苞は白と言うよりはクリーム色、やや小さめだが数は多い。
葉の幅は広くてやや肉厚。
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常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシス) ミズキ科ミズキ属 Cornus hongkongensis
花付きの良い「月光」、葉の幅の狭い「メラノトリカ(ガビサンヤマボウシ)」などが販売されている。
これは三種の区別点からすれば「ガビサンヤマボウシ」になるのだが確認出来ていない。
常緑ヤマボウシと呼ばれる種類には、ホンコンエンシスとヒマラヤヤマボウシ(Cornus capitata)がある。
別名に苞の色からキバナヤマボウシ、常緑なのでトキワヤマボウシの呼び名がよく使われる。
同一のものに別名、と言うのも混乱のもとだけれど、別種に類似の名前、と言うのも同じだ。
園芸種として登場させるにはそれぞれの思惑があるのだろう。
(2016.06.23 南王子町)
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【ハナミズキとヤマボウシ 再掲】似た姿だけれど、冬芽は全く違うし果実も全く違う。
ただ、呼び名としてはハナミズキをアメリカヤマボウシと呼ぶ事もあるから
小石川のガビハナミズキもガビサンヤマボウシも同じものと考える人がいるそうだがやはり別種。
ただガビハナミズキの果実はどう見てもヤマボウシと呼ばれているものと同じだが、葉の質などは違っている。
ハナミズキ、ヤマボウシの名前付けのルールなど何処にもないからこういう事になる。
全てがそうだとは言えないにしても、花卉販売業者の中で何かしらのルール作りはできていないのだろうか。
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西公園にあるヤマボウシの内、この一本だけはいつも季節外れに花を付け、遅くまで葉を残す。
ただ、葉の質は薄く幅広で真冬には殆ど散っているから、常緑の範疇からは外れる気がする。
いずれにしても、落葉か常緑かでヤマボウシも園芸上では区別されているし
「ハナミズキ」の呼称が混乱を招いているだけだなのだと思う。
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花 須磨のヒマラヤヤマボウシ 京都の疑問符付きガビサンヤマボウシ 果実
感想が色々で面白いです!
名前のことも人により様々思いを抱いてハナミズキ・ヤマボウシの多種多様につながるみたい
ハナミズキ ヤマボウシ それだけで終わらないところが心を騒がせ胸をかきたててくれるのがいいなと思いました。
私はこう覚えましたから、これが正しいです…と言わなければ、それで良しなのでしょうね。
中途半端に、何々だと思います、間違っていたらごめんなさい…とコメントされると、調べる手間ひまが必要になるのですが、それも一つのヒントと考える方が良いのだと。
混乱しないように自分ではこうだと思う…と言う部分を持っていたいです。