きなやんの独り言

原発事故で価値観が一変した中年の独り言。

2014年大晦日の書

2014-12-31 06:36:18 | うんちく・小ネタ
最近、とみに書き込みが減りました。
モノを書くというのはある意味習慣ですから、小生の場合その習慣に変化があったということになります。

さて、今年は、何が変わったのか。
①畑仕事に土日の半分以上を割くようになりました。
 ある一般社団法人のメンバーと8反(約2400坪)の畑で野菜作りを行っています。
 ジャガイモ、さつまいも、蕎麦、小豆・大豆、自然薯、その他葉物野菜・・・。
 蕎麦を作るのは、美味い蕎麦を食うため、大豆を作るのはミソを作るためなど
 それぞれ目的がはっきりしています。
 ひとつ言えるのは、食いしん坊の中年オヤジ感がより強まったことかな。
②仕事をより客観的に見る自分がいること。
③娘離れがちょっとすすんだこと。
 娘はいつか嫁に行きます。そのことを客観的に捉え心の準備をし始めました。
④カミさんは、やっぱりコワイ。
 これのコメントは差し控えます。分かるでしょ!
⑤「中間貯蔵施設」はいつできるのでしょうか?
 国の地権者に対する態度はかなり酷いようです。「売ってください」と本来ならお願いするのが筋だと
 思いますが、「買ってやる」との高圧的な態度に憤慨したという話しを聞きました。
 これが本当なら噴飯物ですが、現時点では環境省から小生へのコンタクトは2回ほどで確認できていません。
 あくまで「噂話」として読み流してください。
⑥その他もろもろ
 時間が足りません。時間があれば他に何かできるのですが・・。

そんなかんなで2014年も大晦日になりました。
よい年をお迎え下さい。
写真説明
娘の作った豚肉料理
娘のバースディーケーキ(12/30で2△歳になりました)

 

選挙言ってきたZO-!

2014-12-14 15:34:46 | うんちく・小ネタ
選挙に行ってきました。
選挙は、娘と一緒に行ったのですが、先にパンチを浴びました。
「お父さん、誰に入れるかじっくり考えるから煽らないでね!前回の選挙で、お父さん『早くしろ』って煽ったんだからね」
そうでした。すいません・・・。

娘に、質問をしてみました。
父「選挙を棄権という選択肢はあるの?」
娘「ありません!(キッパリ)」
父「どうして?」
娘「選挙を棄権したら(政治・政治家に文句言えなくなるから)」

どうです、この父にこの娘あり(ちょっと誇らしい)。
さて、現在12/14 15:55 ですが、茨城1区(水戸・筑西)から3人の代議士が出る可能性がある!?
1区選出 ◎所、 比例選出 ▲島、◆内  (こんなところでしょ)


この昼、久しぶりに水戸駅に顔を出したのですが、今日は「第二日曜日」救う会いばらきの街頭日です。
顔を出した時は、街頭を終了したところでした。
約1年ぶりに救う会いばらきのメンバーの顔を見ました。1年ぶりに見た顔々は、月日の経過を確実に示しています。それは、
救う会のメンバーだけではなく、当方にも同様です。
皆の元気な顔を見て安心しましたが、拉致救済活動は安心できない状況が今後も続きそうです。

写真説明(H26.12.13撮影)
自然薯の収穫風景、キャベツの除虫作業

常陸秋そばで福島県からの避難者をおもてなし

2014-12-07 17:49:21 | 1F事故
本日、「ふるさとふくしま帰還支援事業」の一環として(一社)茨城健康生きがいづくり協議会主催のそば打ち会を行いました。
参加者は、茨城県に避難している方々であり、大熊町9名・浪江町10名・双葉町2名、プレス2社4名、協議会関係20名 計45名の参加となりました。

そばは、「常陸秋そば」の新蕎麦。(協議会)メンバーが額に汗して作ったそば粉です。そば粉の出来を確認するそば打ちを兼ねての食事会です。
そば打ちは、メイン・そば打ち名人(3段)伊藤名人です。
そば打ちから、茹で・配膳まで(協議会)メンバーが仕切ります。メンバーの平均年齢は、70前。当方は被災者ですが今回は(協議会)メンバーでもありホストとして大熊・浪江・双葉の方々に楽しんでいただけるように動いたつもりですが、楽しんでいただけたでしょうか?
プレスも2社に来ていただきました。いばキラTVと茨城新聞。

当方が一番興味に会ったのは、「我々が作ったそば粉の出来は?」 名人によれば、
①いい粉だ。
②俺もこの粉を使ってそば打ちしたい。
と、最大級の賛辞をいただきました。
名人がそばを打つ、(協議会)がそばを茹でる、茹でた先から食す。そばは、「出来立てを食す」これが美味いそばを食う秘訣です。200g/人のそばをすする音が聞こえます。もちろん、お代わりつきです。
正直、そこらのそば屋で食うよりも格段に美味い!

