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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。
在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。
私なりに一応いろいろ考えて買うことに決めたんですが、こんなにエネルギーを使うことになろうとは・・・
ケリーパッドとは、寝たきりの人をベッド上で洗髪するときに使う道具です。(最近じじママさんのお宅でヘルパーさんが使った様子。 参考になります)
(ケリーパッドは商品名で、現在一般的に使われているのはそう言わないようです。正しくは「洗髪器」?)
普通は家にある物で代用します。
私も長年、ビニール風呂敷やゴミ袋とバスタオル、選択バサミを組み立ててやっていますが、(こんな感じ)
洗髪だけすることが多いし、ちょっと自分に贅沢させるために(贅沢とも言えない物だけど) 欲しくなったのです。
何故いままで購入しなかったかというと、
高いから。
風呂用の椅子やバスボードなどは福祉用具の認定があるので介護保険を使って一割で買えますが、洗髪器は認められていないため定価で買うしかないからです。(一般的な品は2万円弱。)
でも欲しいんです。 腰を痛めないようにベッドを高くして洗髪したいので、そうすると流したお湯がうまくバケツに入らないと悲惨なことになるんですが、ビニール風呂敷だと失敗する確率が高いんです。
とにかく買うことに決め、いろんな人に聞いてみました。
ケアマネさんは、
・ ベッドなどを借りているレンタル会社で販売すること、
・ 昔は病院で使われていたが、今は介護の現場でもあまり使われていないこと
など教えてくれました。
私はヘルパーさんなどのサービスを増やすことも考えていたんですが、ケアマネさんは
『うーん・・・ サービスを利用すると、毎週決まった時間にやらなくちゃならなくなりますよね? ケリーパッドで少しでも作業が楽になるなら、自分のすきな時間にできるほうが本人様も娘さんも気楽なのでは?』
たしかに・・・
入浴サービスの人たちに聞いてみると、やはり使っていないと。
私 「お風呂の道具として認められてれば悩まず一割で買えるのにね」
『融通きかないスよね~ 机の上で決める人たちが考えてる制度だからね~“風呂入ればい~んじゃね?” ってことなんスよねぇ
え! そんな高いの ムスメさん、 作ろう』
ハ
『作ろうよ』
だから毎回作ってるんですってば
『 じゃあサ、こういうのは? 風呂場の入り口に頭だけ入れてさ、寝るの。 んで、シャワーで頭だけ洗うの』
・・・それが出来るんなら風呂いれますって
レンタル屋さんが点検に来たときに話すと、
フシギ~な顔で
『ホントに買いますか?』
『いちまんはっせんきゅーひゃくえんですよ』
『ビニール(正確にはポリウレタン) ですよ』
いいから買わせてくれ―――
このやり取りを二度やって(あいだに二日おいて)
やっと、レンタルやさんがメーカーからサンプルを取り寄せて、
うちに持って来て実物を見て納得してからなら、買ってください。
ということになり、(返品がきかない商品だから)
ケアマネさんはインターネットで調べていろいろプリントアウトして持って来てくれて、やはりレンタル屋さんが言う18900円の商品が一般的。
ネットで買えばもっと安く手に入りそうだけれど、何かあった場合のためにやはり市内の福祉用具販売店で買うほうが安心。
かならずしもいつも使ってるレンタル屋さんから買わなくてもいいんだから、
『他の販売店にも、いくらで買えるのかあちこち当たって調べてみます』
「えええ? い~ですよ~ そこまでしなくても」
『いえ! 私が調べたいんです! 任せてください』
実は私も、どうせ定価で買うなら、デパートの介護用品売り場(いつも介護箸とか買う) で買えば、自分のカードにポイントが付くからオトク~ なんてデパートにも行ったんですが、
なんとケリーパッドは取り寄せ出来ないとのこと。
介護用品と福祉用具のハザマに漂う(?)モノってことでしょうか。
そんなこんなで、買うって決めてからすでに三週間。
やっと24日(金)に、(もう明日だ)レンタル会社が 『デモ機』(そんなたいそうなモノ?) を持って来ることになりました。
(続く )
コメントは話が完結してからでいいですよ~
↓日蝕をリアルタイムで堪能しました
↑ 「100年に一度だからね」
って どっから「100年」て出てきたんだろう