介護について話しませんか

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ご訪問ありがとうございます



2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。

在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。



訪問美容師

2009-06-30 23:05:55 | 介護保険 認定・サービスなどについて
今日は予定通り、訪問入浴と一緒に美容師さんに来てもらいました。
正確には “散髪も出来る入浴ヘルパーさん” と言うべきなようです。
入浴はいつも、看護士さん1人とヘルパーさん2人、合計3人で来るので、今日はいつものヘルパーさん1人に代わって美容師ヘルパーさんで3人で来たわけです。

入浴だけの時より30分早く来て、美容師以外の二人は入浴の準備、美容師さんはスグに部屋に入って母と私に、
初めまして。 ヘルパーの〇〇です。 今日はご用命くださってありがとうございます
と非常に丁寧にお辞儀してくれて、母に話しかけて和やかに始めてくれました。

60代の女性ということで さすがに物腰も落ち着いて優しくて、でも私よりかはるかにテキパキと動いていました。
やっぱりプロの皆さんはすごいです。

ベッド脇の床に大きいシートを敷いて車椅子のまま 母をシートの真ん中に据えて、あとは美容院にいるのとまったく同じでした。
ポンチョみたいなのも美容院と同じなので、カットした毛髪はすべてシートに落ちて、衣服や車椅子に付くこともありません。

私が手伝ったことは、髪を濡らす霧吹きにぬるま湯を少し入れてください と頼まれて入れたのと、落ちた髪の毛を少しホウキで集めて捨てただけです。
美容師さんは自分がシートの上で履くスリッパも持ってるし、シートは髪が落ちたままで終わるとクルクルと丸めて持ち帰ってしまいます。

あらかじめ看護士さんから好みを伝えてくれていたので、
襟足は長めにしておきましょうね?
カッコ良くしてますよ~
などと話しながら20分ほどでカットが終わりました。

あとはいつもの入浴と同じ。
美容師さんもそのままヘルパーとして入浴を終わらせ、ベッドに移して更衣、ドライヤー、バイタルチェックで終わりですが
今日はそのあと起こして移乗するときのようにベッドに座らせて、美容師さんが髪を整え(ブロー)、他の二人は母の上体がグラグラするのを押さえる。

ぜんぶで1時間15分くらいでした。

Before


After ↓


 襟足は素人にはいちばん難しいところ。 プロならシャキーン!です。
カッコイイ~


横はこんな感じ
Before ↓


After ↓

 耳のところも難しいんだわあ 

前髪は・・・ うちの母はチャンとお化粧しないと顔の写真は撮らせてくれないので・・・ 無し。

スタイルの気に入り度は、 母は 「おかしくない?」 なんて、ちょっと短くなりすぎたと気にしてるようでしたが、横から私が 「イイよ~~~ すっごくイイ! やっぱりアタシが切るのとは大違いだね~~~ カッコイイよ~~」 と、一生懸命ヨイショヨイショしたので、まあまあ満足気な様子 


 カットとは関係ないですが、頭皮と顔が皮膚炎になってから 敏感肌用のシャンプーを使うように言われて、 ドラッグストアで普通に売ってた敏感肌用のシャンプーとリンスに替えたんですが、(訪問入浴でも使ってもらっている)
やはりシャンプーを替えてからは明らかに頭皮が良くなったし、髪質もサラサラに変わった、とヘルパーさんがいつも言ってくれます。
訪問で使う業務用のシャンプーは、リンスがないこともあって 皮膚炎を発症してしまう人も珍しくないんだそうです。
(ちなみに、うちで使っているのはキュレルというシャンプーとリンスです)




↑ ルコウソウと同じ種で葉っぱも同じなのに、こんな形の花が咲きました 

↓ アガパンサス。






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2009-06-26 23:24:33 | 郵便投票
たいそうな話じゃないですが
介護に関わる家族が複数いると、こんなこともある という話。。

今日は母のデイの日。
9時15分にお迎えが来て送り出したあと、
なんか数日前から体が重くてしんどいから、きょうは寝てようかな~
なんて、ふと思い立って母の衣類タンスの整理を始めてしまったら
いつのまにかお昼
あわてて父の昼の支度をしていると

父が、市の選挙管理委員会から母宛ての郵便をポンと置いて、
 「障害者手帳のコピーを送れ、ってさ。」
私 「はあ?


