きなやんの独り言

原発事故で価値観が一変した中年の独り言。

避難者に、これから100年避難しろというのか!?

2012-03-31 15:24:55 | 1F事故

避難から1年余が経過し、明日南相馬市・田村市・川内村が警戒区域から解除されます。
避難指示解除準備区域、居住制限区域になります。

警戒区域がさらに区分けされたエリアの概要は、以下の通り。
  区域        線量率       宿泊    立入の許可  スクリーニング
避難指示準備区域:<20mSv/y     不可      不要      不要
居住制限区域:20-50mSv/y      不可      不要      不要
帰還困難区域:>50mSv/y        不可       要       要

大熊町は、現状の警戒区域の維持を求めていますが、避難指示区域・住居困難区域への人の立入規制が外されることにより、誰でも同区域内への立入が可能になることがひとつの要因となっています。泥棒さんの立入を招くことに危惧しています。
人の住まない土地への立入規制の解除は、泥棒に格好の鴨ネギ状態となります。
また、町が上記の3区分されることにより、不公平感が出ることを警戒しています。不公平感が強まり、賠償にも差が出るのではないかとの猜疑心がでてくることなどを理由に挙げています。
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どっちでもいいことです。今、決めなくてはならないことは、
①帰るためには何年かかるかを明確にすること。
の1点のみです。
ヘンに帰還への期待を持たせることは、避難している人々に禍根を残すことになります。
問題なのは、それらの期間が明示されないまま仮設住宅で生活を続けることにあります。その間、賠償金(収入への賠償+慰謝料)で生活することを強要させることとなります。

プレハブの安っぽい仮設にいつまでも住まわす感覚、それがいけないのです。

しかし、「脳死状態の自治体」にも「混迷することしか出来ない政府」にも求めることは酷なのでしょうか?
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100年住めないから、新しい土地で新しい生活を作れと、なぜいえないのでしょうか?
人の誇りを壊していく愚行、これは政治問題です。

写真説明:水戸市内に流れる土嵐、龍のひげの醤油ラーメン


(小説)心が病んで行く・朽ちて行くことに「STOP]を!

2012-03-29 19:00:06 | アート・文化

以下は、当方が初めて書く小説の一文です。

生活はお金はくれるし、住むところもタダ。仕事はせずに、パチンコ三昧。
ゴミだって出し放題。その費用は自治体持ち、水道もタダ。
でも、電気代はしっかり取られている!何でタダにしないんだ。
「あっ、電力会社が違うのか!」
と、他の町のインフラを使っても感謝の気持もない。
マスゴミの論調も暖かい視線。そして、日本全国から支援があるし・・、いや、世界の国々からか・・・。
コールセンターに電話して、ストレス発散。コールセンターがダメなら、役場に電話でもするか!

「スッキリした!」

仕事?しなくていいんだよ。だって賠償で・・・、一生、賠償で食っていけるかな!?
働くのバカらしいぜ。

心が病んで行く、朽ちて行く・・・、でもそれに気付かない。早く気付いて、元の気持を取り戻せ!

いや、事故は事故。気にしたら前には進まない。だから、俺は働く!といって、一生懸命働いている人がいるのも事実。

頑張ろう、今こそ己の心に活を入れる時期だ。病んだ心を・朽ちて行きそうな心に活を入れろ!!

何か、訳の分からない小説の書き出しになってしまいました。
ワシは、小説家には向いていないことが、ハッキリしました。

もう、書かん!

写真説明:3/25撮影 水戸偕楽園の梅の花。7分咲き。

黙って読んで知る読者の皆さん、この記事にコメントを下さい。
1年が経過しました。このまま、この状態を続けるのですか?
わしは、もう我慢できん!

