霧ヶ峰自然保護センター 自然情報ブログ

自然情報・登山情報・イベント情報・霧ヶ峰パークボランティアの活動など霧ヶ峰の今を伝えます。

霧ヶ峰春本番!

2007年04月30日 | Weblog
今日の霧ヶ峰は、昨日に引き続き晴天でした。
気温も上昇し春爛漫の霧ヶ峰。

少しづつですが長い冬から目(芽)を覚ました植物達が
顔を出し始めました。

また、霧ヶ峰の野鳥も気持ちよくさえずりを始めました。

霧ヶ峰の散策路や駐車場も観光客で賑わい、春を待ちどうしく
思う気持ちは人間も動植物も同じようです。

<現在霧ヶ峰で観察できる野鳥>
・ノビタキ・カケス・エナガ・コガラ・ヒガラ・シジュウカラ
・ホオジロ・アオジ・カシラダカ・キセキレイ・モズ・ヒヨドリ
・アカハラ・ツグミ・ウグイス・キジ・アカゲラ・ヒバリ
・コゲラ・ヒヨドリ・キクイタダキ・ルリビタキ・カワラヒワ
・ウソ・ベニマシコ

霧のち雪

2007年04月28日 | Weblog
 今日は諏訪市主催の火入れを開催する予定でしたが
あいにくの天候により、途中までは行いましたが中止になりました。

朝は霧と雨、一瞬晴れ間をのぞかせましたがそのあとは雷がなり、
雪が降り始め、吹雪となりました。

霧ヶ峰はたった1時間の間に、一面銀世界となりました。
土の温度も下がり、植物たちもきっとびっくりしているでしょう。

一日で二つの季節(冬と春)を感じることが出来ました。

火入れやこの天候を霧ヶ峰の自然はどのように見ているのでしょうか?

霧に包まれて。

2007年04月22日 | Weblog
今日の霧ヶ峰は霧、霧、霧です。
霧ヶ峰の名前にふさわしく視界20mほどです。

これまでに、一番霧の発生が多い年は
なんと298日だったそうです。
もちろん1日中霧の出た日を観測したわけでなく
霧が少しでもでたら観測をしています。

人にとって物が見えないことは
とっても不安なことであったり、怖いものかもしれません。

少し勇気を出して霧の中で耳を澄ますと霧の奥から鳥の鳴き声が
聞こえてきます。霧の草原に日響く鳥のさえずりはととっても
幻想的に聞こえてきます。

霧ヶ峰現在の霧ヶ峰<18時>
気温 7.8℃ 湿度100% 天気 霧


霧ヶ峰でたこ発見!

2007年04月21日 | Weblog
 スクープです!なんと自然保護センターの駐車場の脇で
「たこ」を発見しました。
そのたこはまったく身動きもせず、ただじっと黙っているだけです。

見かねたスタッフが、勇気を振り絞って触ってみると・・・
天辺から茶色の粉を噴出しました。

本当にこれにはびっくりしました。
いったい霧ヶ峰のたこの正体は何でしょうか??

正体は・・〈ケムリタケ〉でした。

<霧ヶ峰散策路情報>
雪はほとんど解け散策することができます。
気温は2℃~7℃と寒いので薄めの防寒具をご持参ください。
また、車山湿原周辺や蝶々深山~物見岩など、一部雪があったり
ぬかるんでいるのでご注意下さい。

春の喜び

2007年04月10日 | Weblog
ここ霧ヶ峰にもやっと春が訪れました。霧ヶ峰の沢渡にザゼンソウが
春を待ち詫びたように続々と芽を出し始めました。

霧ヶ峰には約1300種の植物が生息し、花が開花する種類は約900種近く
咲きます。そのトップを切るのは「ザゼンソウ」です。

仏様が座禅しながら鎮座しているように見えることからこの名が着いたと
言われます。また、西洋では「スカンクキャベツ」とも言われ
匂いが少しあります。是非、試してみて下さい。

そんな「ザゼンソウ」を見ているとなんだか「嬉しく」なったり「元気」
になったりしました。
昔、霧ヶ峰に住んでいた人々はこのザゼンソウの芽吹きをどんな気持ちで
見守ったのでしょうか?
長くて寒い霧ヶ峰の冬を耐えた人々はきっと、ザゼンソウを見て
「喜び」と「希望」が心に満ち溢れていたと思います。

身近な環境にもきっと、自然が発する「喜び」があると思います。
是非、探してみて下さい。