1年生のロシア語の授業なのだが、少しダレてきたので、今日はゲーム形式で行った。
まずはロシア語の数詞の勉強。100から1000までの数を学んだ。
それから出席していた学生が21人だったので、2チームに分ける。ルールは
(1)出題する側のチームは1人1問ずつ、全部で10問、「0~1999」のうちの何らかの数を日本語で提示する。
(2)答える側のチームは、出題された数をロシア語に直す。
(3)正解したら、交代せずに次の問題も答えることができる。
(4)間違いの場合は、次の人に交代する。
(5)分からなかったらパスして、次の人に交代しても良い。
普段、授業でおとなしくしている学生が活躍したり、スマホに教えてもらうという反則プレーをする学生がいたり(そういうのもプロレス的で面白い)、けっこう盛り上がった。結果は10対9で「窓際チーム」の勝利。「窓際チーム」は最初の3人で10題解いてしまった。一方、開始前にはやる気を見せなかった「壁際チーム」も、かなり健闘してくれた。
かなり前に、こういうゲーム形式の授業の試みを学会で発表された先生がいらして、その時はちょっと自分には無理だなあと思っていたのだけれど、今は余裕で場を仕切れるようになった。小学校の行事やスポーツ少年団で子供たちと触れ合う機会が増えたり、自分の子供と一緒にテレビのクイズ番組を見たりすることで、仕切りのツボが理解できたのだと思う。大学院で洋書を読んだり、アートな映画を見たり、研究会でディスカッションしたりしているだけでは、こういうリズムは身に付かない。