ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ひょうたん 三宮店 @神戸市中央区・三宮 (※閉店)

2015年07月21日 | 兵庫県

初めての神戸三宮駅。土地勘が無いので、どこに行けば何があるのかさっぱり分からないが、足は勝手に飲食店が集まる界隈へ。ガード下(になるのかな)で小さい飲食店がひしめき合い、週末で人がごった返す場所にある餃子の専門店「ひょうたん三宮店」の前で足が止まった。店の前に何人か並んでいたからだが、この地と言えば、味噌だれで餃子を食べると聞いていたので、試してみたい店のひとつだったのだ。本店は元町にあるんだとか。運良く行列が店に吸い込まれたと思ったら、すぐに自分も一緒に入れたので、小さいテーブル席に案内され腰をおろした。店は正直言って綺麗ではないし、空調も効いていないようだったが、小さい店ながらたくさん店員が居て、客が満員の店内はすごく活気がある。店の入り口にも、中にも「餃子しかありません」の文字が。日本酒も置いていないそうだ。もちろん餃子と瓶ビールを頼み、しばし待つ。

何しろ餃子しかないので、焼き方さんは次から次へ入る注文をこなす為、焼きっぱなしだ。ビールで喉を潤しつつ待っていると、わりと長い時間がかかってから、無造作に平皿に盛られた餃子が運ばれた。あらかじめ「味噌だれ」という物が用意されているのかと思ったら、テーブル上の入れ物に味噌が入っていて、自分で小皿に入れた酢や醤油と調合するようだ。味噌は八丁味噌ベースで色濃いもので、他にも何かがブレンドしてある。舐めてみると、味わいは思ったほど強くなく、八丁味噌特有の尖った塩っ辛さはあまり感じない。たっぷりつけてもいける味。別に味噌を付けなくてもいいのだろうが、自分はもちろんたっぷりつけて食べてみた。さほど大きくない餃子の皮はしっかり焼き目は付いているものの、意外にもしっとりとして柔らか。餡は多くなく、もちっとした皮を楽しむ感じで、なかなか旨い。もちろんこの味噌だれがビールに合わない訳は無いので、あっという間に平らげた。(勘定は¥1,000程)

※令和2年6月を以って閉店されました

 

 ↓ 呑み歩いた翌朝に頑張って早起きして、「旧居留地」界隈を散歩。「神戸朝日ホール(旧・神戸証券取引所)」(下左・昭和9年・復元)と、「日本毛織ビル(ニッケビル)」(下右・昭和12年・1937・建造)

 

 ↓ どっしりと落ち着いた「旧居留地38番館(旧・シティバンク神戸支店)」(昭和4年・1929・建造)。近くを歩いていると日本じゃないみたい。

 

 ↓ 「商船三井ビルディング(旧・大阪商船神戸支店)」(大正11年・1922・建造)。柔らかい女性的なラインが印象的。ライトアップされるという夜にも見てみたかったなァ。

 

 ↓ 道を挟んで隣に建つ「海岸ビル(旧・三井物産神戸支店)」(大正7年・1918・建造、震災後改築 ※国登録有形文化財)。上の「商船三井ビル」と並んだ姿は壮観。

 

 

ぎょうざ専門店 ひょうたん 三宮店

兵庫県神戸市中央区北長狭通1-31-37

 

 ( 三宮 三ノ宮 餃子 瓢箪 ひょうたん三宮店 三宮餃子 神戸餃子 旧居留地 閉店 廃業 )


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