明石公園の東に隣接している「明石文化博物館」へのアプローチに梅が三本。
他の植栽には名札か付けられているけれど、梅にはない。
当然かもしれないな…と、最近思うようになった。
植物園でも、梅園を持つ大規模な公園でも、それぞれのルーツがハッキリしていたものも
次々と「名札」が掛け替えられたり、撤去されたりしている。
間違いの指摘を受けるくらいなら、無い方が…と判断したかどうかは知らない。
間違いの伝播が当たり前になってしまったのだから、無難なやり方だとも思う。
(2014.03.08 上の丸)
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(2014.03.07 明石西公園)
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青軸性のウメ。
特徴的なのは、萼片が黄緑。
だから光を翳してみると、梅独特の赤褐色ではなく白っぽい。
遠目でもやはり白さが際立つ白梅。
幾つもの園芸種が作り出されている。
萼の色そのままに『緑萼梅』と名付けられたものを見るのだが、八重咲き。
一重のものには『一重緑萼』の名前がついている。
この辺りになると園芸種名まで表記する事の難しさがまたぞろ出て来る。
ウメ(梅)バラ科サクラ属 Prunus mume
(2014.02.24 明石西公園)
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【ウメの3系9性(しょう)分類】
①野梅系 -野梅性、紅筆性、難波性、青軸性
②緋梅系 -紅梅性、緋梅性、唐梅性
③豊後系 -豊後性 杏性
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白・八重 白・一重 白・青軸 杏色 桃・八重 桃・一重 桃・一重絞り
紅色 混色
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