(来月、東京都議会議員選挙がある。 母は、1級障害者が登録できる郵便投票制度を利用して、選挙にはいつも投票している。)

郵便投票をするには事前に手続きをすると、カード式の証明書が発行され、このカードは7年間有効で選挙のたびに選挙管理委員会と郵便でやり取りして本人確認を行う。
母が証明書を取得したのは平成17年なので、まだ有効期限内。 障害者手帳のコピーなど、証明書があれば必要ないのだ。
しかも今日来た郵便には 「証明書 再発行申込書」 がペラッと1枚入っている。
再発行を頼んだ覚えなどないのに!
投票への段階としては、まず最初に 「投票申込書」 が送られて来るはずなのに。
それに記入して、証明書を同封して送るのだ。
それを選挙管理委員会が確認すると、こんどは 投票用紙と証明書を同封して返還される。
証明書はそのまま家で保管し、 投票用紙を記入して送れば、投票完了だ。


私 「おかしいよ! 投票申込書がまだ来てないのに、いきなり再発行申し込みってなんだろう。 きっと間違いだからあとで選挙管理委員会に電話して聞いてみる。」

父 「・・・」

そして、市役所の午後の業務が始まる頃に電話しようとしていると、父はどこかへトンズラ 

ここでおかしいと思うべきだった・・ 私。


選挙管理委員会に電話して話すと、
ちょっと偉いめの人が出て、 「それはきっとこちらの手違いですね。 申し訳ありませんが破棄していただいて、すぐに申込書をお送りしましょう。」

丁寧な対応に満足したのも束の間、
すぐに今度は担当者らしき人から電話がかかってきて、

申込書はすでにお送りしまして、こちらに返信も来ているんです。 しかし証明書が同封されていなかったのでお電話さし上げましたら、おそらく他の家族の方が電話に出られて、証明書がナイ。と仰ったので、再発行申込書を送らせていただいたわけです。」

なんてこと! やっぱりジーサンか!


私 「あ!そういうことだったんですか!わかりました。 すみませんでした。 証明書はあるんです

選管 「それでしたら今回の返信用封筒に証明書だけ入れて送ってください。」

私 「はい。そういたします。 申し訳ありませんでした

     


当の父は田んぼにでも行ったのか夕方まで帰って来ず・・ 

母がデイから帰ってきてから 現れたので、母の前で怒り狂うわけにもいかず・・
でも、 
ちょっとー! さっきの再発行って、おとーさんが勝手に申し込みしたんでしょう! どうしてそう言わないのよ! 電話して恥かいちゃったじゃん!」

父 「おう。 おれが送った・・・ なんだ。証明書って、あったのか

私   

父はシラ~っと風呂に入って食事を済ませ 早々に寝床へトンズラ 


手を出したい気持ちもわかるけど、わからないならどうして私に一言聞いてくれないのか!
もう~~~~~ このジーサンどうにかして! 

元気でいてくれるのは有り難いことですけど、たまに・・



あ、今日のデイでは母、2度トイレに行ったそうです 
レクはドライブで、紫陽花がたくさん咲いている所へ行ったそうです。
きれいだった、と母も満足していました。
前のデイでは遠慮して外出レクには参加しなかったのに、こんどは行ってくれて良かったです。
帰ってきた後、職員さんが電話をくださって、レクのことや食事のことなど、じつにいろいろと気遣いしてくださいました。
やはり、毎日見ている家族にも気付かないことを気にしてもらえるのが、プロならではのサービスですね。
ありがとうございます 




 お恥ずかしい日常の愚痴でしたが、気持ちを切り換えるために書きました。 どうぞコメントは気にしないでくださいね 



訪問美容

2009-06-16 16:29:46 | 介護の日常
母の髪はいつも私がカットします。
車椅子のまま行ける美容院や、訪問美容師さんが近くにいるのかもしれませんが、母が 「うちで切ればいい」 と言うので。

理容師さんなら 市の社会福祉協議会を通じて頼めば 一回500円でカットしに来てくれることも知っているし、前に行ってたデイにも理容師さんがいたんですが、
 トコヤさんは短くしちゃうから」 なんだそうで 
ムスメが切ってくれなかったらどーすんのよねえ

私もシロウトだし、手早く済ませることが第一なので 母の髪はいつもジャキジャキな不揃い。

 先週の訪問入浴の時にヘルパーさんが、
髪が短くなった? カットしましたあ?
なんて話しかけてくれて
私がそんなことを話して
どこかにカットしに来てくれる人いないかしら~
なんて言ったら、ヘルパーさんと看護士さんが同時に
いますよぉ ウチに~
ホント~?

