霧ヶ峰開山祭

昨日は気持ちのよい晴れ。
北・南・中央アルプス、富士山に八ヶ岳まで見渡せる青空の下、
「霧ヶ峰開山祭」が開かれました。



霧ヶ峰高原の夏山シーズンの安全を願う式典です。
少し暑いくらいの陽射しの中、
これから大勢のみなさまを迎える大事なスタートの日として
気持ちが引き締まる思いでした。

センター裏の林では、数日前からエゾハルゼミが一斉に鳴きはじめています。
「いやしの霧の小道」の入口にあるレンゲツツジも
いくつか開花し始めています。



季節がどんどん進んでいるのを感じます。

いっぱいいっぱいにふくらんで
今にも咲きそうなレンゲツツジ。



新緑の散策路を歩いていると、まだ固い蕾や少し赤く色づいた蕾の中に
こんなふうに今にも開きそうな赤が目立つようになりました。

レンゲツツジの開花は例年よりは１０日ほど早い感じですが
この先の天候や気温により、進み具合は変わっていきます。
霧ヶ峰自然保護センターのホームページのトップページで
開花状況をお知らせしていく予定です。

そらの現象

春の花がポツリポツリと見えはじめ
霧ヶ峰でも春を感じられる季節となってきました

たまにはと仕事が終わった後に、少し高原を散策

昼間はポカポカする日も陽が陰ると少し…いやもう少し肌寒いです


陽の沈むところを見ていたら、頭の上の雲も

一緒に夕空を楽しんでいる様に感じました

空と言えば、昨日は太陽に輪が出来ていたと話題になっていましたね
なんでも「内暈」とかでニュースでも取り上げていたとか…

自然保護センターでも、ちゃんと写真に収めてありますよ

内暈に「幻日」も見られました、さらに頭の上には

「環天頂アーク」も

「そら」にも、面白い現象があるんですね。

春の色を探しに

ゴールデンウィークが始まりました。
霧ヶ峰でもここ数日、日中は18℃くらいまで気温が上がり
ようやく春の気配を感じられるようになりました。

草原を見渡すとまだまだ茶色の風景が広がっているのですが
歩きながらよく見ると、春ならではの淡い色が目を楽しませてくれます。

ふと顔を上げた先にはカラマツの雌花。



淡い紅紫と緑、後ろに広がる青空のコントラストが
春の息吹を感じさせてくれます。

登山道の足元にはショウジョウバカマのうすい紫色。



太陽の光で透き通ったように見えます。
季節が進むとさらに丈が伸びて、徐々に赤っぽい色に変化していきます。

センター前には春の風物詩のフキノトウ。



緑と白の柔らかい色が気持ちを和ませてくれます。

ところどころぬかるみなど注意が必要な場所もありますが
雪解けが進んで登山道も歩きやすくなりました。
鳥たちも囀りはじめ、色とりどりの姿で飛びまわっています。
センターでは散策路の最新情報のご案内もしております。
この時期にしか見ることのできない、柔らかな春の色を見つけにいらっしゃいませんか。