サザンカが咲き始めている。
ツバキも咲き始めている。
豪華な花壇の花は、キクばかりになって寂しいかも知れないけれど、
寒さに耐えて幾つかの樹の花が咲く。
葉を落とした樹も、次の春の準備を始める。
暫くは草の花は土の中で春を待つ。
(2011.11.22 明石西公園)
(2011.12.09 明石西公園)
(2011.12.04 大明石町)
雄しべ部分が花弁化したものは「唐子咲き」と呼ばれる。
からこざき、或いはからしざきなのだけれど、
その代表がこの『赤腰蓑』でシベ部分が赤い花弁化となっている。
一方、「卜伴椿」と呼ばれている『月光(がっこう)』は、花弁が赤、弁化した部分は白なので
はっきりと区別出来るし、『白卜伴』は花弁部分も白の品種名。
ところが面倒なのが『紅卜伴・別名は日光 じっこう』と呼ばれているもの。
画像写真では、この『赤腰蓑』とどう区別するのか…と悩んでしまう。
そう思っていたら、このツバキに白い部分が出てきた。
交雑種・交配種にはこのように複雑な姿が時折出て来る。
濃紅色の唐子咲き「赤腰蓑」
(2012.01.29 2.12 大明石町)
須磨では、唐子咲き大輪『南蛮紅』があちこちで満開になった。
間違いなく『赤腰蓑』と名付けられたものよりは大型。
(2012.03.10 須磨離宮公園)
☆
また正体不明のツバキ、サトザクラには謂われも書かれた名札が下がっているのだが
このツバキには、ツバキとしか書かれていない。
一見、ヤブツバキ…だけれど、雄しべが弁化している上に白。
「卜伴」も似た姿だけれど、全体が弁化している。
その一つ一つに名前を付けるのは、たとえ愛好家といえども難しいのだろう。
(2012.04.19 大久保)
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