Carpe diem

Chi vuol esser lieto, sia: Di doman non vè certezza.

勉強中

2010年06月26日 | 住宅
勉強中

ここしばらくは、住宅関連の情報収集をしながら自分の好みを探っています。空間は実際に身を置かないとイメージが掴めないので、オープンハウスを見に行くことは勉強になります。この家は2階リビングにテラコッタの床のインナーテラスがありました。家内は洗濯物を干すのに便利とか言っていました。でも最近になって、浴室乾燥機があれば要らないかもしれないと言い出しました。テラコッタもパッと見はオシャレですが、寝っころがれないので使い勝手は疑問です。ウーム分からん。


展示会にも行きました。実際の住宅の図面も置いてありました。設計図の規模感というか詳細度が何となく分かりました。


中村先生のサイン本を販売していましたが、購入せずに図書館で借りました。建築家が何を考えるのか分かって面白かったです。施主も上品な方ばかりでカッコイイ本です。


木製建具に興味があったので、永田昌民氏と益子義弘氏の講演会にも参加しました。永田先生は140軒位の住宅を設計されている中でアルミサッシを使ったのは3軒だそうです。しかも、アルミサッシとはいえ、寸法を誂えたものだそうです。


遅れて行ったら目の前に座らされてしまいました。永田先生は施主の意見を殆ど聞かないとのことでした。今回の講演では施主の方も参加されていて、結局永田先生の言われる通りにして正解だったとのことでした。うーむ本当かとヘソ曲がりの私は首を傾げてしまいます。工務店や写真家も誉めまくりで、何だか永田教の集会のような感じもしました。

参加者から「設計で一番大切にしていることは何ですか。」という質問がありました。益子先生は、本質的すぎて上手く答えることが出来ないとのことでした。永田先生は具体的で分かり易かったです。「電灯の下で家族で囲む食卓」だそうです。日本の原風景だとおっしゃっていました。フーテンの寅さんがお好きで全てビデオに収めているとのこでした。寅さんでは必ず夕餉のシーンがあるそうです。山田洋次監督は映画で日本の風景を残したいと考えているのではないかとのことでした。


講演会は神楽坂で行われました。帰りがけに従妹から勧められたチーズ屋に寄ってみました。センスの良い店でした。フランス産のフレッシュタイプと日本産のウォッシュタイプを購入。状態も良かったです。チョクチョク行きそう。


ダイニングチェアはYチェアと家内は定めているようです。私は何故Yチェアなのか疑問を持ってしまうのです。人気があるということが、私の中での絶対的な価値にならずに、逆に他人と同じということに違和感を持ってしまうのです。椅子の系統を知ろうと織田憲嗣のイラストレーテッド名作椅子大全を見ました。沢山ありすぎて、却って訳が分からなくなりました。

何しろ、家を建てたことがないので、どこまで拘ったらいいのかよくわかりません。今の家は平屋で日当たりがイマイチだし、古いので居住性が悪いです。出来たなりで満足するような気もしています。結婚披露宴で流す音楽に家内が拘り、手間を掛けて選曲しテープを作ったことを思い出しました。本番では、参加者は音楽など全く気にしておらず、私は飲んだくれて覚えていません。一生に何度もないことって、力の入れ加減が分からないですね。

さて、ワールドカップ。私はサッカーのことをよく知らないのですが、アルゼンチンの選手とかを見ると日本選手とは個人の能力が別格だと感じていました。日本の決勝T進出はないと予想していました。見事に予想が外れました。
家内に起こされて、金曜日は3時半からデンマーク戦を見ました。今回のワールドカップは何故か選手の名前が気になります。デンマーク選手はポールセンとかヤコブセンとか照明や家具をデザインしそうな名前がありました。日本の1点目はマグレだとしても、2点目はキッカーを変え、3点目はフリーの岡崎に球を出すと攻撃パターンに工夫があり、結構やるもんだと思いました。ただ、基本は選手個人の能力であって、チーム戦略とかはオマケみたいなものだろうと素人は考えています。マラドーナに戦略があるとは思えません。
コメント (3)
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