雨模様なので羽化から二日はウッドデッキの中だった。
網戸だから外からの風は入る。
それでも飛び出して早く花の蜜を吸わないといけないだろう。
曇天だけれど雨の心配がなくなった昼前に放した。
その直前の画像。
(2016.09.23 林)
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二匹のキアゲハの終齢幼虫が居たのだけれど
曇天続きだったので迂闊にもその内の一匹は、夜間に脱走してどこかで蛹になった。
遅まきながら気がついて、蛹になる直前のもう一匹にネットをかぶせた。
考えてみればこれも迂闊に、手近にあった廃棄予定の傘立てを逆さにして摘んできたパセリの上にかぶせた。
蛹にはなったものの、観察には全く不向きな傘立てだった。
それでもしっかりとそこで蛹になった。
それから一週間が経過した。
台風一過の筈だけれどあいにくの天気は今日も続いたけれど、
今朝は雨も降っていなかったので雑草畑周辺の整理をした。
午後になって女房殿が素っ頓狂な声を上げた。
何と何と…である。
出入りの時は見ていた筈だったが、蛹から蝶が羽化していた。
羽根がすっかり伸びきったけれどまだ飛んでゆく気配もなかったし
雨が降り始めたので網戸のあるウッドデッキに放した。
もう一匹いたのだが食草のパセリを入れていたペットボトルに水が溜まって
何とそこに水没していた。
台風による犠牲者にはならないだろうが、少しかわいそうなことをした。
羽化から半時間、まだ飛べない「手乗りキアゲハ」
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次の羽化期待予備軍
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右手前の幼虫が羽化した。
(2016.09.21 林)
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最初に羽化して飛んで来たキアゲハ
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蝶の幼虫
一連のチョウの営みが目の前で繰り広げられたのはまさに幸運といえそうです。
パセリに産み付けられるんだと知ってから最後までどうかしら・・・って思っていました。
脱いだ殻は食べてしまうんですか!
不思議です~
立派な成虫になれてしかも手乗りなんて我が子のように感じることでしょう
羽化したての色は美しいの一言ですね
おめでとうございます!
それでもあちこち飛び回る事もしなくなったせいか、たまたまパセリが食い尽くされていたのが目に付いた…のがきっかけでした。
こうなると蝶の羽化も面白いな…となるのでしょうが、最近は長続き出来ること以外には手を出さなくなりました。
セミの羽化は夜ですが、蝶は時期が来れば…なので、やはりじっくり観察しなければ羽化の瞬間は難しいです。
それでも羽化直後のキアゲハは鱗粉もきれいなままでした。
幼虫時代は脱皮殻はあっというまに食べてしまっていました。