山はしろがね

ロシア文学/スキー@稚内(~2017.3)

パーヴェル・ネルセシアン

2005-10-27 00:42:23 | アート・文化
 パーヴェル・ネルセシアン,行ってきました。プログラムは他の都市と同様,バッハとメンデルスゾーンとショパン。  どんな人なのだろう,子供相手に音楽教室をやって金をかき集めるような人だったら嫌だなあ,と思って出かけてみると,あれ?ノーネクタイの黒いシャツに黒いジャケットというラフな格好で,黙々とピアノに向かっていらっしゃる。  極東の田舎町でワルツを弾く痩せた姿は,まるで「戦場のピアニスト」。地 . . . 本文を読む
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ピアニストがやってくる

2005-10-24 01:26:19 | アート・文化
 数日前に,とある方から電話がかかってきた。モスクワのピアニストのコンサートがあるので,ぜひ来てほしい,知人や学生にも声をかけてほしいと言う。ホールが空席だらけになりそうで大変だ,とお困りのご様子。  人口4万人の街で1293席の大ホールを埋めるのは,そりゃ大変だろう。最近は知らないが,僕が暮らしていた時分の東京だって,ピアノのコンサートは普通,500席程度の小ホールで開催されるものだったし,そ . . . 本文を読む

ハエ

2005-10-12 00:12:31 | アート・文化
 連休明けの大学に行ったら,一部の窓がハエだらけである。外が寒くなってきたので,入り込んできたのだろうか?  ロシアの現代芸術家にはカバコフとタラソフみたいに,ハエを主題にした作品を作っている人がいたりするので,多数のハエを見ても嫌悪感を催すどころか,懐かしさを感じるようになってしまったのが,我ながらちょっとまずいかもしれないと思う。  2003年の3月にペテルブルグに行ったら,ロシア美術館で . . . 本文を読む

クローン

2005-10-10 03:37:05 | アート・文化
 学会2日目。終わってから知り合いの人たちとコーヒーなどを飲んでいる時、ソ連ではクローン人間の実験を極秘でやっていたのでは、という噂話が話題となった。で、思い出したのが、ロシアの現代作家ソローキンのこと。小説『青い脂肪』やオペラ『ローゼンタールの子供たち』で好んでクローン人間を題材とするソローキンだが、それはSF的な関心や時事的な関心というよりは、ソヴィエト的な素材への関心なのかもしれない。こうい . . . 本文を読む

ロシア・サハリンフェスタ

2005-09-17 00:10:49 | アート・文化
 新千歳空港で「ロシア・サハリンフェスタ」というものをやっていた。マトリョーシカや琥珀のアクセサリーが売られたりしているのだが、ソ連の演劇のポスターや、サハリンの画家だというナターリヤ・キリューヒナの絵も展示されていて、少し知的な雰囲気でもあった。 . . . 本文を読む

福岡市美術館

2005-08-20 17:56:29 | アート・文化
 「アール・デコ」展を見るため,福岡市美術館に行った。  午後2時から「アール・デコの時代--パリ」と題した今橋映子さんの記念セミナーがあった。都市改造を目指した建築家ル・コルビュジェと,都市の周縁や細部を撮影した写真家ケルテスを対比させながら(そしてベンヤミンを参照しつつ),1920年代~30年代にパリがどのように見られていたか,という問題を考察した講演。無料だったので30分くらいかと思って気楽 . . . 本文を読む

アルタイの至宝展

2005-06-16 01:48:56 | アート・文化
 妻ののところに,『アルタイの至宝展』の図録が送られてきたので見せてもらった(妻がそのロシア語テクストを翻訳したのである)。  石器時代から現代までアルタイ地方に展開された諸文化を紹介した展覧会。  旧石器や土器,グリフィンをかたどった装飾品やシャーマンの用具なども興味深いが,マンモスの骨格標本とか刺青の入ったミイラとか派手な展示物もある。  それらは北海道を含む極東の北方文化とのつながりも . . . 本文を読む
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