フラガールと娘の故郷

娘が小学校低学年までのリゾートと言えば「スパリゾートハワイアンズ」でした。ワシの言い方では「常磐ハワイアンセンター」。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%AA%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8F%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BA
大熊からいわき・湯本まで車で1時間半ほどでしたから（当時は、常磐高速はいわきまで）、水着を持ってかなり通いました。

ワシは、今日早起きをして、朝からフラガールのDVDをPCで見ていました。
娘は、フラガールのクライマックスの画面を娘を見ながら
「ここ行ったよね。このあと、小名浜の岬公園で・・・・」と僅かにに残っている福島・浜通りの話を聞かせてくれました。
やっぱり、娘にとって双葉は、生まれ故郷なんですね、誰が、なんと言おうとも。

水戸に引越してからは、千葉のネズミーランドが以外に近い。ネズミーランドに行ったら、ハワイアンズに行きたいと口にすることがなくなった娘ですが・・・。

この正月元旦を「ハワイアンズ」に行こうと言ったら、猛反発の我が家です。しかし、いいものはいい。ネズミーランドに温泉があるか！ハワイアンズには、温泉がある、サウナもある！

ワシは、娘に言いました。「お前の結婚式の時のオープニングかエンディングの歌をこれにしろ。そうしたら、お前の結婚式の費用は全部見てやる」
http://www.youtube.com/watch?v=dBE6nDhA39E
フラガール　～虹を～／照屋実穂http://www.uta-net.com/song/47621/

娘「ふふーん・・・」

フラガール見ていて涙ボロボロのワシです。
涙を拭こうとしたら、「お父さん、こっちのティッシュ使って。これは◆(娘の名前）専用の柔らかいやつなの」
そう言って、安売りのティッシュを引き出して来る娘・・。大宮に出張の娘は、まだ帰ってきていません。

写真説明：スーパーひたち(上野駅にて）

スーパーひたち(今春新型車両と入れ替え）

現在、上野～いわき間を結ぶ中距離特急電車スーパーひたちが、2012年春のダイタ改正で新型車両に置き換わります。
上記で「現在」と書いたのは、震災による原発事故がなければ今もいわき～仙台間を走っていたはずでした。いわき以北を走る数少ない特急列車がスーパーひたちだったのです。
いわき以北に向かう特急列車は、
　上野発　08：00、10：00、13：00、16：00、19：00の5本しかなく、どうやって東京で「一杯」やる時間を作るか苦労したものです。結局、「一杯」の時間が足らずに結局電車の中でさらに「一杯」。当時住んでいた双葉・大熊までは3時間の電車旅でしたから時間の不足を感じない一杯電車でした。

現行のスーパーひたちは、1989年から運行され、途中でフレッシュひたちが加わりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%81%9F%E3%81%A1_%28%E5%88%97%E8%BB%8A%29
2012年春の車両入れ替えで上野・仙台間のみの運行となる予定でした。いわき・仙台間は、フレッシュの車両を使う予定になっていましたが、現状では運転再開のメドは立っていません。フレッシュの車両は、奥羽本線の特急車両として再活用されるようです。
http://www.youtube.com/watch?v=4t575y0T48U&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=DWg2yhbylss&feature=related

娘も出張とかで、スーパーひたちに乗って大宮まで向かいました。
さて、スーパーひたちに乗っている娘の想いはどのようなものか、覗い知ることさえできませんが、今日もスーパーひたちは、常磐線を走り続けています。夢・希望、時には挫折を抱いた乗客を目的地まで届けています。
そして、広野・仙台間の復旧を心待ちにしている自分がここにいます。

(本文は、JR東日本のモマーシャルではありません）

そういえば由紀さおりは、大熊町民の歌を唄っていたなぁ-

最近、由紀さおりさんが、アメリカで大ブレーク中とか・・。
http://www.barks.jp/news/?id=1000073956
よくテレビで「ル－ル－ル－ル－・・・・」とのフレーズを耳にします。

由紀さおりさんは、「大熊町民の歌」を歌っていたことを思い出しました。
震災前の大熊町役場に電話すると、保留音は由紀さおりさんが歌う「大熊町民の歌」が電話から聞こえてきたものでした。

あれは、16-17年前のことです。大熊町文化センターで由紀さおり・安田祥子さんの歌声を聞きました。有名人が大熊に来ることなどなかった時代です。そのほかに大熊で有名人を見たのは、レッツゴー3匹くらいですかね。

youtubeで大熊町町民の歌を検索しましたが、何もありませんでした。

残念！

原発再稼動賛成・反対者の論理（宗教論を聞いている感じ）

テレビ朝日のサンデープロジェクトを見ながら書いています。
１F事故後の原発再稼動に関する意見を述べるというものです。

ざっくりと見て、賛成派は再稼動ありきの結論で発言し、反対派は再稼動反対の結論ありきで発言しています。両者の土俵が違う、というより宗教論を聞いているような感じしています。

反対派の論理はそれに限りなく近い・・。現実に目を背け宗教にしちゃった点で＋10点。
宗教には、人を取り込む魅力がありますから。

賛成派の論理は、多少現実を見つめながらも既存の勢力・与野党等の話し合いの余地などを残しているようにも聞こえます。つまりどっちつかず。これは、大きなマイナス。
-50点。
確固たる価値観(党の綱領）を持たない民主党の宿命でしょうね。

みんなの党の渡辺代表は、野党の気楽さからか無責任のように聞こえるを繰り返しています。みんなの党は、最近、世論の風に乗ろうとしてどこか無理しているようにも感じています。
-20点。

以上から、この討論？を聞いた当方の感想は、以下の通り。
①原発再稼動は、かなり揉めますね。そして、政治決着の形で再稼動させるが、およそ1年後となるでしょう。再稼動を政治決断するという政治家がおらず、ますます混乱に拍車をかける。
②その間、電力不足が日本中を苦しめます。
③原発反対派というカルト集団もしくは原発反対教の力がますます強くなり、時間が経てば経つほど再稼動が困難になる。
④政治家がこれほど小粒になったのは、小選挙区の弊害と思うのは当方だけでしょうか。

新年早々、悪い夢を見た気分です。

3回目の一時帰宅・どうするか？

原発事故から10ヶ月が経過したこの正月明け、大熊町役場から1通の郵便物が届きました。
「？？？」
中をあけて見ると、3回目の一時帰宅意向確認書が入っていました。
前回と違うのは、修理・引越し業者の同行の有無。これは、住民の希望によるもののようです。帰還を今だ、諦めていないことの裏返しでしょうか。
帰還できない現実と帰還を願望する狭間にあるのは間違いありません。時に願望が現実を隠してしまう場合があり、それを心配しています。

正直、一時帰宅時の物品の持ち帰りには反対です。一時帰宅により家中の物を持ち帰る、言い換えれば汚染の持ち出しにつながります。現金・有価物の持ち出しはしようがないにしても、汚染しているかもしれない身の回りのものの持ち帰りは止めるべきだと考えています。

ここまで書くと「住民のことを考えていない冷血漢」と思われるかも知れませんが、身のまわり物は税金で購入すれば良いだけです。汚染している可能性のあるものを持ち出して、汚染を拡大する・内部取り込みを助長するようなことはすべきではないと考えます。

当方の場合、2度の一時帰宅を行いましたが、持ち出した物品はありません。

結局、3回目の一時帰宅を希望すると記入して投函しました。気が変われば行かなければ良いのですから・・。