2008.02-03 森林植物園
アセビ2050
ツツジ科アセビ属 Pieris japonica 森林植物園で一番早く咲くアセビの大樹。 ブログ制作を担当されているつがわさんも、この花をお撮りになっていた。
階段脇には、イノシシの足跡や糞があちこち。
とにかく、六甲のイノシシは時にはハイカーと遭遇するくらいに増えている。
オニグルミ0308 0314
クルミ科 Juglans ailanthifolia 鬼胡桃 雌雄同株、去年は花も撮ったけれど果実は撮れなかった。
葉痕がヤギの顔、冬芽の中では、最優秀作品だと思う。
コウヤボウキ0552 0557
キク科 Pertya scandens 高野箒 綿毛が楽しみな花は幾つもある。
キクの仲間は、どれも同じようだけれど、咲いていた場所を訪れて その花の綿毛を見つける楽しみがある。
サルココッカ0232
ツゲ科サルココッカ属 Sarcococca confusa 葉腋から房状に伸びた花序に、蕾が幾つも付いている。 去年の果実はここまで熟した。
図鑑では、赤くなる…と書かれている。 まだ見たことは無い。 雌雄異花、花弁はなく萼片が花弁に見えるのは、他のツゲ類と同じ。
サンザシ0416
バラ科サンザシ属 Crataegus cuneata Sieb. et Zucc. サンザシ、山査子。
セイヨウサンザシ(Crataegus laevigata/英名Hawthorn)は、鎌倉・収玄寺の境内に植えられていた。
花は、ミニバラの風情だったし、果実もバラの果実に…、と思ったけれど、サンザシもバラの仲間。 似ていて不思議ではない。
チドリノキ0201
カエデ科カエデ属 Acer carpinifolium カエデ属らしくないカエデ、葉が掌状ではないと書かれていた。
チドリノキは、果実の様子を千鳥が群れ飛ぶ様子に例えたからだそうだが、 今年になって、枯れ葉をやっと撮っただけで、花さえ見てもいないし撮ってもいない。
カエデの仲間は全て翼(左右に広がったプロペラ)を持つ、二つの実が出来るので その状態、つまりは春を待たないといけないということだ。
この樹は雌株だから、プロペラの出来る樹。 雄株は並んで育っている。
マンサク3170 3189 3194
アカバナマンサク 花弁全体が基部まで赤~濃赤橙色 ニシキマンサク
基部のみ赤~濃赤橙、先端部は黄色に近い
マルバマンサク(Hamamelis japoinica var. obtusata)の一品種、
アカバナマンサク(Hamamelis japoinica var. obtusata f. incarnata)
近くには、ニシキマンサク(Hamamelis japoinica var. obtusata f. flavo-purpurascens)とおぼしきものも花弁を広げ始めている。
ただ、あくまでも似たような色合いの花弁…と言うだけで、確証を持っている訳ではない。
だから、園芸種が植えられている…そう解釈するのが穏当だろうか。
マンサク3199
「これは園芸種です」、その表示があればそれで納得できるのだけれど、シナマンサク以外は 名札が付けられていない。
マルバマンサク(Hamamelis japoinica var. obtusata)の一品種、アカバナマンサク(Hamamelis japoinica var. obtusata f. incarnata)
近くには、ニシキマンサク(Hamamelis japoinica var. obtusata f. flavo-purpurascens)とおぼしきものも花弁を広げ始めている。
ただ、あくまでも似たような色合いの花弁…と言うだけで、確証を持っている訳ではない。
アカバナマンサク 花弁全体が基部まで赤~濃赤橙色 ニシキマンサク 基部のみ赤~濃赤橙、先端部は黄色に近い。
ミツバウツギ0213
ミツバウツギ科 Staphylea bumalda 葉が三小葉、枝が空洞なのでミツバウツギ。 スイカズラ科ウツギ属とは違って、独立した科に属する。
花は白、ここでは見ていないけれど、六甲で撮った。
モミジバフウ0528
マンサク科 Liquidambar styraciflua 紅葉葉楓 モミジバフウは、葉が5~7裂、北米・中南米原産なのでアメリカフウの別名。 単にフウと呼ばれているものは、葉が3裂、中国・台湾原産なのでタイワンフウの別名。
だから、モミジバフウに対して、サンカクバフウとすれば、分かりやすい。
点々と雪の中にモミジバフウの果実と、イノシシの足跡が見える。
ロウバイ4762
ロウバイ科ロウバイ属 Chimonanthus praecox 蝋梅、?梅、臘梅、唐梅、晴れ間がなかったから、蝋細工の花弁は撮れない。 森林植物園のうさぎの国にあるロウバイ。
粉雪が舞っていたから、気温は零度近くまで下がっていただろう。 うさぎたちは、一塊になってうずくまっていた。
ロウバイ4770
ロウバイ科ロウバイ属 Chimonanthus praecox 蝋梅、?梅、臘梅、唐梅、晴れ間がなかったから、蝋細工の花弁は撮れない。
何時もは真下から覗かないと撮れない姿が、 今日は一塊が横を向いて居たから、こんな画像になった。
ロウバイ4789
ロウバイ科ロウバイ属 Chimonanthus praecox 蝋梅、臘梅、唐梅、
ソシンロウバイ(Chimonanthus praecox f. concolor)は、この一品種と言うことだ。
長瀞宝登山ロウバイ園が毎年、話題に上る。 ここでは、今日は二人だけ。
ロウバイ4790
Chimonanthus praecox f. concolor ソシンロウバイの種子 ロウバイの選別育成種がソシンロウバイだとすれば、この種子から育てたものには、何処かでロウバイの特徴も再現されるのだろうか。
花は実生ですよ…、熊坂さんの言葉を思い出した。
ロウバイ4792
これはソシンロウバイ Chimonanthus praecox f. concolor
ロウバイの一品種と分類されていることが、学名上では分かる。 学名付与については、
かなり詳しいルールがある。
特に命名者や変更者に付いての記述も必要だけれど、このブログでは全部を正しくは記載していない。
ただ、その花がどの種類に分類されでいるのかが分かる程度の記述で済ませている。
歩道から一段低い窪地に咲く。
手前には、サンシュユの大樹、歩道沿いにはチョウセンレンギョウが咲く場所。
森林公園ノイノシシの足跡0501
人がいない夜間、イノシシは園内を闊歩しているそうだ。
至る所に、掘り返した跡も残っている。 雪には、しっかりと足跡を残している。
森林植物園の雪
画像サイズは投稿した際のサイズのままに掲出している。
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2008.02-01 -02A -02B -03 -04加西 -05青垣
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