HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

グンナイフウロ

2012-08-02 | 夏 紫色系

そこにしか咲かない花は、そこに足を運んだ人だけが見られる
山の花の多くはそのようにして伝承されてきた
交通網の発達や観光地化の推進等々で「秘境」はなくなったし
山も例外なく「開放」された
だから今では誰にでもその機会が増えてきたことになる
喜ばしいことだけれど、時には腹立たしくもなる

そこにしか咲かない花を、そこに足を運んで撮る人たちと
どこにでもある花と一緒にして、それを持ち帰ろうとする人たちの軋轢
不思議だけれど、何しに来たのだろう??と訝るような言動が多いし
そこにしか咲かない花に手を触れ、散らしてしまう
劣悪な環境に耐えて咲く花は、強靱な生命力は持ち続けているだろうけれど
切り花にはなれない

 






(2012.07.22-24 栂池)
一昨年のグンナイフウロ
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今年の抜粋版-1 -2 去年の栂池 -1 -2


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2 コメント

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グンナイフウロ (とんちゃん)
2012-08-02 15:11:54
グンナイフウロはいい花ですね。
少し大きめでフウロの中でも貫禄を感じます。
とても美しく撮られているので感動しました。
栂池=グンナイフウロといってもいいくらい印象に残っています。
栂池で初めて見たのでそう思うのかもしれませんが・・・
このグンナイフウロを見る前に姉が足を滑らせてしりもちついたのでした。
オオシラビソを見ながら下ってくるところでした。
いつもその思い出とつながるグンナイフウロなのです。
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幾つもの記憶 (林の子)
2012-08-02 17:47:42
とんちゃん、こんにちは。
旅に出る…そんな大袈裟でなくても、少し日常から離れた場所では、
ちょっとした事がずっと記憶に残りますね。
「花好き」の姉妹の旅での記憶は、花以外も多いのでしょうが、
オオシラビソにグンナイフウロ、そのまま栂池のヤセ尾根に繋がりますね。
急斜面の階段は滑りやすくて要注意です。
栂池も雁股池も今年は見えませんでしたが、
ヤセ尾根直下の木道沿いには思いの外、ツマトリソウやコイワカガミが残っていました。
是非来年はお揃いで、もう一度栂池に足をお運び下さい。
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