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32年もの、今だ現役(hp41CX)

2012-03-26 21:53:36 | うんちく・小ネタ

まずは、下の写真を見てください。
32年前に購入した、プログラム電卓です。ヒューレットパッカード41CX(hp41CX)
Dscf9095_2 Dscf9097 http://ja.wikipedia.org/wiki/HP-41

当時の値段で82,000円でした。
プログラム作って、仕事に資するために購入したのですが、結局、自分で作ったソフトは、
誕生日を入れると現在までの生存日数を表示するものだけでした。

プログラムもろくに作れず、高価な電卓で終わったことは残念ですが、当方にプログラムをつくる能力がなかったことだけは事実です。

この電卓を使ったら、普通の電卓が使いにくいこととなりました。その原因は、hp入力方式です。
通常の電卓は、以下のようにします。
5+3イコール8
この電卓は、5(エンター)+3とボタンを押します。結果は、8となります。

ほんの少しの違いですが、使ってみると本当に使いやすい方法です。連続した計算を行う場合、前の答えが残っていますので(エンター)を押すことにより連続して計算をすることができました。通常型の電卓では、一旦メモリーに記憶させ、あとの計算式と前に出した計算結果を足し合わせる必要が有りましたが、この電卓は、その必要がありませんでした。

その電卓を今も使っています。キーパッドが多少固くなっていますが、今も現役です。
乾電池の交換も少なく、使い勝手が本当にいいのです。しかし、乾電池交換となるとちょっと大変。単5乾電池4本を使用します。でも、なかなか単5乾電池が売っていない。

32年もの(昭和55年購入品)の電卓、今も小生の大事な「ツレ」となっています。


春を実感

2012-03-25 18:21:07 | まち歩き

言葉は不要。

写真を見るべし。
写真説明
1枚目:拙宅庭のふきのとう
2枚目:フキの葉っぱ(大きさ3cm)
3枚目:偕楽園の梅(現在7分咲き)
http://www.mitokoumon.com/maturi/ume/ume.html

春が来ました。今年の春は、梅と桜のコラボが期待できます。
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警戒区域再編(騙され続ける?地方自治体)

2012-03-25 06:22:34 | 1F事故

この4月にも警戒区域が縮小される予定です。
今までの警戒区域は、
①避難指示解除準備区域(帰宅準備区域)
②住居制限区域
③帰宅困難区域
に区分され、①・②区域の出入りが自由になるとのことです。③については、今までと同様の立ち入理制限区域となります。
しかしながら、出入りが自由になる②・③区域になっても人が戻ることではありません。線量が高く除染も行われず、インフラも整備されない状態では、戻りようが無いというのが実情です。
P1000321
ここで問題が発生!人が住まない場所を立入自由にしたら、泥棒が増える。これが、行政の考え。確かにそうです。このため、立入を制限したいと警察・その他の役所との折衝が行われています。

でも考えてみれば、炉内に破損した燃料があり、その取り出しにもおぼつかない状況です。燃料プールには、使用済み燃料が残っている状態で、「冷温停止状態」宣言を行って住民を帰還に向けて異常誘導しているこの異常さ。
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「何かが狂っている」とは思わない・・、この状態は、はっきりいって「異常」そのものです。

金をかけたくないばかりに、原子炉の状態分からない状態で帰還を促す政府と帰還したいがために(政府が言うのならと)それに乗る地方自治体。
早く帰還したいという願いを持つ地方自治体につけ込む政府といったところでしょうか。
またもや、政府に騙され続ける地方自治体。福島の事故で、国と電力に騙され続けてきたことを理解したはずなのに、またもや騙される、いや、これは、地方自治体の「脳死状態」が継続しているということです。

「国から地方へ」と権限の委譲を訴えてきた政党がありましたが、誰もが己の頭で考えることを怠ってきたんですね。これは、地方自治体だけを責めることではありません。責められるべきは、国民です。
これほどの事故になっても役場機能を存続させることのみに汲々として、住民を盾にして生き残りを図る地方自治体と住民を被ばくさせても事故の収束を図りたい国の三つ巴の構図に見えます。

なぜここまで書くかというと、インフラが整備されて<20mSv/年(この数字にも操作があります)
になったから戻れますよと言われて、ほいほいと帰還宣言をすることになりそうだと危惧しています。

役場と住民の大量の被ばくだけが残る事にならないように、祈るしかありません。

あっ、書き忘れました。拙宅は、③帰宅困難区域が確定しました。
P1000324
写真説明:鉄板居酒屋でくつろぐ

訂正:警戒区域縮小後の立入可能区域が間違っていました。

訂正してお詫びします。