも、ここでも書いたことがありますが デイで母と仲良しのAさんとBさん、Aさんがショートを頻繁に利用するようになり、Bさんも同じショートを利用し始めた、
そしてAさんは4月からそこに入所されたので、もうデイには来ない。
Bさんは時々ショート利用でAさんと会う。
「偶然同じフロアになるんだよ~」 って ケアマネさんがわざとそうアレンジしてるんだけど

 
・・・ずっとずっと知りたくて知る術がなかったこと・・・ その施設はどこなのか?


やっと ケアマネさんが替わって簡単に教えてくれました。
聞いてびっくりです。
1年半前に母のショート先として候補にしていたK苑だったのです。

なんだ・・・  あの時知っていれば・・・

あの時は、結局もうひとつの候補だったショート施設Sへ先に見学に行ったら母がとても気に入ったので (見学の時点では) K苑には見学にも行かなくてもSに決めるって言うから・・・
それに私もSのほうが電話対応の感じが良かったし。
K苑のほうが当時のケアマネさんお薦めだったのですけどね。

あの時 K苑がAさんも利用してる所だと知っていれば・・・

あの時 K苑を選んでいれば後で修羅場にならずに済んだのかも・・・

そのまま母もショート利用に慣れてくれたのかも・・・

私もトラウマでいまだに嫌な思いせずにいられたかも・・・

と考え始めたら痛恨の思いで、けっこう落ち込みました。


それから数ヵ月たち、母もすっかり今のケアマネさん大好きになってるし、ケアマネさんも私に毎月言ってくれてるので、いよいよ母に話してもらうことにしました。

ケアマネさんが母に、「どお? 最近~~。 管理者さんが辞めちゃったしぃ、 仲良しな人も減っちゃったしぃ、 デイに行っても前よりつまんないんじゃなあい~?」
母も 「そうなんだよ。 つまんないんだよ~」 と乗ってくる
そこでケアマネさんは Aさんがデイに来なくなったのは入所したからだと話して
「ねえ、 Aさんに会いにお泊まりに行ってみない? きっとAさんすごく喜ぶと思うよぉ~~!」

私は初めて聞いたみたいに一言も口を挟みません。 ケアマネさんと事前に打ち合わせしましたから。

母は 「そうねえ。 行ってみてもいいねえ」 とか言って 実際まったく意味がわかってないに決まってるんですが
私は 「Aさん懐かしいねえ。 もうどのくらい会ってない?」 とか聞くと
母はAさんがいかに自分と仲良しな “子” だったか語り始め・・・ ケアマネさんは辛抱強く聞いてくれてから 「お泊まりに行けばまたたーくさんお喋りできるよ~」 とたたみかけて、
母にお泊まり承諾させてしまいました。 さすが!

でもこれだけ慎重に話しても意味わかってなくて後で一悶着ありそうなので、
あくまでも私は一切知らんぷり。
すべてケアマネさんと母だけで話してもらうよう頼んで、私はウラでケアマネさんと打ち合わせ。

そのせいでケアマネさん 忙しいのに、子どもさん高熱出して寝てるのに わざわざ休みの日にまでデイに行って母と話してくれたりして… 本当に感謝感謝、足を向けて寝られません。

大きい施設なので、Aさんが入所してるユニットを予約しなきゃ意味ないし、そのユニットはショート枠が1人なんだそうで、私が 「Bさんも行ってる日ならなお良しだね」 と言ったら
ケアマネさん 「そうなんだけどね~ 結局 Bさんが行ってない日しか取れないんだよね」
そりゃそうだ

って その日のうちに行く日の予約と、契約に施設の担当者と家に訪問してくれる日まで決めてくれた。

まだまだ一悶着二悶着ありそうだと思ったら、
案の定 母はお泊まりに行かなきゃならなくなった不安から また頭が混乱してきて 

どうしようか・・・

母としては 大好きなケアマネさんから言われたことだからちゃんとお泊まりに行くだろうけど、行って来た後で また前みたいに 「もう二度と行かない!!」 って怒りだしたりしたら私もお手上げ。
再び立ち直れなくなってしまう・・・ それなら最初は少しでも良い印象が残るように、1泊だけですぐ帰らせてあげるほうがいいんじゃないかと思うのですが、
ケアマネさんは 「いやいや、最低2泊しないとどんな感じかわからないよ。 (ケアマネさんが)よく知ってる所だから、施設の担当者にもよく話しておくしワタシもかならず様子見に行くからさ」
と 2泊で予約してしまった。 最低2泊 って暗黙の約束みたいのあるんだろうな・・

でも私はどうしても後が恐いから1泊だけにしときたい・・・
でも いろいろここまでやってくれたケアマネさんの言う通りにしておきたい気持ちもある・・・
さてどうなりますやら・・・

今は母がショートに行ってくれてもオジーサンを一人にするわけにもいかないので、実家から離れて休むことはできないんですが、でも母がいなければ夜中起こされずに眠れるから楽かな、

とにかく次につなげてほしいだけです。
また報告しますね