京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

乙女が池のザリガニ釣り。

2007-06-12 19:23:58 | 妻!日記
 クドイようですが、日曜日のこと。
 お出かけをするには・・・子達の欲求を、何らかの形で発散させなければいけませんので。
 大溝城跡のある乙女が池で、ザリガニ釣りをすることにしました。
(もし、池にザリガニが居なければ、相撲公園で遊んで帰ろうと思ってました。)

 ザリガニを持ち帰る場合、なるべく早く帰宅しなければ、弱ってしまいますので。
 当然、計画の一番最後に・・・

 ですから。
 ザリガニ釣りムード一色の子供たちは、しょっぱなから(つまり、びれっじで昼食をとる頃から)、「ザリガニ、ザリガニ!」とうるさく・・・
 ゆっくり、大溝藩城下町を散策したかったのですが。
 しぶしぶ、乙女が池へと向かいました。
 (城跡を見てる間も、うるさかったです。)

 さて。
 ザリガニ釣りの装備は、簡単です。
 長い木の枝、タコ糸、餌(メザシ、スルメ)、持ち帰り用のバケツ。
 針は使いません。

 餌を結んだタコ糸を、ザリガニの居るところに向けて、降ろします。



 ザリガニ・・・といえば。
 葦?の生えてる間に、あっちにも、こっちにも、うようよ居ました。
 それを見て、胸の高鳴る妻!。
 (そうです。何を隠そう、一番やりたいのは私です。)

 背の低い次男をサポートする・・・言い訳で、ザリガニ釣りに講じる妻!。
 大人気無いと(小さな声で言う)若!。



 ザリガニ、ゲット!の瞬間。
 (というか、だいぶ長い時間モデルになってくれてたザリガニ君です。)

 コツは、ザリガニが餌にハサミをかけてからも、すぐに引き上げないこと。
 餌に食いついてるところを、少し揺らして(ビックリして、ハサミを離します)、「ど~しても食ってやる!」という意地を起こさせてから、さっと引き上げます。
(じらし作戦)



 面白いように釣れました。(妻!の一人舞台)

 しかし・・・
 若!は、こういう遊びが苦手なのです。
 「動物の命もてあそび系」に思えるようですね。
 魚釣りもしません。
 (見かけは、しっかり肉食系なんですがね。)
 みるみる、どんよりした顔つきになっていきました。
 (若!は、赤子の子守のみ・・・)

 バケツで、二匹が喧嘩してる姿を見ては、「そのうち死んでしまう。」と言って、嘆いています。

 まるで、妻!が悪い人間みたいではないか。
 面白くない。

 若!、「早く帰ろう。」と不機嫌です。
 釣りにすっかりはまって、「あっこがポイントやで。」とか言ってる長男は、まだまだしたそうです。
 けど。
 「帰りに、ホームセンターに行って、クワガタの土買って、帰ってから、川にザリガニの砂利を拾いに行って・・・ちゃんと住処を作ってやらなあかん!」とか言ってる若!が、うっとうしい・・・

 妻!が、悪者みたいではないか・・・

 いまいましいので、中途半端でやめて帰ることに・・・
 長男、泣き出すし・・・
 若!は、それ見て、「なんでやねん!」と言って、怒ってるし。
 「せっかく行ったのに、つまんない!」と言って、怒る妻!

 ・・・・・
 「ザリガニ釣りは、楽しかった・・・」と長男、フォロー。

 あとから。
 「何で泣いたか、教えたろうか、おかあさん。あんな、お母さんが、僕の釣ろうと思ったザリガニ釣ったから、泣いたねん。」
 と聞かされました。

 ・・・・・・

 「お母さんは、本気でザリガニ釣りをしてるしね!子供だからといって、甘くしいひんから!欲しかったら、奪ってでも取りなさいね!」
 この教育方針、ん十年後に、吉と出るか、凶と出るか・・・
 冷ややかな目で見ている若!でした。




 《追記》

 本日、火曜日のこと。

 乙女が池から帰ってきてから、お父さんは、河原に砂利を拾いに行って、ザリガニハウスを作ってくれました。
 「こういうのは、嫌やねん。」とか、ブツブツいってる若!が相変わらずうっとうしかったですが。

 そうまで言われては、こちらも意地ですから、絶対に死なすわけには行かない・・・
 餌やりをしようと試みるのですが、やはり、野生と勝手が違うためか、食べてくれません。
 心配になりました。

 「とにかく、何か、食べて欲しい・・・」
 坂道のところに、からからミミズ(つまり、行き倒れになったミミズさん)を探しに行くことに・・・
 下を向いて、探していると。

 ぴんこぴんこ跳ねる、活きの良いミミズちゃん発見。
 棒切れで挟んで、持って帰ろうとしましたが、あまりに跳ねるし・・・
 しょうがないので、つかんで帰ることに・・・
 ん十年ぶりにつかんだ生ミミズの感触は、

 早速、ザリガニハウスに入れてみました。
 勢いよく泳ぐミミズ。
 警戒するザリガニ。
 しばらく沈黙が続きましたが。
 
 や!
 ハサミで捕まえて、御用!
 むしゃむしゃと食べてくれました。

 ほっと一安心。
 しばらくは、生ミミズの滋養で長生きしてくれそうです。
 
 若!、きっと悲しむんでしょうなあ。
 今日から、出張です。
 後から、ブログ読んで、嘆き悲しむことでしょう。