HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ツマトリソウ

2012-07-31 | 【独り言】

ツアーの方はA4版「今咲いている花」コピーを手に
咲いている花と見比べて名前を調べていらっしゃる
時にはよくご存じの方が、これです…と画像を指される
熱心なグループはガイドを頼んで園内散策されている
時には、そのガイドの後につかず離れず、ガイドの説明を聞いている人もいる
今年も混雑だったし、いろんな方が散策されていた
中にはかなり難しい話しをお連れの方に提供されている
『ツマトリソウ、サクラソウ科なので整った五枚または七枚の花弁が優しいです…』

詳しい図鑑を手に歩かれているから間違いはないだろうと思うが
ツマトリソウの花冠は雄しべと一緒に落ちる

それに学名までは散策の折には不要だから合弁花
六枚八枚は見たことがあるけれど、五枚は知らない

それに、今は植物分類学名も過渡期、図鑑が書き換えられるまでにはかなりの年数が要るだろうが
見た目だけでの分類ではない体系が確立されつつある
素人が『これは何々科の特徴がある花です…』などと説明するのは
だから少しばかりの注意が必要だ





 



 




ツマトリソウは、妻取草ではなく「褄取草・端取草」
褄は、端の意味で花冠裂片の端が薄紅色に色づくことによる
ただ、この画像の蕾のように色づいたものは時折見かけるけれど
花冠が開ききった状態での褄紅は殆ど見かけることはない
(2012.07.22-24 栂池)
APG分類体系ではサクラソウ科からヤブコウジ科へ移されている
去年のツマトリソウ
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今年の抜粋版-1 -2 去年の栂池 -1 -2


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