ゴゼンタチバナ

この花を白山で見た記憶が無い
ハクサンコザクラが雪原の中に咲いていた南竜が馬場でも
クロユリが広がっていた場所でも見たことが無い
白山の最高峰の直下は石屑混じりの荒れ地
そこに咲くはずもないと思っていたけれど
アカモノなどはしっかり咲いていた

ゴゼンタチバナは、御前橘
見つかった白山・御前峰の名を冠している
橘は花後の赤い果実に擬えた
だから、加賀・白山の夏の記憶が甦る花…なのだけれど
彼の地で見た記憶はない

コゼンタチバナ、葉の数と花弁の数が同じなのです…と
いつもキヌガサソウと間違えられている
真ん中に密集しているのが白い花
その周りに白い総苞が取り巻いているが普通は4片
葉は6枚以上のものに花が咲く

写真を頼りに花を見ているとそうなるのかな…と思う
サイズは全く違っているし
白い花は夏には幾つも咲いている


黒い部分が雌しべも8個の花が咲く
　



　

　






（2012.07.22-24　栂池）
去年のゴゼンタチバナ
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