そばの他に天ぷら、Xmasのケーキ・プレゼントの大盤振る舞いでした。

今、会場設営等を行ったツケが腰にきています。腰痛をこらえながら・・。
美味いそばでした。本当に美味い。
参加した皆さんも納得できたようでした。
(協議会)頑張ったぞ。


今日は、ホストのきなやんでした。


11/8 一時帰宅時 家中線量が上昇、原因は?

2014-11-16 17:57:24 | 一時帰宅


前回、一時帰宅の記事を書きましたが、それから1週間が経過し、データが出てきました。
データの作成は、もちろんxls-hasimotoさんです。
余計なことに一時立ち居理事のコメントまで書いてくれます。
コメントの要旨は以下。
①家中線量率が7%アップしているのは、汚染の侵入によるもの。
②その汚染を侵入させているのは、親子の猪?
③猪等、小動物の家中侵入があるため。「きなやん」宅は沈降ダストの測定には向かない。
④新たな測定地として、熊町小学校の体育館を大熊町に提案する。

以下は、きなやんの意見です。
もちろん、体育館の窓は全開。5×5mのブルーシートを数枚敷き、そこに降り積もった汚染を測定します。
きなやん宅での沈降ダストの採取面積は2m2ですが、ブル-シートを使えば25m2となるため、検出限界は
単純に1/12.5になります。

しかし、イノシシの持ち込む汚染などたかが知れているのも事実です。
拙宅が、これからも沈降ダスト測定場所として使用するか/できるか?
思案のしどころです。
広大な面積で沈降ダストの測定を行い、わずかな汚染沈降をも逃さない・・、体育館も魅力的です。

熊町小学校は、娘が通った学校です。娘は、4年生から自転車で通っていたよな・・。
小学校の自転車置き場に放置された自転車を見て、少しウルウルしたきなやんでした。

第15回大熊町一時立入時放射線モニタリング結果(きなやん宅)トレンド10








11/8(土)第15回目 一時帰宅結果

2014-11-13 06:50:06 | 一時帰宅
掲題の通り、去る11/15(土)に一時帰宅を行いました。
一時帰宅の目的は、「継続的な線量率測定」を行うこと。
事故から3年8ヶ月が経過して、γ線の核種別寄与率がちょうど50:50に為ります。
平たく言えば、134Cs:50、137Cs:50ということです。
今までは、半減期2.00年の134Csの寄与が大きかったのですが、これからは137Csの
キヨが徐々に大きくなります。即ち、今後の線量率は137Csの寄与が大きくなるため、
線量率の低下が少なくなることとなります。

同行したI氏からは、これまで蓄積したデータを活用すべきだ。
建屋内外線量率比(国は0.4を採用)が実測では0.6~0.7となっており、国の示す
0.4の値の修正に繋げるべきである、というご意見を頂いています。
当方の作成したドラフト版
http://xls-hashimoto.cool.coocan.jp/radiation_monitoring/naraha/josen_kijun__hibaku_senryo.pdf

これにはちょっとした勘違いがあり、現在データ修正中です・あくまで参考として扱ってください。

拙宅は、中間貯蔵施設の建設予定エリア内にあることからいつまでこの測定をできるかわかりませんが、
可能な限り継続していくつもりです。また、現状、新たな汚染が家内から検出されていますが、それは
1Fからのものであるという疑いが極めて濃厚です。
このように新規汚染の有無についても測定を継続しています。

第15回目の一時帰宅結果は、以下に記しています。
http://xls-hashimoto.cool.coocan.jp/radiation_monitoring/kinayan/20141108/kinayan_20.html




中間貯蔵施設用地取得のための地権者説明会

2014-09-27 18:53:52 | 1F事故

本日、環境省から掲題の書類が届きました。

http://josen.env.go.jp/soil/briefing_session_compensation.html
日程と説明会場
http://josen.env.go.jp/soil/pdf/briefing_session_compensation_schedule.pdf