って、 トントンと話が進み、

同じ事業所の訪問美容師兼ヘルパーさんが月に一度、訪問入浴の30分前に来てカットしてくれることになりました。

ただし美容は保険外なので実費です。 一回四千円くらい。
初回は今月末に予定入れてもらいました。
楽しみです

ちなみにこの人がするのはカットだけで、
パーマ、カラー、シャンプー、ブローまでしてくれる美容師さんは紹介になるそうで、こちらは数ヶ月待ちになるそうです。
やはり少ないんですね~訪問美容師さん。
うちは頭皮の皮膚炎もあるしカットだけでじゅうぶんです。
しかも入浴とセットで来てくれるなら母も納得 








新しいデイサービスのほうも、すでに二回行きました。
いまのところ全体的な感想は、まあ普通です。

何より母にとって、サービスの良さを感じているようなので嬉しいです。
送迎も朝は遅くて帰りは早い。 これまた母には嬉しい。
利用者の人同士もまあまあ話が合うようで・・・ 認知症の人が多い日だと聞いていましたが、母が言うには 「認知症の人はひとりもいない」んだそうで 
母にはそう見えないのかもしれません 

先週はケアマネさん(母の)が様子見に来てくれて?話し相手に加わりながら1時間も一緒にいてくれたそうです 
レクも楽しいみたいで、母いわく 「これなら(週に)一日だけじゃなく二日も三日も行きたいなあ」 と

すかさず私、グッとこらえて
だめだよ~ 疲れて具合悪くなると心配だから一日だけネ!

・・・
これが後に何かの布石になるのよ~  



駅に展示してあった紫陽花 どれも個性的

↓「城ヶ崎」              ↓「八重カシワバ」


「ブルースカイ」→




勝手にリハビリ

2009-06-02 23:08:55 | 介護の日常

母にやる気が出てきたようなので、家で出来るリハビリのようなことがないか マッサージさんに相談してみました。

今の母の状態は、
・ 着替えとトイレの時は介助すればつかまり立ちが出来るが、麻痺足がグラグラしてすぐにドスーン!と座る。(ドスーンと座らないでゆっくり腰を下ろすことにも筋力が必要です)
・ 麻痺足に重心をかけて歩く動作をしようとすると麻痺足のヒザが痛む。
・ 約二年前までは4点杖で歩く練習をしていたが、入院を機にベッドか車椅子のみの生活。
・ 麻痺足の筋肉は1年前の入院でかなり落ちた。(細くなった)


訪問マッサージの先生はリハビリの指導も出来る人なので、これからはマッサージの他にリハビリ指導もしてもらうことにしました。
介護保険のリハビリのように、短期目標とか長期目標とか堅苦しいことはいっさい決めずに、あくまでも母の意欲の継続のために。(訪問マッサージは医師の診断書による医療助成でしてもらうものなので介護保険とは別)

毎回のマッサージでもベッド上で脚の運動はしてくれていますが、これは筋肉を付ける効果はないそうです。


まずは痛みを感じたら止める (痛みが慢性化すると治すのは厄介) ことを前提に、

 “第一段階”   テーブルに手を付いて立つ。

 すぐに座れるように車椅子を後ろに付けて置いて、介助者が麻痺側で支える。
最初は立つだけでも恐怖感があるもの。
 体の前にテーブルなどがあると安心できるので、手摺りや杖を使うよりも最初はテーブルが良い。
 10秒でも20秒でも立ち続ける。
 立ち続ける時間をだんだん長くしていく。(立ったり座ったりを繰り返す運動よりも、立ち続ける運動のほうが効果的)


で、今日現在、30秒立ち続けるのを3回、毎日やっています。

寒い日はサボったり、適当に (気が向かない日は休むほうが効果的)

もっと長く立ち続けられるようになったら、次はどんな課題が出るか楽しみです。

焦らず気長に、筋肉が付くには半年以上かかるそうです。







 今週から新しいデイサービスに行く話をしたら、隣の市に詳しいマッサージさんが、そのデイに関するクチコミ情報を教えてくれました。
私が↓で書いたようなことを嬉々として話すと、マッサージさんは、

「う~ん・・ イスとか風呂とかを自慢するんじゃなくて、 人 を自慢できるようになって欲しいんだよね。 大切なのは 人と人 だからねぇ。 食事も美味しいものを出すのかもしれないけど、その人の口に合うかどうかはわからないしね。」

たしかに  ごもっともでごぜえます 

マッサージさんの話によると、新規参入してデイサービスも始めたばかりで、まだ全然 運営が軌道に乗っていないそうです。

 ウカレてた私があさはかでした。 急に心配になってきました。
でも、ここに代わるようなデイは他にはないとのこと・・・ 母に行ってもらって確かめるしかないでしょう。
行ってもらうしかない・・・ そう自分に言い聞かせて
1日でも行ってもらわないと、私が精神的に壊れそうだから