知り合いに飲みに誘われて,睡眠不足と風邪気味で体調が絶不調だったので断ろうかとも思ったのだけれど,当日になって断るのも悪いし,仕事上の話で聞いておかねばならぬこともいくつかあったので,頑張って出かけてみた。閑散としているはずの地方都市の盛り場なのだが,それでもまだ景気良く飲む国家公務員の姿や(彼らにとっては給料日明けの週末なのである),遠い遠い町からこの辺境の町にやってきた女性の姿も見かけることができた。
飲み屋を出てから,家までタクシーに乗るところなのだけれど,給料も減っていることなので歩いてみた。思ったよりも近く,40分くらい歩いたら着いてしまった。4キロもなかったようだ。東京で学生をしていた頃は,歌舞伎町から下宿まで平気で歩いて帰ったもんなあ。あれは10キロ近くあったはずだ。普段,タクシーを使うおじさんたちに囲まれているので,学生の感覚をなくしていたのだな。お金は動かせなかったけれど,体は動かすことのできた,昔の気持ちを蘇らせなきゃな。