9/27(土)BS3で「帰還困難区域の四季」が流れている中で(録画再生しています)この文章を書いています。
なぜ、檀蜜氏のナレーションなのでしょうか。

番組を見ると、なにやら懐かしい風景を見ることが出来ます。55.7μSv/hを記録しているのは、夫沢ですね。拙宅の北東側になります。
この番組は、過去
2年を継続して撮影しています。そのため、前半は「中間貯蔵施設」の範囲が明確になっておらずボーリング場所9ヶ所が中間貯蔵施設だと解釈しています。しかし、昨年秋、リークという形で「中間貯蔵施設」の全体像が明らかにされ、熊川以北・6号国道東側がそのエリアとなりました。総面積16km2(うち大熊は、11km2)の広大な面積です。合理的に考えれば、複数に分かれた区域に施設を作るより1ヵ所にまとまった場所に作るれば、施設の建設・運用を効率的になります。

しかしながら、住民感情を無視したこのやり方は非難されても仕方がありません。

さて、1F事故から3年半が経過し、そろそろ気持の整理が出来た来たのでしょうか?答えは「可」であり「否」。まだまだ時間がかかりそうです。いっそのこと、帰ることのの出来ないジレンマを抱えてストレスを高じるなら、帰ったほうがいいと考えるこの頃です。帰れないストレスのリスクと放射線被ばくのリスク、どちらが大きいか。ストレスのリスクの方が遥に大きいと断言します。
小生の結論は、至って簡単。「
100年いじるな」除染などせず放っておけばいいのです。物理的半減期とウェザリング効果によってBGレベルまで低下します。「100年後の復興」を本気で考える時期にきていると思います。中間貯蔵をすることにより、あの土地は荒れることなく子孫に残すことが出来ます。

 小生は、10/10()砂防会館での説明会に出席するつもりです。
写真説明:地権者向け説明会案内、かつて常磐線を走っていた651系7両編成車両。現在は「スワローあかぎ」として高崎線を走っています。ワシの青春を乗せて走っていた車両です。
P1020223_2 P1020214 P1020212




9/13(土)15回目の一時帰宅

2014-09-15 09:30:50 | 1F事故

毎度おなじみになった、一時帰宅です。
今回の目的は、

 γ線測定(線量率変動の把握)

 沈降ダストの測定(これは、1F-3のガレキ撤去により敷地外に汚染を撒き散らしているニュースに触発され、1Fから南西に3kim離れた我が家に影響はあるかを確認しようとしたもの)

沈降ダストの測定は、H26.02.22~26.09.13 約6ヶ月間に床面に舞い降りた放射能量の測定を行ったものです。最大3500cpmの汚染がありましたので、それなりに高い汚染です。

結論からいえば、今だ1Fから汚染が出ています。

これから1F-1原子炉建屋カバーの取外し作業も行われるため、この沈降ダスト測定は、当面継続する予定です。
測定結果については、データのまとめが出るまで少々お待ち下さい。

さて、小生の周辺では、ここ半年の間、いろいろな話が出ています。例えば、東北大学のY先生から突然電話をいただき、警戒区域内の汚染状況について意見を聞かれる、実効線量と1cm線量当量の違いを憂う意見を耳にするなど・・・。

因みに、「先生」ではなく「センセー」でしたが。

それら話を纏めたものを、以下に示します。

http://xls-hashimoto.cool.coocan.jp/radiation_monitoring/naraha/naraha.html

楢葉町内汚染検査結果

http://xls-hashimoto.cool.coocan.jp/radiation_monitoring/naraha/naraha.html

http://xls-hashimoto.cool.coocan.jp/radiation_monitoring/naraha/naraha_jutaku_osen_report.pdf

http://xls-hashimoto.cool.coocan.jp/radiation_monitoring/naraha/darega_josen_suruno.pdf

中間貯蔵施設候補地内にある我が家のサーベイをいつまでできるか?と心配する声もありますが、当面継続して測定を行っていきたいと考えています。後、1年や2年は可能だろうと・・。そしてこの測定結果をどのように使うかを真剣に考えないといけない時期に来ています。今回一緒に行ったIさんは、
「このデータは、建屋遮蔽係数の算出のための実測値としても十分使える有用な測定」とヨイショしてくれてもいます。

このデータをどのように使うか?悩んでいます。
P1200902 P1200928 P1010788 P1010747

 


中間貯蔵施設受け入れ

2014-08-31 16:39:29 | 1F事故

8/31(日)の新聞に、福島県・大熊町・双葉町が中間貯蔵施設の受け入れを決めたというプレス発表があった。

いやはや、「出来レース」。

福島県は、施設の受け入れの代償に3010億円の交付金を得ることになる。
(内訳)
1.中間貯蔵施設等に係わる交付金(仮称=新設):1000億円
2.原子力災害からの福島復興交付金(仮称=新設):1500億円
3.福島第一原子力発電所に係わる電源立地地域対策交付金:510億円

