荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

実写化の巻。

2014年10月01日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを
昔から人気マンガを実写化するという、愚行・蛮行があります。

近いトコでは【ガッチャマン】の大コケが記憶に新しいですね。

一方【ヤッターマン】は成功を収めました。

この【ヤッターマン】を監督した三池崇史に演出依頼があったのは、当初【ガッチャマン】だったそうです。

しかしながら

『現在のニッポンの映画製作状況では【ガッチャマン】の実写化は無理、まぁまだ【ヤッターマン】なら・・・』

という事で【ヤッターマン】になったそうです。

ニッポンでいちばん忙しい監督が無理っつってんだから無理だったんでしょう。

それにしても『映画は博打』と申しますが、まさにその通り。

そんな大博打中の大博打【ルパン三世】を観て来ました。

ギャンブラーなプロデューサーが最初に話を持って行ったのは当然、日本テレビ。

ところが日テレは『絶対にコケる』と言い、門前払いしたそうです。

プロデューサーが次に持って行ったのがTBS。

こちらは乗り気で、結局ケツ持ちはTBSに決定しました。

そんなこんな、例の音楽は日テレが権利を持っている為、劇中使用が出来ておりませんでした。

これは結構痛かったと思います。残念。

さて、観劇後の感想。

結構、長尺ですが正直とても面白く観る事が出来ました。

アクションあり、銃撃戦あり、カーチェイスあり、キャットファイトあり、とアクション映画の基本を忠実になぞっており、飽きさせません。

もうちょっとお色気は欲しかったかな。

いちばん懸念材料であった黒木メイサも存外ハマっており、なかなかセクシーでした。



その2日後、GyaO!にて【愛と誠】を観ました。原作は恋愛をも熱血にスライドした名作マンガです。



妻夫木くんと武井咲ちゃんが主演。監督は先ほども触れました三池崇史。

いや面白かった。70年代の熱血ドラマを上手くバカにしています。

こういうアプローチなら【男どアホウ甲子園】なんかも面白く観られるんじゃないでしょうか。

さすが三池崇史。その力量に改めて感服致しました。

高原由紀役の大野いとちゃんが【夢は夜ひらく】を唄うんですが、なんとなく藤圭子に似てましたねぇ。



時代考証を言い出すと、ちょいとめんどくなるのは分かった上でひとつだけ疑問点が。

『70年代って短ランあったかなぁ』

『愛は平和ではない 愛は戦いである 武器のかわりが 誠実であるだけで それは地上における もっともはげしい きびしい みずからをすてて かからねばならない 戦いであるーーーわが子よ このことを 覚えておきなさい』ジャワハルラール・ネルー(インドの首相・1889~1964)

本日の処分品。



カミソリ。カミさんが置いていったのを数回使用しておりましたが、今回処分と相成りました。


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