Peace Waveの平和な日々~行く雲、流れる水のように~

気が向いたら、ボチボチ更新しようかと・・。(笑)

えびす講

2008年11月21日 | 広島のオススメ!

広島では毎年11月17~20日の4日間は「えべっさん」の呼び名で親しまれる「えびす講」、別名「胡子大祭」が行われる。福屋天満屋というデパートの間を通る中央通りに交差するえびす通りがあり、その天満屋のとなりに胡子神社がある。

 

ちょうど、さらに神社のとなりにある三越と天満屋2つのデパートの間にはさまれた所にあるので、普段通るとデパートの中に埋まってるように見える。(笑)

昔は毎年、えびす講の時には寒くなって雪が降ったそうだが、自分が広島に来てからはそこまででもなかったかな?・・と思うのだが、今年はまさしくそんな感じで、急に冷え込んで初雪も見られた。

 

中央通り沿いにはおなじみの屋台がならぶ。広島市内で有名なお祭りはこの「えびす講」、G・Wの「フラワーフェスティバル」(カテゴリー/広島のオススメ!:「ひろしまフラワーフェスティバル」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/52d278de621153db616fc2fe63d7af4c)、夏の「浴衣祭り」こと「とうかさん」(カテゴリー/広島のオススメ!:「とうかさん」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/edb3e35b6e1fc342aba8fffacd641e6eの3つで、毎回この中央通り沿いに屋台が出て、人でごったがえす。

 

えびす講は七福神の1人であるえびすをまつり、1年の商売繁盛や豊作・大漁を祈願し、感謝する行事で地方により異なるが、毎年1月20日、10月20日、11月20日に行われる。

えびすは片手に釣竿を持ち、脇に鯛をかかえた姿で、本来は豊漁の神としての色彩が強かったが、商業の広がりとともに漁民の信仰にあやかる形で商人の間にも広がっていったのではないかと考えられているそうだ。

えびす講の日は、商家では早めに店じまいをし、家族、親戚、奉公人などが集まって
食事をした。この日だけは無礼講が許される楽しい1日だったという。
 

 

ちなみに「講」(こう)とは、同一の信仰を持つ人々による結社で、元々の「講」は「講義」「講読」の「講」であり、平安時代に仏典を講読・研究する僧の集団を指すものであった。後に仏典の講読を中心とする仏事(講会)を指すようになり、さらに報恩講など各種の仏教儀式一般にも「講」という名称をつけるようになった

この「講」が中世ごろから民間に浸透する過程で、様々な信仰集団に「講」という名称がつけられるようになり、、無尽講など相互扶助団体の名称に転用されるなど、「講」という名称で呼ばれる対象は多岐に渡っている。

ねずみ講もこれが由来なワケね・・。

 

大阪にいた頃は商売繁盛、ささもってこいの歌でおなじみ、笹にいろいろ飾りをつけたものであったが、東京ではそれが福をかき集める熊手で東西の文化の違いを感じたものだが、ここ広島では熊手だ。となると、単純に東西で分けられるものでもないのか・・?情報求ム。

ちょっと広島のはまた東京の熊手とは赴きが違う・・。

 

広島のえびす講は1603年、町の長老が福島正則に願い出て、吉田町の守護神の「えびす神」を現在の場所に誘致したのが始まりという。ここに商売の神様を祀り、市を開き、物資の交流を盛んにした。

 

胡子神社の大祭は11月17日~19日が宵宮、20日が本祭で、これに合わせて、周辺商店街で行なわれるのが「えびす講」。正確には「えびす講誓文払い」と言い、大売り出しが行なわれる。

 

 

えびす講の名物が、おかめの面や桝、大福帳、大判小判、宝船、七福神といった「吉兆」とよばれる縁起物をあしらった先ほどの竹の熊手で「こまざらえ」という。

 

買った熊手を持ち、神社で祈願してもらうのだ。

毎年、地元の企業や会社では熊手を買って「商売繁盛」を祈願する恒例行事のようだが・・どこも不景気なだけに、神頼みせずにはいられないよね・・。


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