そのうち、大熊・双葉町は、
  850(上記1.)+150億円(福島県からの交付金)=1000億円   
を得る。
これは、「金目」と言わずしてなんといえばいいのだろうか。町の存続の危機にある両町が1000億円に上る交付金を貰って何に使うのか。
答えはひとつ。
「施設に漏れた土地の(国と同じ値段での)買上げ」

さて、1000億円の使い道、当たるかなぁ?
P1200726 P1200730 P1200744 P1200742





写真説明:大熊町役場から送ってきた中間貯蔵施設買上げに関する環境省・復興長資料
自然薯の棚、発芽したばかりの蕎麦の実、小豆と大豆
(収穫は、全て11月頃の予定)


5/31 中間貯蔵施設 住民説明会

2014-06-01 05:15:10 | 1F事故

日立市十王町で行われた掲題の説明会に参加しました。環境省主催で、大熊町・双葉町住民ならびに地権者に対する概要説明会です。5/31(土)いわきを皮切りに計16回開催されます。当方が参加したのは、いわきに続く2回目の住民説明会です。
http://www.town.okuma.fukushima.jp/?p=21611

内容は、ざっとこんな感じ。
 
環境省による施設と補償内容の説明
「検討しています」「検討中」の言葉が多く、内容ははっきりしません。困ったものです。そして感じたことは、環境省はちょっとセコイ。大事なのは金でなくハートであることを忘れているよ。地権者からの苦情です。

 ② 質疑応答
4
件の質疑応答がありました(発言順)。
1)建設に反対。作るなら借地契約を!   (大熊町)
   回答:検討します。
2)建設に賛成。敷地を利用して金を稼ぐ仕組みを作れ!  (大熊町)      回答:前向きに検討します。
3)賛成。作るなら子供たちの故郷喪失の賠償をしてくれ。   (双葉町)   回答:検討します。
4)賛成。早く作って賠償をキッチリやって。(大熊町工業会)
  回答:前向きなご提言、お礼申しあげます。

参加者は、どう見ても数十名。マスコミばかりが目立つ中での質疑でした。
上記質疑
2)の内容をご紹介します。
 <要旨>

 
廃棄物埋設後の16km2に及ぶ敷地利用をどう考えているか?
 
土地を使って金を稼ぐ(電気を作る)、それで雇用を作れ。
 
発電所立地町の財産(人・物)を有効活用して、大熊町・双葉街が施設の維持管理に参加できる仕組みを整えよ。

 上記要望は、中間貯蔵施設候補地内に自宅を持つ大熊町民からのものであり、それを聞いた環境省の役人が感激していました。その役人が言うには、
「前向きにその仕組み作りを検討します」

 当日午前中、いわきで最初の住民説明かが行われました、ニュースを見る限りかなり荒れた印象でした。十王で行われた説明会は荒れることなく終了。1時間25分でした。環境省も役人は、いわきと同じメンバーのようです。

環境省の役人がボソッと一言。
50年後に、ここでワールドカップをやりたいんですよ」
因みにボソッとのたまった役人は、
(中間貯蔵施設チーム長)○塚さん

「こりゃ、協力するしかねいべなぁ。ちゃんとカラクリ作っぺ、○塚さんよ」
あれ?この計画原案、どこかでみたことあるなぁ!
http://xls-hashimoto.cool.coocan.jp/radiation_monitoring/kinayan/biomass_hatsuden/biomass_hatsuden.html
P1010728 P1010727 P1010730


中間貯蔵施設の町民説明会

2014-05-25 05:08:45 | 1F事故

昨日(5/24)、恒例になった「積小為大」の会合があリました。すでに大熊町民には、役場から掲題の説明会開催の書面が郵送されていましたので、自然と話題はその話しになりました。

最初に出たのは、意図的に説明会に出られないようにしている?会場選択。特に県外の避難者については、東京・茨城・新潟で行われるのですが、その場所・時間帯がとにかく行きにくいとの声が多数でました。茨城県における説明会の会場と時間帯は、以下のようになります。

 ①5/31(土) 15:00-17:00 日立市・十王町
 ②6/8(日) 17:00-19:00 つくば市
http://www.town.okuma.fukushima.jp/?p=21611

上記工程のため、小生は5/31(土)に予定していた一時帰宅を変更することとなりました。
住民説明会の内容は、概ね以下の記事を見れば予想できます。

http://www.minpo.jp/news/detail/2014052215821

それでも行かざるを得ない住民説明会、やるせない思いです。

写真説明:水戸駅南口を清掃する「積小為大」の会員
戦利品は、20リットル袋2袋のゴミ(拙宅にあります)
P1190273 P1190282