荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

魔太郎がくる!!の巻。

2014年11月29日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを


マンガは好きなんですが、最近のマンガは何を読んで良いのかさっぱり分かりません。

いちおう【ONE PIECE】にも手を出したのですが、僕にはちょいとファンタジー過ぎて7巻で挫折。

なので、ネットカフェに行きますと【こち亀】とか【ブラック・ジャック】に行き着いちゃう。

そんな僕が今改めて読みたいのが【魔太郎がくる!!】(作・藤子不二雄A)です。



イジメられっ子の魔太郎くんの物語。

このイジメがなかなか陰湿且つ凄惨なんです。

のび太はいじめられると、ドラえもんの様々な道具に頼って仕返しをしますが、魔太郎は自分自身で報復をします。

のび太に限らず報復は別な代理人が行うケースがほとんですよね。必殺シリーズとか。



さて、この魔太郎による報復もなかなか陰湿且つ凄惨。とくに初期編はフツーにターゲットをぶっ殺してました。

もっとも、これがかなりのカタルシスをもたらせてくれましたが。

しかしながらというか当り前というか、あまりに残虐な手口は問題になり、ダイレクトな表現はなくなっていきます。

初期編は魔太郎自身もかなり鬱々した性格でしたが、徐々に明るい性格にシフトしました。

ライバルの切人も極悪幼児だったのが、やはりマイルドにシフト。茶飲み友だちって感じ。





わりと後のお話にて、魔太郎とターゲットとの対決時、切人と怪奇やのオヤジが助っ人で登場した時はあまりの格好良さにしびれました。

ターゲット『お前、只者じゃないな』

と時代劇みたいなセリフ。すると、

魔太郎『只者じゃないのが他にもいるんだぜ』

と。

そうしますとカーテンの陰から切人と怪奇やのオヤジが登場するんです。

何十年も前に読んだのに、強烈に印象に残っていますね。



【劇画・オバQ】の様に、その後青年になった魔太郎を描いた【魔太郎が翔ぶ】という作品があるそうです。

実に読んでみたいものです。



青年・魔太郎はオールバックなんすね。


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